Cerna®顕微鏡、6ポジション落射照明モジュール付き
- Equipped with Six-Position Epi-Illuminator Module
- Ready to Accept Objectives, Cameras, Filters, and
Illumination Sources
Cerna™ Microscope Kit 2
(Optical Table Not Included)
Cerna® Microscope Kit 2
(Optical Table Not Included)
Image of a mouse kidney acquired using a Cerna Microscope with the Chrolis™ LED Source and CS505MU Camera. Click here for the TIF composite. (Courtesy of the Lab of Dr. Peter Stys, University of Calgary.)
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特長
- 6ポジションの落射照明モジュールには高出力LED Solis®、高出力LED光源Chrolis™またはØ3 mm液体ライトガイドを取付け可能
- 対物レンズ下に広々としたスペースがあるので、試料装置、記録チャンバ、マイクロマニピュレータが設置可能
- 当社ほか主要メーカのCマウントカメラに対応
- 電動式対物レンズ焦点調整
- 10倍接眼レンズ付き三眼鏡筒
- 顕微鏡の光路の調整および変更が可能なモジュール設計
こちらのCerna® 顕微鏡の構成は、落射照明や反射光イメージングが必要な実験用途に適した光路となっています。この落射照明モジュールには蛍光フィルターセットを最大6つまで取り付けられるのでスペクトル分離した蛍光物質をターゲティングするのに適しています。また、顕微鏡本体の対物レンズ下にはスペースが十分にあり、当社のサンプルステージ、マイクロマニピュレータほかin vivoまたはin vitro試料の蛍光イメージングに必要なアクセサリが取り付けられます。対物レンズホルダは電動式で、25.4 mmの垂直移動により対物レンズの焦点調整を行います。
カメラポート付き三眼鏡筒は、接眼レンズを通して試料をリアルタイムで直接観察することができます。Cマウントネジ付きカメラポートは業界標準のほとんどのカメラに対応しますので、試料をリアルタイムでPC画面で観察したり、画像を取得して後で分析することも可能です。
Cernaのプラットフォームは、同様の機能を持つ他社の顕微鏡と比べてモジュール性があるため、実験によって簡単に取り付けまたは取り外すことができ、利便性・制御性が高くなっています。対物レンズの下には十分なスペースがあるためin vivoイメージングにも適しています。また、顕微鏡や高剛性スタンドに直接取付けが可能な固定式アームを使用してサンプルステージを対物レンズの下に配置することにより、in vitro試料の観察も可能です。 取付け面は様々な種類をご用意していますので、カスタム仕様の部品を実験システムに組み込むこともできます。
当社では幅広い実験パラメータに取り組めるよう、下表のとおり7種類のCerna顕微鏡の構成をご用意しています。お客様独自のニーズに応じた顕微鏡を共に構築することも可能です。詳しくは当社までご連絡ください。またお客様ご自身で顕微鏡を構築する際のCernaコンポーネントも個別にご提供しております。
Cerna Microscopes | Kit 1 | Kit 2 | Kit 3 | Kit 4 | Kit 5 | Kit 6 | Kit 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Objective Holder | Single | Single | Single | Dual | Dual | Dual | Dual |
Epi-Illumination | 1 Cube | Up to 6 Filter Sets | 1 Cube | Up to 6 Filter Sets | Up to 6 Filter Sets | Up to 6 Filter Sets | Up to 6 Filter Sets |
Trans-Illumination | - | - | Brightfield (Visible) | Dodt Contrast and Brightfield (Visible) | Dodt Contrast and Brightfield (Visible and NIR) | DIC Imaging and Brightfield (Visible and NIR) | DIC Imaging and Brightfield (Visible and NIR) |
