LN変調器用自動バイアスコントローラー


  • Quadrature, Peak, and Null Automated Modes
  • Ditherless and Constant Bias Modes
  • Built-In VOA for Power Control
  • Models for 770 – 980 nm or 1250 – 1610 nm

Touchscreen interface shown with external laser source
and fiber-coupled EO modulator connected to the bias controller.

MBX2

Bias and Power Controller for External Modulators,
770 - 980 nm Wavelength Range

Related Items


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MBX Bias Controller Block Diagram
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変調器バイアスコントローラMBXシリーズの内部構成図
詳細については「動作」のタブをご覧ください。

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特長

  • ファイバ出力型のLN強度変調器に対応
  • 2種類の波長範囲をご用意
    • コントローラMBX2: 770~980 nm
    • コントローラMBX: 1250~1610 nm
  • 強度変調器の全自動または固定電圧バイアスコントロール
    • 自動Quadrature、Peak、Null設定モード:ディザあり
    • 自動Constant Ratio(比率一定)モード:ディザなし
    • 固定電圧(バイアス一定)モード:ディザなし
  • 内蔵の可変光減衰器(VOA)による自動または手動出力制御
  • 3種類の校正波長
    • コントローラMBX2: 785 nm、852 nm、940 nm
    • コントローラMBX: 1310 nm、1550 nm、1590 nm
  • タッチパネル、またはUSBあるいはRS-23接続を介したリモート制御

当社のバイアスコントローラMBXシリーズは、信号速度に関わらずあらゆるファイバ出力型(LiNbO3、ニオブ酸リチウム)強度変調器のDCバイアス電圧と光出力を精密に制御します。コントローラMBX2の動作波長範囲は770 nm~980 nmです。タッチパネル式のインターフェイスから785 nm、852 nm、940 nmでの光出力の校正値を選択することができます。コントローラMBXの動作波長範囲は1250 nm~1610 nm(O~Lバンド)です。タッチパネル式のインターフェイスから1310 nm、1550 nm、1590 nmでの光出力の校正値を選択することができます。こちらのフル機能型変調器バイアスコントローラは、研究開発においても製造環境においても、外部レーザ、LN強度変調器、信号源、RF増幅器を個別に用意したカスタム構成に適用できます。

動作モードは複数ご用意しています。自動バイアス制御では、正しいセットポイントを維持できるようDCバイアス電圧の連続的な調整を行い、ディザありまたはディザなし(ディザレス)をお選びいただけます。ディザありモード時、ディザトーンを周波数1~10 kHから選択し、パイロットトーンとして使用します。ディザありモードでは、異なる動作モード(Peak、Null、またはQuadrature)で変調器にバイアスをかけます。これらの動作ポイントついては、「動作」タブ内の変調伝達関数のグラフをご参照ください。ディザなしで、かつ自動バイアス制御が必要な用途ではConstant Ratio(比率一定)モードをお選びください。各コントローラは固定電圧や、お客様設定のDCバイアス電圧を変調器にかけるディザなしのConstant Bias(バイアス一定)モードでも操作可能です。このモードは短時間の測定に便利ですが、変調器のドリフトを追跡できる機能がないため、数分以内の測定にご使用ください。

MBXシリーズのコントローラは2通りの方法で制御できます。最もシンプルな方法はタッチパネルの使用で、機器のすべての機能が制御可能です。また、これらの機器は背面パネルにあるRS-232またはUSBポートを介してリモート制御も可能です。「動作」タブでは、グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)ならびにカスタマイズ可能な機能について説明しています。また、Remote Control User Guide(リモート制御の利用ガイド)と、ダウンロード可能なリモート操作用ソフトウェアツール(「ソフトウェア」タブ参照)もご提供しています。

関連製品
これらのコントローラは様々な用途条件に合うよう当社が開発したファイバ出力型のLN変調器ドライバや制御機器関連製品の1つです。各機器の主な特長は「セレクションガイド」タブに記載されています。さらにカスタマイズされたドライバやコントローラが必要な場合には当社までお問い合わせください。当社ではこちらの機器にご使用いただけるLN変調器も多数ご用意しております。

