光学素子クリーニング治具キット

Holds Optics During the Cleaning Process
Ideal for Cleaning Optics Prior to Insertion into a Mount
Two Models Hold Optics up to Ø1.77" or Ø3.00"

SCL03-Based Kit

Clean Optics from Ø0.15" to Ø1.77"

FCF3

Specially Designed Fingers Hold
Optics for Cleaning

SCL04-Based Kit

Clean Optics from Ø0.15" to Ø3.00"

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概要
組立て
クリーニング
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特長

標準的な部品で構成された光学素子クリーニング治具
特別設計されたDelrin^®*製の5本のフィンガが光学素子を保持
様々な光学素子サイズに対応する2つのバージョンをご用意:
- SCL03/Mは、Ø3.8 mm～Ø45.0 mmの光学素子を保持
- SCL04/Mは、Ø3.8 mm～Ø76.2 mmの光学素子を保持
「ドロップ・アンド・ドラッグ」方式の光学素子クリーニング方法に最適

当社の光学素子クリーニング治具キットは、クリーニング中に光学素子を保持するよう設計されているので、両手で適切なクリーニングを行うことができます。各キットは、当社の標準オプトメカニクス部品で構成されています。治具の鍵となる部品は、当社の自動芯出しレンズマウント(SCL03/MまたはSCL04/M)です。これらは、クリーニング中に光学素子を素早く挿入・取り外しできるように設計されています SCL03/MおよびSCL04/Mにある標準的なDelrin製の取付用のフィンガは、その縁で光学素子の前面を固定します。これらのフィンガは、特別設計された取付けフィンガFCF3 と取り替えることができます。取り付けフィンガFCF3は、厚さ1.5 mm以上の光学素子を保持するので、光学素子の表面は取付面の上にあります。溶剤を湿らせたレンズティッシュを用いて、やさしく光学素子を拭く「ドロップ・アンド・ドラッグ」クリーニング法に適しています。また、折り畳んだティッシュとピンセットが使われる場合もあります。

当社のクリーニング治具キットを構成するその他の部品は、標準的な12 mm～Ø1/2インチ(Ø12.7 mm)ポスト、ポストホルダ、取付ベースおよびクランプです。キットを構成する全部品は個別に販売されていますので、お手元に無い部品のみを購入することができます。ポストホルダと光学テーブルにベースを固定する際に用いるM6キャップスクリュは、治具キットに含まれていません。このネジをお持ちでない方のために、M6キャップスクリュキットをご用意しております。

光学素子クリーニング治具キットの詳しい組立手順は、「組立て」タブでご覧いただけます。「ドロップ・アンド・ドラッグ」クリーニング法の詳しい手順は、「クリーニング」タブでご覧いただけます。他のクリーニング方法も含めた、当社がお勧めする一般的なクリーニング方法は、光学素子クリーニングチュートリアルでご覧いただけます。

このページでは、完全なクリーニング治具キットもしくは、既にお持ちの部品以外の個別部品を簡単にご注文いただけます。このページからご注文をいただける際は、各ご注文欄の上にある緑色の囲いの中に記載されたご注文手順をお読みいただきますようお願いします。

*DelrinはDuPont Polymers社の登録商標です。

光学素子クリーニング治具の組み立て

Needed Components and Tools
Imperial Components	Metric Components
Imperial Optics Cleaning Fixture Kit	Metric Optics Cleaning Fixture Kit
1, 3/8" Long 1/4"-20 Cap Screw*	1, 10 mm Long M6 Cap Screw*
2, 1/4" Washers*	2, M6 Washers*
2, 1/4"-20 Cap Screws for Securing the Base to the Optical Table or Breadboard*	2, 1/4"-20 Cap Screws for Securing the Base to the Optical Table or Breadboard*
3/16" Balldriver	5.0 mm Balldriver

*ネジおよび座金は個別でご提供していませんが、様々な種類のワッシャを含んだM6キャップスクリュキットをご用意しております。

光学素子クリーニング治具キットは、当社の標準部品を中心に設計されています。このページに掲載されている製品は当社の推奨品です。例えば、推奨品より少し長めのポストなど、必要に応じて置き換えることができます。ここでは、推奨品についてのみ言及いたします。代用品の適性についてのご質問は、当社までご連絡ください。

Imperial Optics Cleaning Fixture Kit with SCL03
上図は、組み立て前のØ3.8 mm～Ø43 mm光学素子用クリーニング治具キット一式です。上の写真では、インチ規格の型番が記載されていますが、ミリ規格の部品の型番は左から右へ順番に次の通りです。SCL03/M、M4止めネジ(ポストTR30/Mに付属)、FCF3(3つのクリーニングフィンガのセット)、TR50/M(高さ50 mmのポスト)、TR30/M( 高さ30 mmのポスト)、直角クランプRA90/M、PH50/M(高さ50 mmのポストホルダ)、ポストホルダ取付けベースBA2/M。

下にある写真と手順は、自動芯出しレンズマウントSCL03/MをベースとしたØ3.8 mm～Ø43 mm光学素子用のキットについて説明しています。この手順は、自動芯出しマウントSCL04/Mをベースとしたキットにも適用できます。

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標準のクランプ用フィンガを取り外します。

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FCF3を取り付けます。

ステップ 1: FCF3をレンズマウントに取付け
クランプを少し開き、フィンガのネジを回して、SCL03/MからDelrin製フィンガを取り除きます。次に、各フィンガFCS3を取り付けます(右図参照)。