XY Motion | - | - | - | - | Microscope Translator | - | Translating Platform |
Cerna® 顕微鏡Kit 2
こちらのCerna顕微鏡キットは、すべて当社のモジュール式コンポーネント のラインナップから構築されており、下記に説明するとおり、イメージングにおいて利便性の高い特長を備えています。当社ではこの顕微鏡の構成に追加できる対物レンズ、カメラ、ならびに照明モジュールを豊富に取り揃えており、実験に合わせて顕微鏡をカスタマイズすることが可能です。詳細は「顕微鏡のアドオン」タブをご覧ください。「キット構成部品」タブではこちらの顕微鏡に使用されている部品のほか、各部品の詳細(図面など)がご覧いただける製品ページへのリンクが詳しく記載されています。
落射照明
特長
- 6ポジションの落射照明モジュール(フィルターセットは別売り)
- 光源
- 高出力LED Solis®(アダプタSM2A56が必要)
- 高出力LED光源Chrolis™ほかØ3 mm液体ライトガイドを接続した光源(アダプタLLG3A6が必要)
この顕微鏡は6ポジションの落射照明モジュールを用いて複数の蛍光色素をターゲットとすることができます。6ポジションの落射照明モジュールは、光源からの光をイメージング光路に導入し、対物レンズを介して試料に照射します。試料から発生する蛍光がモジュール経由で接眼レンズやカメラに向かいます。顕微鏡の背面に付いているD3Tメス型アリ溝によって、多様な白色ランプを取り付けられます。照明用光路にはARコーティング付きのビーム調整用光学素子、視野絞り、シャッタが含まれています。
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このCerna® 顕微鏡キットには6ポジションのフィルターターレット付きの落射照明モジュールが付いています。フィルタの位置は刻み目付きのホイールに表示されています。このホイールでターレットを回転させます。
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回転式ターレットは、最大6個のフィルターセット(別売り)を収容できます。
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落射照明モジュールの背面にはD3Tメス型アリ溝があり、液体ライトガイドやLEDを取り付けることができます。
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95 mm光学レールに基づいた顕微鏡本体
顕微鏡ボディ
特長
- 広い作業スペース:光路からレール端までは196.6 mm
- アリ溝付き取付け面に各モジュールの取付け、取り外しが可能
- 本体高さ350 mmには高剛性スタンドや固定式アーム付のサンプルステージが取り付け可能
- 作動距離25.4 mmの電動式焦電モジュール付き
- 95 mmレールプラットフォームに対応
高さ350 mmの95 mm 精密光学レールはこの顕微鏡の基幹部となっており、長期安定性と振動ダンピングに優れています。 アリ溝付き取付け面により、不要なモジュールが取り外せるので、作業スペースもカスタマイズの幅も広がります。 レールの高さが異なる顕微鏡ボディもございます。詳細についてはこちらをご参照ください。
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この顕微鏡にはワイドフィールド観察・撮像用に三眼鏡筒とカメラポートが付いています。
ワイドフィールド観察・撮像
アドオン: ワイドフィールド観察・撮像
特長
- 固定倍率のCマウントネジ付きカメラポートがほとんどの業界標準カメラに対応
- 接眼レンズの倍率は10倍、眼幅調整が可能
三眼鏡筒とカメラチューブによりワイドフィールド観察・撮像が可能です。接眼レンズは眼幅調整ができ、それぞれを回転させることで眼にあわせて焦点が粗調整できます。
付属のカメラチューブには対物レンズからの光をカメラセンサに結像するのに必要な光学素子すべてが入っています。カメラチューブの上部に付いているCマウント外ネジは、当社のサイエンティフィックカメラほか主要メーカのカメラを取り付けられます。 カメラポートやカメラチューブのオプションについての詳細は、こちらをご参照ください。