General System Specificationsa
Item #MBX2MBX
System
Optical Input Power
(from External Laser)
20 dBm (Maximum)
22 dBm (Absolute Maximum)
Wavelength Range770 - 980 nm1250 - 1610 nm
Power Calibration Points785 nm, 852 nm, and 940 nm1310 nm, 1550 nm, and 1590 nm
Bias Voltage Range±10 V
Bias ModesQuadrature (Positive and Negative Slope)
Peak
Null
Manual (Constant Ratio and Constant Bias)
Dither Frequency Rangeb1 to 10 kHz
Dither Amplitude Rangeb20 mV to 2 V
Internal Optical FiberPM780-HPPM Ports: PM1300-XP
SM Ports: SMF-28c
Internal Controld
Power Monitor Accuracye±0.5 dBm
Power Monitor Resolutione0.01 dBm
Power Monitor Insertion Lossf0.15 dB0.1 dB
VOA Insertion Loss0.75 dB0.4 dB
VOA Response Time1 s
Connectors
Fiber ConnectorsFC/APC, 2.0 mm Narrow KeyFC/PC, 2.0 mm Narrow Key
Bias Out SMA Female
I/OHD-DB15
RS-232DB9
Mechanical
Dimensions322.3 mm x 250.0 mm x 134.8 mm
(12.69" x 9.84" x 5.31")
Weight3.8 kg (8.4 lbs)
  • 特に記載がない限り、全ての値は典型値です。
  • 調整可能
  • レーザ入力ポートと変調器への出力ポートは偏波保持ファイバ対応、変調器からの入力ポートと最終的な光の出力ポートはSMファイバ対応
  • 校正波長での仕様
  • 3つの内部モニタすべてに該当
  • 1台のモニタにつき
Power and Environmental Specifications
ParameterMinMax
Main AC Voltage100 VAC250 VAC
Power Consumption-60 VA
Line Frequency50 Hz60 Hz
Operating Temperature10 °C40 °C
Storage Temperature0 °C50 °C
Humiditya5% Relative Humidity85% Relative Humidity
  • 結露無しの環境
MBX Series Bias Controller Block Diagram
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変調器バイアスコントローラMBXシリーズの内部構成図
詳細については「動作」タブをご覧ください。

システムの概要

右の図はMBXシリーズ変調器バイアスコントローラの内部構成です。ファイバ光路は赤の矢印、電気接続は青の矢印で示されています。レーザ入力ポートから入射された光は、外部変調器へ出射される前にMonitor 1で光パワー値が読み取られます。変調器からつながる入力ポートから戻った光は、可変光学減衰器(VOA)ベースの光出力制御システムを通り、最終的な光出力ポートから出射されます。自動ならびに手動バイアス制御はMonitor 1ならびにMonitor 2の強度値を参照して行われます。光出力コントローラはMonitor 2ならびにMonitor 3の強度値を使用して光出力を制御、安定化させます。背面パネルにはモニタや制御機能を追加するための出力ポートが付いています。

Modulator Bias Controller System Wavelength Settings Screen
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図2:システムの波長選択画面
Bias Controller Main Menu
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図1:ホーム画面
Modulator Bias Controller Dither Settings Screen
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図3:バイアスコントローラの設定画面
ディザ振幅の調整
Modulator Bias Controller Modulator Operating Mode Settings Screen
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図4:バイアスコントローラの設定画面
バイアスモード設定
Modulator Bias Controller LiNbO3 EO Modulator Transmission Function
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図5:強度変調器のバイアス設定値
Vπ は半波長電圧
Modulator Bias Controller Variable Optical Attenuator Settings Screen
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図6: 光出力を調整するVOA設定画面

