Polaris® 5軸キネマティックマウント
- 3 Kinematic Adjusters for Tip/Tilt and Z Travel
- SM-Threaded Mounting Bore with ±2.0 mm of X/Y Travel
- Integrated Locking Mechanisms on X & Y Axes
- Heat Treated to Minimize Temperature-Dependent Hysteresis
POLARIS-K1XY
SM1-Threaded
5-Axis Kinematic Mount
Front
Back
POLARIS-K15XY
SM1.5-Threaded Mount
Shown with Lens
POLARIS-K05XY
SM05-Threaded
5-Axis Kinematic Mount
Front
Back
Please Wait
Quick Links | |
---|---|
Ø1/2" 5-Axis Mount | |
Ø1" 5-Axis Mount | |
Ø1.5" 5-Axis Mount | |
Adjuster Knobs | |
5/64" Hex Key Adjusters | |
Lock Nuts |
特長
- 5軸調整が可能
- ピッチ/ヨー調整
- Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)マウント:±4°、7.7 mrad/rev
- Ø25.4 mm(Ø1インチマウント:±3.4°、5 mrad/rev
- Ø38.1 mm(Ø1.5インチ)マウント:±3.4°、4.8 mrad/rev
- X/Y軸移動: ±2.0 mm、195 µm/rev、ロック機構付き
- Z軸移動a:
- Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)マウント:3 mm、254 µm/rev
- Ø25.4 mm(Ø1インチ)およびØ38.1 mm(Ø1.5インチ)マウント:6 mm、254 µm/rev
- ピッチ/ヨー調整
- SMネジ付き光学素子取付け穴:最大厚さ5 mmまで
- アクチュエータと本体の優れた整合性により、安定性と滑らかなキネマティック調整を実現
- 様々な試験により、温度サイクルによる反射光の変位量として5 μrad以下を保証(詳細は「 試験データ」タブ参照)
- 熱膨張係数(CTE)の小さい熱処理済みステンレススチールより機械加工
- 真空用および高出力レーザ共振器用に適した不動態化処理済みのステンレススチール製
Polaris® 5軸キネマティックマウントは、アライメントの長期安定性を厳しく求められる用途にお勧めです。前面プレートにはSM05、SM1またはSM1.5ネジが付いた取付け穴があり、これに光学素子やSMネジ付きコンポーネントを取付けることができます。あおり調整(チップ&チルト)/Z軸調整用のアジャスタは、止めナットPOLARIS-LN1(下記にて別売り)でロックできます。背面プレートの3つのアジャスタを全て動かすとZ軸移動が可能です。X軸およびY軸の移動プレートを固定するのに使用されるプリロードフレクシャ機構(特許出願中)は、ボールチップ付きの止めネジ(セットスクリュ)でロックできます。このボールチップによりロック・アンロック時の角度変位が最小限に止められます。この設計によって、高い保持力とポインティングの安定性が得られるとともに、光学素子を素早く簡単に取り付けることができます。X軸およびY軸のアジャスタは、止めナットPOLARIS-LN05を使用してさらに固定することができます。マウントの取り付け位置は2箇所あり、右手系と左手系のどちらの向きにも取付けられます。
光学素子の保持
これらのマウントの光学素子取付け穴にはSM内ネジが付いており、様々な光学素子を取付けることができます。各マウントにはステンレススチール製の固定リングが付属しています。固定リングは別途追加購入も可能です。Polarisマウントの光学素子取付け穴は、温度変化や移動時の衝撃・振動など、様々な環境変化に対して最良のビームポインティング安定性が得られるように精密加工されています。こちらのマウントに、外径公差が0より大きい光学素子や、ミリ規格のØ12.5 mm、Ø25 mm、Ø37.5 mmの光学素子を取付けると性能が低下します。ミリ規格の光学素子用に設計されたマウントのご注文については、当社までお問い合わせください。
設計
熱処理済みのステンレススチールから機械加工されたPolarisマウントには、ボール接触やサファイアシートを用いて精密に整合されたアジャスタが使用されているため、滑らかなキネマティック調整が可能です。「試験データ」タブでご覧いただけるように、これらのマウントは様々な試験により、その高い性能が実証されています。このPolaris製品は、ビームに生じるミスアライメントの一般的な要因にすべて対応するように設計されています。詳しくは「設計の特長」タブをご覧ください。