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このCerna顕微鏡には単対物ホルダが付いています(対物レンズは付属しません)。
対物レンズ用ホルダ
アドオン: 対物レンズ
特長
- M32 x 0.75ネジ付き対物レンズ用
- 付属のアダプタ:
- M25 x 0.75内ネジ付き
- RMS 内ネジ付き
単対物ホルダは、顕微鏡ボディの電動式取付けアームに6つのM4ザグリ穴を使って取り付けられます。アームに取り付けられた単対物ホルダで、対物レンズを25.4 mmの作動距離で電動移動させることができます。単対物ホルダには、対物レンズ取付け用にM32 x 0.75のネジ付きポートと、60 mmケージシステムに対応する4つの#4-40タップ穴が付いています。他の一般的な対物レンズ用に、M25 x 0.75およびRMSネジに対応する顕微鏡用ネジアダプタが2つ付属します。複数の対物レンズの取付けをご希望の場合はは、こちらをご参照ください。顕微鏡対物レンズは別途ご購入が可能です。またご要望により、Nikon社またはOlympus社の対物レンズのお見積りも承っております。詳細は当社へお問い合わせください。尚、システム全体の倍率はお選びいただく対物レンズに依存します。詳細は顕微鏡対物レンズ、走査レンズ、チューブレンズのチュートリアルのページをご参照ください。
こちらのキットはすべて当社のモジュール式Cerna®コンポーネントで構築されています。下記リストには付属製品が掲載されています。
Item # | Description | Photo (Click to Enlarge) |
---|---|---|
Microscope Body | ||
CEA1350 | Cerna Microscope Body with Epi-Illumination Arm, 350 mm Rail Height | |
Widefield Viewing | ||
LAURE1 | Trinoculars with Eyepieces | |
TC1X | 1X Camera Tube with C-Mount | |
Epi-Illumination | ||
CSE2100 | Epi-Illuminator Module for Six Filter Sets | |
Objective Holder | ||
CSN100 | Single-Objective Nosepiece | |
PLSZ | Motorized Module with 1" Travel, 95 mm Dovetail | |
PLSZ1 | Angle Bracket for Edge-Mounted Arms | |
MCMK3 | 3-Knob USB HID Joystick | |
MCM301 | Three-Channel Controller for Motorized Rigid Stands and PLS Series Stage | |
Objective Threading Adapters | ||
M32M25S | External M32 x 0.75 Threads and Internal M25 x 0.75 Threads | |
M32RMSS | External M32 x 0.75 Threads and Internal RMS Threads |
実験用途に合わせたCerna顕微鏡の構築
Cerna顕微鏡のプラットフォームはモジュール式で柔軟性が高いため、さまざまな実験用途の厳しい要求に応えることが可能です。お客様独自の顕微鏡の設計・自作をご検討の際は、是非当社までご相談ください。
厳選されたアクセサリ
この顕微鏡を使用してイメージングを行うには、サイエンティフィックカメラ、落射照明用光源、フィルターセット、対物レンズおよびサンプルホルダが必要です。多くの場合、実験データの質はその実験に合ったアクセサリを厳選することにより向上させることができます。そのため、当社ではCerna®顕微鏡が様々なアクセサリに対応できるよう努めてきました。下記では当社が製造または販売するCerna顕微鏡の対応部品を比較しています。また、当社以外のメーカが設計する機器も可能な限り明記しています。
内容
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このカメラポートでは試料からの光を固定の倍率で観察することができます。
ワイドフィールド観察・撮像用サイエンティフィックカメラ
- 視野をPC上に可視化
- Cerna顕微鏡にはCマウントカメラの取付けが可能