機器制御

すべての機能はグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)で制御可能です。各変調器コントローラは、指で押してもプラスチックスタイラスペンでタップしても反応する抵抗膜方式のタッチパネルディスプレイを採用しています。スクリーン上の矢印ボタンの代わりに本体の前面パネルに付いているノブを回して、設定値を素早く変更することもできます。その場合、ノブを(カチッというまで)押すことにより新しい設定値が確定します。また機器は背面パネルのコネクタを介して送られるシリアルコマンドでも駆動可能です。この操作方法は、Remote Control User Guideをご参照ください。また、変換機のリモート制御を示したWindowsプログラムは「ソフトウェア」タブからダウンロード可能です。

図1に示されているコントローラのホーム画面は3つのメインセクションに分かれています。中央各欄の右上に表示される緑の点は、機能が安定していることを示します。この点は機能を安定化させている間は点滅します。

  • 左欄:
    • ボタンが各機能のオンオフ状態を示しています。
    • オンオフの切り替えはボタンをタップしてください。
  • 中央欄:
    • 各制御機能の現在の動作パラメータを示しています。
    • この欄をタップすると各機能の設定ページが表示されます。
  • 右欄:
    • 様々なユーティリティやヘルプ機能にアクセスするボタンです。
    • 現システム設定を見たり、カスタマイズする場合にタップしてください。

GUIで設定可能な機能や制御値は下記で詳しく説明しています。

システムの波長設定

システム波長は図2のMenuページで選択できます。システム波長を選択することにより、コントローラ内の強度モニタに適用される校正設定が指定されます。使用しているレーザ光源に1番近い波長にパワーモニタの校正波長を設定します。

変調器コントローラMBXシリーズは1250 nm~1610 nmの波長範囲で使用可能ですが、校正値は1310 nm、1550 nm、1590 nmの3つの波長でご用意しております。これらの3つの波長はOバンド、Cバンド、Lバンドの中心波長です。コントローラMBX2は780 nm~980 nmの波長範囲で使用可能ですが、校正値は785 nm、852 nm、940 nmの3つの波長でご用意しております。

変調器バイアスコントローラ

バイアスコントローラとVOAの設定は、ホーム画面の中央をタッチすると、設定を調整できるページにアクセスします。図3はバイアスコントローラQuadratureモードの設定画面です。白いフォントのパラメータは、機能ボタンで変更します。画面右側に表示される機能ボタン構成は各パラメータにより異なります。オレンジ色のフォントのパラメータはこの画面でモニタはできますが、設定はできません。ディザのオンオフの切り替えは、画面中央の該当部をタップします。ディザについては次のセクションで詳しく説明します。このスクリーンショットはディザの振幅が選択されています。設定値は画面右の矢印をタップして調整できます。チェックマークをタップして値を確定し、Xをタップして変更をキャンセルします。設定値は筐体前面パネルのノブを回して変更することもできます。その場合、ノブを(カチッというまで)押すことにより新しい設定値が確定します。

バイアス設定画面
バイアス設定画面は、動作モードの選択とカスタマイズに使用します。カスタマイズするにはModeの右欄をタッチし、画面右の機能ボタンを使用します。図4ではPEAK、QUAD、NULL、MANの機能ボタ示されています。

4つの内Peak、Quadrature、Nullの3つの自動動作モード領域は、図5の変調伝達関数グラフを参照してください。これらのモードの1つが選択されると、変調器がそれぞれのバイアス設定値を維持するため、ディザトーンが使用されます。ディザトーンは、温度変動に敏感な変調器で経時的に起こるドリフトを補償することにより、安定したバイアス設定値を維持するロックインアプローチの一部です。ディザトーンは1~10 kHzの周波数の間で設定でき、トーンの振幅も選択できます。Quadratureモードでは正または負の勾配のどちらでも動作が可能です。

ディザレスで、かつ、自動でバイアス値の維持が必要な用途には、MBXシリーズコントローラのConstant Ratio(比率一定)モードを使用できます。図4にある画面右のMAN機能をタップし、比率と勾配値を設定することにより有効になります。こちらのモードではMonitor 1とMonitor 2の強度値の比率が設定値で維持されるようバイアス電圧を調整します。Slope設定では変調器の電圧増加による光出力の増加または減少の選択ができます。