ポストへの取り付け
マウントにはポスト取付け用のM4用ザグリ穴があり、また中央の取付け穴の周りにはØ2 mmの位置決めピン用の穴が付いています。そのため、Polarisミラーマウント用ポストと組み合わせて用いると精密にアライメントすることができます。推奨する取り付け方法等については「使用情報」タブをご覧ください。
クリーンルームおよび真空への対応
これらのマウントはクリーンルームおよび真空でも使用できるように設計されています。詳細は「仕様」タブおよび「設計の特長」タブをご覧ください。
Item # | POLARIS-K05XY | POLARIS-K1XY | POLARIS-K15XY |
---|---|---|---|
Optic Sizea | Ø1/2" | Ø1" | Ø1.5" |
Optic Thickness (Max) | 0.20" (5.0 mm) | ||
Tip/Tilt/Z Adjusters | 1/4"-100 Matched Actuator/Body Pairs, 5/64" (2.0 mm) Hex Drive with Removable Knobs | ||
X/Y Adjusters | 3/16"-130 Matched Actuator/Body Pairs, 5/64" (2.0 mm) Hex Drive | ||
Tip/Tilt Angular Range | ±4°, 7.7 mrad/revb | ±3.4°, 5.5 mrad/revb | ±3.4°, 4.8 mrad/revb |
X/Y Travel Range | ±2 mm / ±2 mm, 195 µm/rev | ||
Max Front Plate Travelc (Z Axis, 3 Adjuster Pitch) | 3 mm, 254 µm/rev | 6 mm, 254 µm/rev | |
Measured Point-to-Point Mechanical Resolution per Adjuster (Tip/Tilt) | 5 µrad (Typical) 2 µrad (Achievable) | ||
Measured Point-to-Point Mechanical Resolution per Adjuster (X/Y) | 5 µm (Typical) | ||
Measured Adjuster Lock (Tip/Tilt)d | 10 µrad (Typical) | ||
Measured Beam Shift from Locking Screw (per Axis)e | 15 µrad (Typical) 5 µrad (Achievable) | ||
Crosstalk (X/Y) | < 3.4 µm/rev | ||
Orthogonality (X/Y) | 90.0° ± 0.5° | ||
Beam Deviation | < 5 μradf | < 5 μradg | < 5 μradh |
Recommended Optic Mounting Torque | 5 - 18 oz-in for 5 mm Thick Optics | ||
Maximum SM-Threaded Component Mounting Torque | 15 lb-in for SM05-Threaded Parts | 30 lb-in for SM1-Threaded Parts | 40 lb-in for SM1.5-Threaded Parts |
Maximum Front Plate Payload | 0.5 lb-in (0.05 N·m) / 0.5 lb (2.3 N) | ||
Mountingi | Two #8 (M4) Counterbores at 90° | Two Sets of #8 (M4) Counterbores at 90° | |
Alignment Pin Holesj | Two at Each Counterbore | Two at Each Central Counterbore | |
Vacuum Compatibilityk | 10-9 Torr at 25 °C with Proper Bake Out; 10-5 Torr at 25 °C without Bake Out; DuPont Krytox® LVP High-Vacuum Grease Vapor Pressure: 10-13 Torr at 20 °C, 10-5 Torr at 200 °C; DuPont Krytox® XHT-BDX High-Vacuum Grease Vapor Pressure: 10-14 Torr at 20 °C, 10-6 Torr at 200 °C; EPO-TEK® 353ND Epoxy (353NDPK) Meets Low Outgassing Standards NASA ASTM E595, Telcordia GR-1221 | ||