当社では様々なイメージングのニーズに最適化されたサイエンティフィックカメラをご用意しております。カメラを用いることで、PC画面に視野の画像を表示し、さらに保存してその後の参照用とすることができます。PC上で試料を観察できるため、当社のモーションコントロールアクセサリ(下記参照)を使用して遠隔操作による試料の位置決めも可能です。そのため、感度の高いセットアップでも、手からの余計な振動を伝えることなく試料を動かすことができます。
Cerna顕微鏡キットには、像面における倍率が固定のカメラチューブが含まれています。
この顕微鏡にはCマウントネジ付きカメラを取付けることができます。 当社ではQuantalux® sCMOSカメラCS2100M-USBをお勧めいたします。詳細については下記をご覧ください。その他のサイエンティフィックカメラについてはこちらのラインナップをご覧ください。
CS2100M-USB Specifications | |
---|---|
Product Photo (Click to Enlarge) | |
Sensor Type | Monochrome sCMOS |
Effective Number of Pixels (Horizontal x Vertical) | 1920 x 1080 |
Imaging Area (Horizontal x Vertical) | 9.6768 mm x 5.4432 mm |
Pixel Size | 5.04 µm x 5.04 µm |
Optical Format | 2/3" (11 mm Diagonal) |
Max Frame Rate | 50 fps (Full Sensor) |
Sensor Shutter Type | Rolling |
Peak Quantum Efficiency | 61% at 600 nm |
PC Interface | USB 3.0 |
Housing Dimensions | 2.77" x 2.38" x 1.88" (70.4 mm x 60.3 mm x 47.6 mm) |
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液体ライトガイド(LLG)取付け用D3Tアリ溝付きアダプタで6ポジション落射照明モジュールにLLGを取り付け可能
落射照明用光源
- 白色光源が対物レンズを通して視野を照射
- LED Solis®、LED光源Chrolis™またはØ3 mm液体ライトガイドに接続した光源が使用可能
- 特定の蛍光色素に応じたフィルターセットで光を調整
このCerna顕微鏡に付属する6ポジション落射蛍光照明モジュールには、可視領域で発光する広帯域の白色光源が必要です。広帯域発光は、スペクトル分離した吸収波長を有する蛍光色素に対して様々な光刺激を与えることができます。 一般的な蛍光色素に対応するフィルターセットは下記をご参照ください。
LED照明Solisは、可視域全体の広いスペクトルを有するLEDを含め、複数の波長のLEDを取り揃えています。これらのLEDは、ドライバDC20もしくはDC2200を使用して制御できます。Solis LEDにはコリメートレンズが装備されています。また、アリ溝用アダプタSM2A56を使用して落射照明モジュールの背面に直接取り付けることができます。
こちらのLED光源Chrolisはカスタム構成が可能で、6個のLEDからの出力光を1本の液体ライトガイド(LLG)に効率的に結合することができます。最大6波長までの光源を必要とする蛍光イメージングに適しています。予めLEDをセットした2種類の光源のほかに、カスタム構成による光源もご提供しています。詳細については製品ページをご覧ください。Chrolis光源はアダプタLLG3A6を用いて落射照明モジュールに取り付けることができます。このアダプタはあらゆるØ3 mm液体ライトガイドをメス型D3Tアリ溝に接続するとともに、コリメート光を出力します(右上の画像参照)。
LED SOLIS® の特長 | LED光源Chrolis™ の特長 |
Filter Transmission Spectraa | ||
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Item # | Target Fluorophore | Transmission Graph (Click for Plot) |
MDF-BFP | BFP (Blue Fluorescent Protein) | |
MDF-GFP2 | Alexa Fluor® 488 | |
MDF-MCHAb | mCherry | |
MDF-MCHCb | mCherry | |