短時間の動作であれば、バイアス電圧を固定しディザトーンなしでお使いいただくのが便利です。このコントローラでは固定バイアス電圧を適用する方法が2つあります。Quadrature、Peak、Nullのいずれかのモードで動作させる場合、Ditherの値をタップすることでオンとオフが切り替えできます。ディザがオフの場合、固定バイアス電圧は自動バイアス電圧時の直近の電圧値で維持されます。これにより、ディザトーンなしで、素早く測定することが可能です。その際、変調器は一般的な変調器伝達関数の設定値でバイアスされています。Constant Biasモードは、Mode部分をタップし、続けて画面右のMAN機能ボタンをタップすることによりアクセスできます。このページでは自動のConstant Ratioまたは固定電圧のConstant Biasモードを有効にし、設定します。

可変光減衰器(VOA)

VOAは変調後の光出力を調整、安定化させる手段です。図6で示しているVOA設定画面では2つの動作モードがあり、どちらかを選択し、パラメータを調整します。Constant Attenuation(減衰量一定)モードでは、外部変調器からの光を入力するポートと光が出力されるポート間の光減衰量が固定され、VOAの入力部でのパワー変動がそのまま出力に反映されます。Constant Output Power(出力一定)モードでは、最終的な光出力は、入力の変動とは関係なく一定に保持されます。このモードではVOAを光パワーの安定器として効果的に利用することができます。画面右のStepのボタンをタップすることにより、矢印を使用して設定値の増減を行う際のステップサイズを変更することができます。

VOA設定画面からすべてのページで適用される光パワーやパラメータの単位を選択することもできます。光パワー値の単位の選択(mWまたはdBm)は、Power Unitsの欄でお選びください。

背面パネル

背面パネルには、光パワーモニタ出力、RS-232、USBなどのポートもあります。USBおよびRS-232接続はどちらも変調器バイアス&パワーコントローラのリモート操作にご使用いただけます。シリアルコマンドや制御機能については、Remote Control User Guideをご覧ください。USBインターフェイスは、今後のファームウェアアップグレードにも使用されます。

MBX Series Modulator Bias Controller Front Panel
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変調器バイアスコントローラMBXシリーズの前面パネル
写真では、外部レーザ光源とファイバ出力型EO変調器が接続されています。
CalloutDescription
1Touchscreen Display and Control
2Value Adjustment Knob
3Laser Input to Bias Controller
MBX2Accepts PM Fiber with FC/APC Connectora
MBXAccepts PM Fiber with FC/PC Connectorb
4Laser Output to Modulator Input
MBX2Accepts PM Fiber with FC/APC Connectora
MBXAccepts PM Fiber with FC/PC Connectorb
5Return from Modulator Output to Power Controller
MBX2Accepts PM Fiber with FC/APC Connectora
MBXFC/PC Connectorc
6Optical Output: Final Optical Output
MBX2Accepts PM Fiber with FC/APC Connectora
MBXFC/PC Connectorc
7Bias Output to Modulator Input, SMA Female
8On/Standby Button
  • 内部接続にはファイバPM780-HPを使用
  • 内部接続にはファイバPM1300-XP を使用
  • 内部接続にはファイバSMF-28を使用
MBX Series Modulator Bias Controller Back Panel
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変調器バイアスコントローラMBXシリーズの背面パネル
CalloutDescription
1aI/O Control Port, Female HD-DB15 Connector
Outputs from Three Integrated Power Monitors
2aRS-232 Control Port, Male DB9 Connector
3USB Port (Type B)
4AC Power Cord Connector
5Fuse Tray
6AC Power Switch
  • ピンの配置については「ピン配列」タブをご参照ください。

 I/O HD-DB15コネクタ


I/Oコネクタは、3つのパワーモニタからのアナログ信号を出力します。
PinDescriptionPinDescription
1Power Monitor 19Analog Ground
2Power Monitor 210Analog Ground
3Power Monitor 311Reserved for Future Use
4Reserved for Future Use12Reserved for Future Use
5Analog Ground13Power Monitor 1 Gain Indicator
6Analog Ground14Power Monitor 2 Gain Indicator
7Analog Ground15Power Monitor 3 Gain Indicator
8Analog Ground--