Cleaningk | Passivated per ASTM-967 using Carpenter AAA Method | ||
Operating Temperature Range | -30 to 200 °C |
Polaris® 5軸キネマティックマウントの試験データ
Polaris 5軸マウントについて、広範な試験を行ってその高い性能を実証しました。Polarisマウントにミラーを取付け、付属のSMネジ付き固定リングを用いて5 oz-in(0.035 N・m)のトルクで固定しました。このマウントを、ステンレス製光学テーブル上に並べて固定されたØ1インチ(Ø25.4 mm)ステンレス製ポスト上に取付け、温度制御された環境下に設置しました。マウントの移動軸のロックを解除し、独立して温度制御されている半導体レーザからのビームをこれらのミラーで反射し、位置センシングディテクタに入射するようにセットしました。
熱衝撃後の位置再現性
目的: この試験では、マウントがヒステリシス無しでミラーをどの程度確実に初期位置に戻せるかを測定します。測定結果から、光学システムのアライメントが熱衝撃の影響を受けないことを示します。
手順: 試験対象のマウントの温度を32 °C以上に上げ、その後マウントの温度を初期の温度まで戻しました。試験結果は右のとおりです。
結果: 下のグラフに示すように、Polarisマウントが初期の温度に戻ると、マウントに取り付けられたミラーの角度(ピッチとヨー)は初期位置の5 μrad 以内に戻りました。マウントの性能試験として、さらに温度変化サイクルを繰り返して行いました。各サイクルの後に、ミラーの位置は確実に初期位置の5 µrad以内に戻りました。
結論: Polarisマウントは、温度を繰り返し変化させても光学素子を確実に初期位置に戻すことができる、高性能かつ高安定なマウントです。従って、これらのマウントは長期に渡ってアライメントの安定性を必要とする用途に適していると結論できます。
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Polaris 5軸キネマティックマウントの設計の特長
光学系のミスアライメントには、一般にいくつかの共通要因があります。それには、光学素子の位置の温度によるヒステリシス、クロストーク、ドリフト、バックラッシュなどが上げられます。Polarisの光学素子取付け用マウントは、特にこれらのミスアライメント要因を最小化するように設計されており、その結果として極めて高い安定性が実現されています。長期にわたる広範な研究、有限要素解析ソフトなどの先進的な設計ツールを用いた数多くの設計検証や何ヶ月間にも渡る安定性確認試験の結果、極めて高い安定度が求められる実験で使用する光学マウントに適した構成部品を選定することができました。
熱ヒステリシス
多くの実験室の室内温度は、空調、室内の人数、設備の動作状況などの影響により一定ではありません。そのため、精密なアライメントが求められる光学セットアップで使用されるマウントには、温度によるアライメントへの影響を最小化する設計が求められます。温度の影響は、ステンレススチールのような熱膨張係数(CTE)の小さい材料を選ぶことによって抑制できます。しかしCTEが小さい材料で作られたマウントであっても、元の温度に戻った時、一般に光学素子の位置は元に戻りません。マウントの重要部品は全て組立前に熱処理され、温度ヒステリシスの原因になりうる内部応力が除去されます。その結果、マウントの温度を元の温度に戻すと、光学系のアライメントも元に戻ります。
もう1つの重要な設計要素は、光学素子のマウントへの固定方法です。このPolarisマウントでは、接着剤を使用せずに、SMネジ付き取付け穴とステンレススチール製固定リングで光学素子を固定することで、優れた性能を実現しています。ステンレススチール製固定リングによる保持力は、周囲温度にかかわらず光学素子をしっかりと固定するのに十分です。この取付け穴には、ほかのSMネジ付き部品を取付けることもできます。
クロストーク
クロストークは、マウントのプレートの寸法公差を注意深く調整し、X軸とY軸のアクチュエータの動きを直交させることで最小化されます。さらに、両方の接触点にはサファイアシートが使用されています。標準的な金属-金属の接触点は、時間の経過とともに摩耗します。Polarisマウントでは研磨されたサファイアシートが使用されているため、アクチュエータの硬化処理されたステンレススチール製先端との接触面は、時間が経過してもその良好な状態が保持されます。
ドリフトおよびバックラッシュ
マウントの位置ドリフトとバックラッシュを最小化するには、アジャスタ内のあそびと潤滑剤の量を制限する必要があります。アクチュエータを調整(操作)すると、余分な潤滑剤は絞り出されて他の部位に蓄積します。この非平衡状態にある潤滑剤はゆっくりと平衡状態に戻っていきます。それにより、マウントのプレートが移動する場合があります。Polarisマウントでは、工業規格よりも厳しい基準でアジャスタと本体を整合させているため、アジャスタの潤滑剤はほんのわずかしか必要ありません。これらのアジャスタは滑らかに動かすことができるので、繰り返し細かい調整を行なうことができます。