MDF-TOM | tdTomato |
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当社のフィルターセットMDF-GFP2
落射蛍光用フィルターセット
- 特定の蛍光色素の励起や検知用に落射照明の調整
- フィルターセットを6つまで同時に取付け可能
- 当社の蛍光フィルターセット もご提供
- 主要メーカの蛍光フィルターセットにも対応
この顕微鏡に付属する落射蛍光照明モジュールには、フィルターセットを6つまで同時に取り付けることができます。 ターレットを手動で回転させてフィルターセットを切り替えることができます。この顕微鏡に付属する落射照明モジュールCSE2100の特長についての詳細は、こちらをご参照ください。
当社のフィルターセットは励起フィルタ、吸収フィルタおよびダイクロイックミラーで構成されており、業界標準サイズでご用意しております。励起および吸収フィルタの標準的なサイズはØ25 mmで、ダイクロイックミラーの標準的なサイズは25 mm x 36 mmです。したがって、Cerna顕微鏡はすべての主要メーカのフィルタに対応しています。
右の表にはよく使用されるフィルターセットと対象となる蛍光色素が記載されています。当社のフィルターセットの全ラインナップについては、こちらをご参照ください。
対物レンズ
- Cerna顕微鏡Kit2はM32 x 0.75ネジ付き対物レンズを直接取り付け可能
- 主要メーカの対物レンズが取り付け可能なネジアダプタが付属
- M25 x 0.75ネジ付き対物レンズ(Nikon社)用
- RMSネジ付き対物レンズ(Olympus社)用
キット付属の単対物ホルダには、対物レンズ取付け用のM32 x 0.75ネジ穴が1つあります。新しいワイドフィールド顕微鏡用対物レンズにはM32 x 0.75ネジ規格が使用されており、後方開口も従来より大きくなっています。M25 x 0.75とRMSネジアダプタはOlympus社およびNikon社のほとんどの対物レンズに対応できるよう付属しています。下の製品は顕微鏡キットによく使用されるNikon社製広視野対物レンズです。これらの対物レンズは、真鍮製顕微鏡アダプタM32M25Sを使って、顕微鏡内の単対物ホルダCSN100に取付けられます。 当社では他の対物レンズもご提供しています。また、ご要望により、当社ウェブサイトに掲載のない他社製対物レンズにつきましてもお見積り対応させていただきます。詳細は当社へお問い合わせください。
サンプルステージとホルダ
- 高剛性スタンドで試料を対物レンズ下またはその周囲で保持
- スライド、ペトリ皿、ウェルプレート、記録チャンバ、マイクロマニピュレータ、およびカスタムインサート用
- 25.4 mmのXY作動距離を有する移動ステージもご用意
- 固定式アームにより高速XYステージ、レンズチューブ、ケージシステムが光路に直接配置可能
当社ではCerna顕微鏡の対物レンズ下に取り付ける試料用に様々な構成が可能なソリューションをご用意しております。高剛性スタンドには複数のプラットフォームがあり、スライド、ペトリ皿、記録チャンバ、マイクロマニピュレータ、そしてカスタムインサートが取り付け可能です。カラーが付いていて決められた高さや角度にロック可能です。当社ではこの高剛性スタンド用に移動ステージも製造しており、試料を電動で水平移動させることができます。
固定式アームは顕微鏡ボディの全長に沿って付いているアリ溝に直接取り付けられるため、サンプルステージを顕微鏡のどの高さにも設置可能です。構成済みのサンプルホルダには固定式アームCSA1000に高速XY走査ステージMLS203-1をご使用ください。このステージは当社のピエゾ駆動インサートMZS500-Eを加えることにより、高分解能なZ軸調整も可能となります。 または固定式アームCSA1001ならびにCSA1002は当社のオプトメカニクス部品の幅広いラインナップに対応しますので、カスタム仕様のサンプルホルダ構成や光学素子をこの顕微鏡に簡単に組み込むことができます。
下はよく使用されている製品です。Cerna部品の製品ページではすべてのサンプルホルダがご覧いただけます。
高剛性スタンド
Click to Enlarge 長方形インサートホルダ付き高剛性スタンドMP10M/M | Click to Enlarge レコーティングチャンバーホルダMPRC/M、ポストMPP15、 | Click to Enlarge プラットフォーム付き高剛性スタンドMP10/M
|
固定式アーム
Click to Enlarge 固定式アームCSA1000
| Click to Enlarge 固定式アームCSA1001 | Click to Enlarge 固定式アームCSA1002 |