RS-232 DB9コネクタ


リモート操作用のRS-232 DB9コネクタが付属します。
PinDescription
1Not Connected
2RS232 Input
3RS232 Output
4Not Connected
5Digital Ground
6Not Connected
7Not Connected
8Not Connected
9Not Connected

USB Type Bコネクタ

USB type B
USBコネクタはファームウェアのアップグレードによるリモート操作に対応するために付属しています。

変調器バイアスコントローラ製品内容

  • 変調器バイアスコントローラ本体
  • 電源ケーブル(日本国内対応)
  • 1.25 A、250 VACのヒューズ
  • 長さ1.8 mのUSB A 型 B 型ケーブル
Screen Capture of the Remote Control Tool Software
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リモート制御ツールのGUI

自動バイアスコントローラMBXシリーズのソフトウェア

シリアルコマンドを使用したバイアスコントローラのリモート制御
バイアスコントローラに送られたシリアルコマンドは内部EO変調器のバイアスコントローラならびに可変光減衰器(VOA)の機能の制御と、一般的なシステムパラメータの設定が可能です。コマンドはあらゆるOSのPCからコントローラの背面パネルにあるRS-232ポートに送信できます。PCのOSがWindows® 7またはそれ以降のバージョンの場合、シリアルコマンドはコントローラの背面パネルにあるUSBポートに送信できます。コントローラのリモート制御中も、タッチパネルはアクティブになっています。PCとコントローラとの接続方法やシリアルコマンドセットならびに各コマンドについての説明はRemote Control User Guide(リモート制御の利用ガイド)に記載されています。

MBXシリーズバイアスコントローラをGUIベースでリモート制御する場合の用途
グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)のリモート制御用のソフトウェアはダウンロードが可能です。このGUIによって試験やデモを実施したり、別のシリアルコマンドの使用を検討したりすることができます。このプログラムはコントローラをリモート操作する際には必要ありません。ボタンをクリックするとコントローラとの接続が確立し、コマンドが送られます。コントローラに送られたコマンドによりMBXが応答し、ステータス情報のメッセージがボタンの下にある3つの長方形のフィールドに記録されます。詳細については、Remote Control User Guide(リモート制御の利用ガイド)をご参照ください。このプログラムはカスタムプログラム開発のベースとして使用できます。ソースコードをご希望の際は当社までご連絡ください。

ソフトウェア

バージョン1.8.8 (2024年3月26日)

Remote Control Software Toolをダウンロードするには下のリンクをクリックしてください。

Software Download

ファームウェアアップデート

MBX2 - バージョン2.1.0 (2024年3月26日)
MBX - バージョン1.8.3
(2020年1月13日)

最新のファームウェアをダウンロードするには下のリンクをクリックしてください。

Firmware Download

特注&製品組み込み用途(OEM用途)について

ご用意している標準品や設定機能がご希望の用途に合致しない場合は、当社までご相談ください。特注品や製品組み込み用途(OEM用途)のご要望に対応いたします。

デモ機の貸出し

こちらの製品のデモ機をご希望の場合は、当社までご相談ください。現在国内にデモ機がない場合でも対応させていただきます。

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MX40B with cover removed
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 デジタルトランスミッタMX40B

設計、製造および試験

当社の超高速オプトエレクトロニクスのチームは、最大周波数応答110 GHzまでの様々なフォトニクス用途向けの高速コンポーネントおよび機器の設計、開発、製造を行っています。RF/マイクロ波の設計や光学素子、光ファイバ、オプトメカニクスの設計、混合信号を用いた電子機器などに関する専門知識を生かし、高速フォトニクスの分野において多岐にわたる実績を積んで参りました。20,000点以上の製品を手がける垂直統合型企業の1部門として、数多くの機器の販売およびサポートを行い、今後もさらに取扱い製品の幅を広げていく予定です。