Unscrew the standard fingers.
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SCL03/Mを30 mmポストに取り付けます。

ステップ 2: レンズマウントをポストに取付け
マウントSCL03/Mを付属のM4止めネジにより長さ30 mmのØ12.7 mmポストに取り付けます。

Unscrew the standard fingers.
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ポストホルダを取付ベースに取り付けます。

ステップ 3: ベースをポストホルダに取付け
M6ネジ(付属しておりません)とボール(六角)ドライバを用いて、ベースBA2/MをポストホルダPH2/Mに取り付けます。

Unscrew the standard fingers.
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ポストホルダへポストを挿入します。

ステップ 4: ポストをポストホルダへ挿入
TR50/MをPH2/Mに挿入します。このとき、ポストは約19 mmポストホルダから突き出ています。つまみネジを締めます。必要に応じて、ボールドライバを使い、つまみネジを完全に締めます。

Unscrew the standard fingers.
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直角クランプを取り付けます。

ステップ 5：直角クランプの取付け
直角クランプRA90/MをポストTR50/Mの奥まで挿入し、つまみネジを締めます。必要に応じて、ボールドライバを使い、つまみネジを完全に締めます。

Unscrew the standard fingers.
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光学マウントを取り付けます。

ステップ 6: 光学マウントアセンブリをベースアセンブリに挿入
ポストTR30/Mを直角クランプRA90の片側へスライドします。必要に応じてボールドライバを使い、つまみネジを完全に締めます。

Unscrew the standard fingers.
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治具をテーブルに固定します。

ステップ 7: クリーニング治具を光学テーブルまたはブレッドボードに固定
クリーニング治具は、光学素子を破損する機会を少なくするために、光学テーブルまたは、ブレッドボードへ固定することをお勧めします。ブレッドボードに適切な長さのM6ネジおよびM6用ワッシャで取付けベースをテーブルへ固定する際には、各スロットへ1つのネジを使うことをお勧めします。

これで、光学素子クリーニング治具の完成です。適切なクリーニング工程につきましては、「クリーニング」タブをご参照ください。

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レンズ用ティッシュを光学素子の上に保持します。

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溶剤を1、2滴垂らして、ティッシュを湿らせます。

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光学素子上のレンズ用ティッシュを引きます。

クリーニング治具キットによる光学素子のクリーニング

光学素子クリーニング治具の設計は、ここで紹介する"ドロップ・アンド・ドラッグ"クリーニング法を行っている間、光学素子を保持するのに適したものになっています。その他のクリーニング方法については、光学素子クリーニングおよび取り扱いチュートリアルをご覧下さい。

ステップ1: 光学素子の検査

まず光学素子を検査して汚れの位置を確認してください。これにより、光学素子を治具の正しい位置に置くことができ、ゴミを引きずることなく、光学素子から可能な限り素早くゴミを取り除くことができます。

ステップ2: 光学素子を治具へ挿入

自動芯出しレンズマウント上のアクチュエータのつまみを絞り、光学素子を挿入します。ドロップ・アンド・ドラッグ方法は、ミラーのように平坦な表面を持つ光学素子に適しています。なお、フィンガFCF3 は、厚さが1.5 mmより大きい光学素子を保持できるように設計されています。光学素子の底面がフィンガの太い部分の上に設置されていることを確認してください。

ステップ3: 光学素子のクリーニング

未使用で清潔なレンズ用ティッシュを、光学素子の上に(接触せずに)かざしてください。このとき、レンズ用ティッシュを引くことで、光学素子の表面を撫でるようにしてください。次に、光学素子の上にかざしたレンズ用ティッシュに、速乾性の溶剤を1、2滴垂らしてください。溶剤の重みにより、レンズ用ティッシュが光学素子表面に接触します。濡れたレンズ用ティッシュを、ゆっくりと確実に引いてください。このとき、レンズ用ティッシュが光学素子から離れてしまわないように注意してください。レンズ用ティッシュが光学素子の表面の端から完全に落ちてしまうまで引き続けてください。

拭き終わり後には、適度な量の溶剤がレンズ用ティッシュを湿らせていますが、光学素子の表面には目で見えるような拭き筋は残りません。光学素子を精査し、必要に応じてこの作業を繰り返してください。ただし、その際には新しいレンズ用ティッシュをご用意いただき、同じものは繰り返し使用しないでください。このクリーニング方法は、レンズ用ティッシュが素子表面にわずかしか接触しないことから、多くの方が採用しています。この方法は、光学素子の表面に小さな粒子や油分が付着した場合に有効です。汚れの具合が酷いときは、繰り返しのクリーニングが必要な場合もあります。

Posted Comments:

user (posted 2021-01-15 09:14:06.9)

I often need to clean phase plates that are 1/2’ in diameter and about 0,7mm thick. It is a pain, maybe you have something to offer? Or there are plans to upgrade this optics holder system?

YLohia (posted 2021-01-22 02:33:31.0)

Thank you for your feedback. Unfortunately, we don't have any options at the moment for that application or an upgrade in the pipeline. We will consider adding a version of the FCF3 that can accommodate thinner optics to our catalog in the future.

J Bianca Jackson (posted 2019-08-12 14:33:51.79)

The "Tweezers and Forceps" hotspot needs to be updated because the page that it links to does not feature forceps.

tcampbell (posted 2019-08-12 04:35:26.0)

Hello, thank you for contacting Thorlabs. We have updated this Related Items link with text and an image that better represent the items on the destination page.