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顕微鏡の各部品をクリックするとそれぞれの機能がご覧いただけます。
顕微鏡の原理
ここではCerna®顕微鏡の一般的な機能について説明しています。右にある顕微鏡の図の各部品をクリックいただくか、下記のリンクをクリックいただくとCerna顕微鏡を組み上げて試料を可視化する方法についてご覧いただけます。
用語
アーム:部品を顕微鏡の光路に合わせて保持
バヨネットマウント:内ネジのL字型スロットとそれに嵌合する外ネジのタブを用いた機械的なマウント方式
ベローズ(蛇腹):アコーディオン状のゴム製側面を持つチューブ。顕微鏡ボディと対物レンズとの間の光路を遮光しながら伸縮させることが可能です。
ブレッドボード:光学系の自作用に、タップ穴が等間隔に配列された平坦なボード
アリ溝式:多数の顕微鏡部品に採用されている機械的な取付け方式。直線形状のアリ溝は、取り付ける部品を固定する前に一定の方向に沿って柔軟に位置決めができます。これに対し、円型アリ溝は部品を1箇所に固定します。詳細については「顕微鏡のアリ溝」タブまたはこちらをご覧ください。
落射照明:観察装置と同じ向きから試料を照らす照明。落射蛍光、反射型および共焦点顕微鏡は、落射照明で使用するイメージング手法の例です。
フィルターキューブ:フィルタやその他の光学素子を正確な位置で保持する顕微鏡用のキューブ。例えば、フィルターキューブは蛍光顕微鏡法および反射型顕微鏡法に不可欠です。
ケーラー照明:様々な光学素子を使用して試料面の視野内をデフォーカスしたり視野内における光の強度を平坦にしたりする手法。この手法にはコンデンサおよび光コリメータが必要です。
対物レンズ用ホルダ(レボルバ):顕微鏡の対物レンズを光路上に固定する際に使用するアーム
光路:光が顕微鏡を透過する際にとる経路
レール高:顕微鏡ボディのサポートレールの高さ
懐深さ(作業空間の奥行き):光軸から顕微鏡ボディのサポートレールまでの間の距離。懐深さのサイズは、作業高さとともに、顕微鏡を使用する際の作業空間の大きさを決定します
透過照明:観察装置に対して反対側の面から試料を照らす照明。明視野、微分干渉法(DIC)、Dodt勾配コントラスト、および暗視野顕微鏡法は、透過照明を利用したイメージング手法の例です。
作業高さ:顕微鏡ボディのサポートレール高にベース高を加えた高さ。作業高さのサイズは、懐深さとともに、顕微鏡を使用する際の作業空間の大きさを決定します。
Cerna顕微鏡のボディ
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顕微鏡ボディの詳細
顕微鏡ボディ
顕微鏡ボディはあらゆるCerna顕微鏡の土台となります。 サポートレールに使用している95 mmレールは、厳しい角度公差が得られるよう加工されているため、光路のアライメントや光学テーブルへの垂直な設置が確実に行えます。サポートレールの高さは350~600 mmから選択できますが、この高さによって実験用・顕微鏡用部品を使用できる縦方向の空間の大きさが決まります。 光路からサポートレールまでの懐深さは196.5 mmあるため、広い実験用スペースが得られます。顕微鏡ボディに部品を取り付ける際はサポートレール上の直線的なアリ溝を使用しますが、部品によっては落射照明アーム上の円型アリ溝が使われます。 詳細については、「顕微鏡のアリ溝」タブまたはこちらをご覧ください。
Cerna顕微鏡には、上から(黄色)または下から(オレンジ)照射するタイプの照明が使用可能です。どちらのタイプにも照明光源(緑)が付いています。
照明
Cerna顕微鏡では、試料を上から(落射照明、右図で黄色に色付けされた部品参照)または下から(透過照明、オレンジ色に色付けされた部品参照)の2方向から照射することができます。
落射照明は、観察装置と同じ側から試料を照らす照明です。したがって、照明光源(緑色に色付けされた部品参照)からの光と試料面からの光は部分的に光路を共有します。これは蛍光、共焦点および反射型顕微鏡に使用されます。落射照明モジュールは光を光路に沿って導き調節します。円型のD1Nアリ溝を使用して顕微鏡ボディの落射照明アームに取り付けます(詳細については「顕微鏡のアリ溝」タブまたはこちらをご覧ください)。複数の落射照明モジュールや、カスタマイズ用のタップ穴が等間隔で配列されたブレッドボードトップを取り付けることができます。