クリーンルームおよび真空への対応
Polaris 5軸キネマティックマウントは、クリーンルームや真空での使用にも対応する設計です。 Carpenter AAA不動態化処理による化学洗浄を行い、表面から硫黄、鉄、汚染物質などを除去しています。不動態化処理の後は、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立て、2重の真空バッグに入れてクリーンルームに搬入するまでの間に汚染されないようにしています。
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Polarisマウントは2重の真空バッグに入れて出荷されます。
サファイアシートは、NASAで認証されたアウトガスの少ない手法を用いて、所定の位置に接着されています。アジャスタの潤滑剤にはDuPont社製Krytox® LVP高真空対応グリースが用いられており、これは超高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリースです。位置決め機構のアリ溝の潤滑剤としてはDuPont社製Krytox®高真空対応グリースが用いられており、これも超高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリースです。10-5 Torrより高い真空度で使用するときは、アウトガスによる汚染を最小限に止めるために、マウントの設置前に適切なベークアウト処理を施すことを強くお勧めします。
クリーンルーム対応の梱包
真空対応のPolarisマウントは、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立てられた後、右の写真のように2重の真空バッグに封入されます。真空気密により袋が密着するためマウントが安定し、輸送時の衝撃等による前面プレートの移動も制限されます。また、密着することで袋とマウントの摩擦も最小限に抑えられるため、袋の材料が削られてクリーンなマウントを汚染することも防げます。
真空封止の工程では、水分が含まれた空気がパッケージから排出されます。そのため、乾燥剤を使用することなく、不要な表面反応を防止できます。真空バッグは、輸送および保管中の空気や埃による汚染からマウントを保護し、さらに2重であることでクリーンルームへの入室手順をシンプルで有効性の高いものにすることができます。クリーンルームの外で外側の袋を外し、汚染されていない内側の袋に入ったアダプタをクリーンなコンテナに入れてクリーンルーム内に搬入できます。この間、真空バッグの利点は保持されています。クリーンルーム内では、マウントを内側の袋から取り出して、すぐにご使用いただくことができます。
Polaris 5軸キネマティックマウントは、温度変化や振動のある環境下においても、長期の使用に耐えられるように設計されています。以下では、性能を最大限に引き出すための使用上のヒントを示します。
取付けの際に考慮すべき事項
Polarisマウントの前面と背面のプレートの材料として、熱膨張係数が比較的小さいステンレススチールが選択されています。このマウントを取付ける時には、Polarisミラーマウント用Ø25 mmポストやノンブリッジクランプアームなど、Polarisマウントと同じ材料から製造されたコンポーネントのご使用をお勧めします。これらのポストはステンレススチール製であり、またマウントに対して2本の線で接触するため、周囲温度が変化してもマウント底面を安定させ、アライメントに係る問題の発生を最小限に抑えられます。
振動や温度の影響を最小限に抑えるために、光学系はできるだけ低い位置に設置することをお勧めします。短いポストを使用すると温度変化によるY軸方向の動きが小さくなり、また振動による動きも小さく抑えられます。例えば、Polarisマウントをブレッドボードなどのフラットな表面にM4 x 0.7 - M6 x 1.0のネジアダプタ(型番AE4M6M)を用いて直接取付けると、ポストによって生じる不安定性を排除できます。
光学素子の取付け
光学素子は取付け穴の中で動くことがあるので、Polarisマウントをセットアップから外した状態で光学素子を的確に取付け、ミスアライメントの影響を最小限に抑えるようにしてください。SM05、SM1またはSM1.5ネジ付きPolarisマウントに光学素子を取付ける時には、トルクレンチTD24と、スパナビットSPB05、SPB1またはSPB1.5のご使用をお勧めします(右の写真参照)。推奨するトルクについては「仕様」タブをご参照ください。固定リングに過度なトルクを加えると光学素子の表面に大きな歪みが生じます。
SMネジ付き部品の取付け