当社の標準品および特注品のラインナップには光トランスミッタや変調器ドライバ、コントローラ、ディテクタ、光受信機、パルスレーザ、可変光減衰器、そして様々なアクセサリが含まれます。これ以外の特注品やOEM製品の設計、製造に関するご要望もお待ちしております。当社では主に以下の項目についてご対応可能です:

  • 70 GHzまでのディテクタおよび光受信機の設計
  • 110 GHzまでの光トランスミッタの設計
  • RF/マイクロ波の設計およびシミュレーション
  • 光ファイバおよびフォトニクスサブアセンブリの設計
  • 110 GHzまでの高速試験
  • マイクロアセンブリおよびワイヤーボンディング
  • マイクロ波モジュールのハーメティックシール
  • ファイバ融着接続
  • 特注レーザ刻印
  • 品質試験

特注品および標準品の概要 

当社の標準品のラインナップには、光トランスミッタや変調器ドライバ、コントローラ、ディテクタ、パルスレーザ、ならびにアクセサリが含まれます。これ以外にも、受信機などの関連製品や標準品のカスタマイズも取り扱い可能です。以下のセクションでは、当社で対応可能な特注品および標準品(内蔵型から部品レベルまで)についての概要を記載しています。  

光学装置

幅広いご要望に応えるため、当社では光学装置を部品レベルからご用意しています。トランスミッタには、波長可変レーザ、ドライバ増幅器およびバイアスコントローラ付き変調器、フル制御の光出力機能、直感的なタッチパネルが内蔵されています。波長可変レーザ、変調器ドライバ、変調器バイアスコントローラは個別にご購入いただけます。以下の機器にはフル遠隔制御機能が付いており、PCから送られるシリアルコマンドを用いて対応可能です。

  • 110 GHzまでの光トランスミッタ
  • リニア(アナログ)およびデジタルトランスミッタ
  • 110 GHzまでの電気-光(EO)変換機
  • 変調器ドライバ
  • 変調器用バイアスコントローラ
  • CおよびLバンド波長可変レーザ

内部レーザ光源、動作波長範囲、光ファイバのタイプ、増幅器のタイプなどのカスタマイズも承ります。

光コンポーネント

当社の特注品および標準品の光コンポーネント製品には、モジュール設計とハーメティックシール機能が採用されています。50 GHzまでの周波数応答を有するディテクタや、40 GHz以上で動作する光受信機の開発も行っています。また、関連する製品として、ご要望に応じてカスタマイズ可能な増幅モジュールや、可変光減衰器、マイクロ波ケーブル、ケーブル用アクセサリもご用意しています。

  • 50 GHzまでのハーメティックシール付きディテクタ
  • 40 GHzまでの光ファイバ用受信機
  • 増幅モジュール
  • 可変光減衰器
  • マイクロ波ケーブルおよびアクセサリ

シングルモードおよびマルチモードファイバ(該当品のみ)、時間または周波数領域での駆動用に最適化されたディテクタなどのカスタマイズも承ります。

自由空間用機器

当社の自由空間用機器には、周波数応答が1 GHz程度のディテクタやパルスレーザが含まれます。様々な幅のナノ秒パルスレーザを発生させるパルスレーザを、幅広い波長と出力パワーのモデルでご用意しております。ユーザ設定可能な繰返し周波数およびトリガ入出力信号が柔軟性を向上させ、電子ディレイライン製品によって実験中に複数のレーザを同期させることができます。当社の標準品のパルスレーザにゲインスイッチングデバイスを適用すると、100 ps領域までのパルスを発生させることもできます。

  • パルス幅10 ns(固定)のパルスレーザ
  • パルス幅および繰返し周波数を変更可能なパルスレーザ
  • NPLシリーズのパルスレーザを同期する電子遅延装置
  • 増幅ディテクタ