透過照明:観察装置に対して反対側の面から試料を照らす照明です。明視野、微分干渉法(DIC)、Dodt勾配コントラスト、斜光および暗視野顕微鏡法などのイメージング手法に使用されます。 透過照明モジュールは光を調節し(一部のモデル)、光路に沿って光を導きます。直線的なアリ溝を使用して顕微鏡ボディのサポートレールに取り付けます(詳細については「顕微鏡のアリ溝」タブまたはこちらをご覧ください)。イメージング手法によっては、ビーム特性を変更するために追加の光学素子が必要となりますが、このような光学素子は、レンズチューブやケージシステムを使用して光路に簡単に組み込むことができます。また、当社では、入射したコリメート光から最適なケーラー照明を生むために使用するコンデンサもご用意しています。コンデンサは取付けアームに装着し、サポートレールから一定の距離の光路上に固定します。このアームは、コンデンサを試料と透過照明モジュールにアライメントするための焦準モジュールに取り付けます。
Epi-Illumination Modules | Breadboards & Body Attachments | Brightfield | DIC | Dodt | Condensers | Condenser Mounting | Light Sources |
試料面からの光は対物レンズ(右図で青色に色付けされた部品)によって集められ、三眼鏡筒または光学ポート(ピンク色に色付けされた部品)を使用して観察されます。
試料の観察/記録
照明ができたら、顕微鏡を使用して試料を観察します。顕微鏡には試料面に光を集光し(右図で青色に色付けされた部品参照)、生成した画像を可視化する(ピンク色に色付けされた部品参照)機能が必要です。
顕微鏡の対物レンズは、光を集め、試料面からの光を拡大してイメージングを行います。Cerna顕微鏡の対物レンズは対物レンズ用レボルバ(ホルダ)にネジ止めされ、顕微鏡ボディのサポートレールから一定の距離の光路上に固定します。対物レンズ用レボルバ(ホルダ)は電動焦準モジュールに固定し、対物レンズの焦点を合わせたり、試料を取り扱う際に対物レンズの位置をずらしたりすることができます。対物レンズとの間を遮光できるように、顕微鏡にはベローズが付いています(図には記載なし)。
試料観察およびデータ取得用に様々なモジュールをご用意しています。三眼鏡筒には視点が3箇所あり、カメラを使用した場合と同様に試料を直接観察できます。ダブルカメラポートが2つの観察チャンネル内で光路を変更または分岐します。カメラチューブの選択により像の倍率を低く、もしくは高くさせることができます。データ取得用に、当社ではカメラおよび光電子増倍管チューブ(PMT)をご用意しています。PMTは共焦点顕微鏡の蛍光信号を検出する際に必要です。ブレッドボードトップを使えばカスタム設計の撮像セットアップを構築できます。モジュールは円型アリ溝を使用して顕微鏡ボディに取り付けます(詳細については「顕微鏡のアリ溝」タブまたはこちらをご覧ください)。
右図の高剛性スタンド(紫色)はご提供可能な試料取付けオプションの1例です。
試料/実験機器の取付け
様々な試料や機器の取付けオプションによって、顕微鏡システムの広い作業スペースを有効利用することができます。大きな試料および補助装置は取付けプラットフォームを使用して設置することができます。このプラットフォームは顕微鏡ボディの辺縁に置くことができ、タップ穴が等間隔で配列されたブレッドボードに対応しています。小さな試料は高剛性スタンド(右図の紫色に色付けされた部品)に取り付けることができます。高剛性スタンドには多様な試料調製法やデータ取得手法に対応したホルダが付属しており、たとえばスライドやウェルプレート、ペトリ皿などに対応できます。一般的な試料マウント方法の場合は、手動XYステージを使用して試料スライドを顕微鏡ボディに直接取り付けることもできます。高剛性スタンドは電動ステージ(別売り)を用いて駆動できます。また可動型取付けプラットフォームには電動または手動移動用の機構が内蔵されています。顕微鏡で複数の実験を同時に行いたい場合は、高剛性スタンドを取付けプラットフォームの上部に取り付けて、複数の装置を個別にかつ同期させて動作させることができます。
Cerna顕微鏡の構成は、ご希望に合わせてカスタマイズすることが可能です。下記にはKit 2を構成する全てのコンポーネントが掲載されています。 数量の欄にはデフォルトで「1」が記入されていますが、こちらの数量をご希望に応じて追加もしくは削除した上で、「Add Kit」ボタンをクリックいただくと、そのままお見積り依頼にお進みいただけます。 また、DIY Cernaコンポーネントから製品を追加して顕微鏡の構成を更にカスタマイズすることも可能です。Kit 2の各コンポーネントについての詳細は「キット構成部品」タブをご参照ください。