発光波長、光出力パワー、サブナノ秒のパルス幅など、パルスレーザのカスタマイズも承ります。


Posted Comments:
user  (posted 2021-08-20 17:51:59.73)
We are conducting a two-tone IMD test with an EO modulator using the MBX. When increasing the power of the input tones at f1 and f2 monotonically, the power of the output tones go up and down randomly. We believe the MBX is trying to maintain quad bias as the input power is changing. One possible solution we're thinking about is using the MBX to set the DC bias before starting the measurements, then take the MBX offline while conducting the measurements. Should the MBX be able to keep track of the bias changes due to the RF signals?
YLohia  (posted 2021-09-01 10:45:56.0)
Thank you for contacting Thorlabs. It certainly appears that the MBX is trying to maintain the set point while the input is changing. What's not clear is if the tones are riding on some CW level. The MBX monitors average power, so if the ratio of average power to the tone changes then the final output will be affected by that. We have reached out to you directly to troubleshoot further.

用途に応じて光トランスミッタをお選びください。

  1. 表の1番左の欄ではシステムの種類がお選びいただけます。
  2. 右の欄ではご希望の仕様を選んでいきます。 
  3. Base Item #の行まで進んだ後は、レーザの種類を選びます。Base Item #の末尾にレーザの種類を付け足すとシステムの型番になります(例:MX40B-1310)。
Start HereFollow the Table to the Right and Choose From These OptionsFind Your System Here
Modulator TypePrimary ApplicationModulation FormatSpeedRF InputBase Item #Item # Suffix:
Laser Type
AmplitudeTime Domain / Eye DiagramLinear / 4-Level PAM432 GBaudDifferentialMX35DNo Suffix:
C-Band Tunable Laser

-LB:
L-Band Tunable Laser

-1310:
1310 nm Fixed Laser

-850:
850 nm Fixed Lasera,b
Single EndedMX35E
56 GBaudMX65E
Digital / 2-Level NRZ / OOK10 GbpsMX10B
40 GbpsMX40B
56 GbpsMX50E
56 GbpsMX65E
Frequency Domain / VNA40 GHzMX40G
70 GHzMX70G
110 GHzMX110G
Phase10 GbpsMX10C
40 GbpsMX40C
  • 下記の型番については850 nm固定レーザはご用意しておりません。
    • MX10C
    • MX40C
    • MX65E
    • MX70G
    • MX110G
  • MX40G-850をご用意しておりますのでご確認ください。上記以外のシステムで850 nm固定レーザをご希望の場合には当社までご連絡ください。

ご希望の光トランスミッタの特長に応じてお選びください。

Transmitter Instruments and Tunable Lasers
Item #SpeedInternal LaserInternal Modulator
(Type)
RF Amplifier
(Type)
Bias
Controller
Variable Optical
Attenuator (VOA)
Block
Diagram
Automatic Bias Controller
MBX
(770 - 980 nm)
N/A---yesyes
MBX2
(1250 - 1610 nm)
N/A---yesyes
Tunable Telecom-Grade Laser Sources
TLX1N/AC-Band, Tunable---yes
TLX2N/AL-Band, Tunable
High-Speed Modulator Drivers
MX10A
(1250 - 1610 nm)
12.5 Gb/sa--Digitalyesyes
MX40A
(1250 - 1610 nm)
40 Gb/sa
High-Speed Optical Transmitters
MX10B12.5 Gb/saC-Band, TunableIntensityDigitalyesyes
MX10B-LB12.5 Gb/saL-Band, Tunable
MX10B-131012.5 Gb/sa1310 nm, Fixed
MX10C12.5 Gb/saC-Band, TunablePhaseDigital-yes
MX10C-LB12.5 Gb/saL-Band, Tunable
MX10C-131012.5 Gb/sa1310 nm, Fixed
MX35E35 GHzbC-Band, TunableIntensityLinearyesyes
MX35E-LB35 GHzbL-Band, Tunable
MX35E-131035 GHzb1310 nm, Fixed
MX35D35 GHzbC-Band, TunableIntensityLinear with
Differential
Input
yesyes
MX35D-LB35 GHzbL-Band, Tunable
MX35D-131035 GHzb1310 nm, Fixed
MX40B40 Gb/saC-Band, TunableIntensityDigitalyesyesinfo
MX40B-LB40 Gb/saL-Band, Tunable
MX40B-131040 Gb/sa1310 nm, Fixed
MX40C40 Gb/saC-Band, TunablePhaseDigital-yes
MX40C-LB40 Gb/saL-Band, Tunable
MX40C-131040 Gb/sa1310 nm, Fixed
MX50E-85050 GHzb852 nm, FixedIntensityLinearyesyes
MX65E65 GHzbC-Band, TunableIntensityLinearyesyes
MX65E-LB65 GHzbL-Band, Tunable
MX65E-131065 GHzb1310 nm, Fixed
E-O Converters for VNA Applications
MX40G40 GHzbC-Band, TunableIntensity-yesyes
MX40G-LB40 GHzbL-Band, Tunable
MX40G-85040 GHzb850 nm, Fixed
MX40G-131040 GHzb1310 nm, Fixed
MX70G70 GHzbC-Band, TunableIntensity-yesyes
MX70G-LB70 GHzbL-Band, Tunable
MX70G-131070 GHzb1310 nm, Fixed
MX70G-DB170 GHzbC-Band, TunableIntensity-yesyes
1310 nm, Fixed
MX110G110 GHzbC-Band, TunableIntensity-yesyes
MX110G-1310110 GHzb1310 nm, Fixed
  • 最大のデジタルビットレート
  • 最大のアナログ帯域幅

当社が取り揃えている様々なトランスミッタの概要を説明し、表にまとめています。こちらの製品シリーズはすべて同様のインターフェイスと共通の遠隔操作コマンドセットを採用しています。

自動バイアスコントローラ
当社の自動バイアスコントローラは、信号速度に関わらずあらゆるLN強度変調器のDCバイアス電圧と光出力を精密に制御します。自動バイアスコントローラは、外部接続のレーザ、強度変調器、信号源、RF増幅器を使用するカスタムのセットでの使用に適しています。

チューニング可能な通信グレードのレーザ光源
これらのチューナブルレーザの帯域はCバンドまたはLバンドで、線幅(典型値)は10 kHzです。周波数のディザ機能はレーザ波長の安定化をもたらします。そして、内蔵の可変光減衰機(VOA)が光出力を制御します。これらのレーザはITU周波数グリッドで50 GHz間隔でチューニングが可能で、さらに1 MHz単位のチューニング機能もあります。

高速変調器ドライバ 
外部からLN変調器を制御可能な変調器ドライバは、1250 nm~1610 nmの動作波長範囲に対応します。変調器ドライバには、振幅とアイクロッシングを制御するRF増幅器が内蔵されており、外部の駆動信号源に対応します。自動バイアスコントローラ内蔵のモデルは、LN強度変調器用に提供しております。

高速光トランスミッタ
高速光変調信号出力用途に設計されたこちらの一体型のシステムは、LN強度変調器あるいは位相変調器を中心に構成されています。MX10B、MX40B、MX10C、MX40Cシリーズのシステムには固定利得ならびに出力電圧を調整可能なデジタルRF増幅器(リミッティングアンプ)を内蔵しています。MX35E、MX50EおよびMX65Eシリーズ製品には、高周波帯域の(アナログ)リニアRF増幅器を内蔵しており、パルス振幅変調(PAM)などの用途に適しています。

VNA用途向けE/O変換機
当社のMX40G、MX70GおよびMX110GシリーズのE/O変換機はあらゆるE/Eベクトルネットワークアナライザとともにご使用いただけます。テストの速度は最大40 GHz(MX40Gシリーズ)、70 GHz(MX70Gシリーズ)または110 GHz(MX110Gシリーズ)です。このE/O変換機はレーザ、変調器、バイアス制御がすべて内蔵された機器です。

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光変調器用バイアス&パワーコントローラ

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
MBX2 Support Documentation
MBX2NEW!変調器バイアス&パワーコントローラ、波長範囲770~980 nm
¥1,092,671
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MBX変調器バイアス&パワーコントローラ、波長範囲1250~1610 nm
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