Polarisマウントの前面プレートはほかのプレートとは独立して動くため、SMネジ付き部品を取付けるときにはすべてのプレートの動きを止めることが重要です。そうすることで、前面プレートがほかのプレートに対して回転することがなくなるため、プレートの間にあるフレクシャ機構が損傷するのを防止できます。
マウントのアライメント
アライメントする際に前面プレートとベースプレートが平行になるように設置しておくと、その後のビームの変動は最小に抑えられます。これは、全ての調整ネジの熱膨張が均等になることによります。温度が変化した時に、マウントされた光学素子は回転せずに、Z軸方向に移動します。
前面プレート位置
このマウントでは6.8°までのあおり調整(チップ&チルト)が可能ですが、最良の性能を得るためには、前面プレートを可能な限り背面プレートに対して平行に保つことをお勧めします。そうすることで高い安定性が得られます。
この動画では止めナットPOLARIS-LN1と低歪みPolarisマウントを使用して、止めナットの取付け方法をご紹介しています。止めナットを取付けるときには、クロススレッド(斜めにねじ込む状態)しないように、まずアジャスタの先に止めナットをそっと置いてください。止めナットを少々緩める方向に回し、止めナットのネジ部分とアジャスタのネジ部分をよく整合させてからアジャスタに締め込むようにしてください。
移動範囲の制限
マウントのX軸およびY軸の移動範囲は、光学素子の公称中心から±2.0 mmです。事故による損傷を防ぐため、移動範囲の両端には移動制限のストッパが付いています。このストッパの近くでアジャスターネジを操作するときには、マウントを移動させ過ぎて損傷させないように注意する必要があります。
前面プレートのZ軸の移動範囲は、出荷時の設定位置(背面プレートに対して平行で距離は約3 mm)から最大で6 mmです。取付けられているノブによってこの制限範囲を超えられないようになっているので、ノブを取り外す場合には注意が必要です。ノブが取り外された状態では、Z軸を6 mmの制限を超えて移動させても、損傷を防ぐためのストッパはございません。
接触部の研磨とクリーニング
マウントとポストの接触部、およびポストとテーブルの接触部は汚染させず、また傷や欠陥が生じないように注意してください。テーブル面を研磨石でクリーニングし、ポストの上下とマウントの底を研磨パッドLF1Pでクリーニングするのが、最も効果がある方法としてお勧めしています。
推奨しない使い方
本体からアジャスタ(アジャスターノブではありません)を取り外すことは推奨していません。そうすることでネジに汚れが付着し、精密な調整ができなくなる可能性があります。また前面プレートを引き離すような操作は避けてください。バネが作動範囲以上に伸びてしまったり、サファイアシートにクラックが生じたりすることがあります。
アジャスタ用止めナット
こちらのマウントにはX軸およびY軸の移動をロックする機構が組込まれています。そのほか、X/Yアジャスタには止めナットPOLARIS-LN05を取付けることができ、またあおり調整(チップ&チルト)/Zアジャスタにはロック用カラーPOLARIS-LN1を取付けることができます。X/Y移動軸を固定して長期的な安定性を得るには、アジャスタ用止めナットと移動ロック機構の両方をご使用いただくことをお勧めします。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットは手でおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。当社では、長期的な安定性を得るために必要なトルク値がプリセットされたトルクレンチをご用意しています。TW6のトルク値は0.17 N•mに設定されており、これは止めナットPOLARIS-LN05に対応します。一方、TW13は0.23 N•mに設定されており、これはロック用カラーPOLARIS-LN1に対応します。
止めナット取付け時のクロススレッド(斜めにねじ込む状態)を防ぐために、まず止めナットをアジャスタに置いてネジを緩める方向に回し、かすかなネジの段差の感触を得てからネジを締めるようにしてください(左の動画参照)。止めナットには、Polarisマウントと同様に、あらかじめアウトガスの少ない超高真空対応のPTFEグリースが塗布されており、またアジャスタとの適合性も試験されています。
SM05 Threading: Ø1/2" Lens Tubes, 16 mm Cage Systems | |||
---|---|---|---|
External Thread, 0.535"-40.0 UNS-2A | Internal Thread, 0.535"-40.0 UNS-2B | ||
Max Major Diameter | 0.5340" | Min Major Diameter | 0.5350" |
Min Major Diameter | 0.5289" | Min Pitch Diameter | 0.5188" |
Max Pitch Diameter | 0.5178" | Max Pitch Diameter | 0.5230" |
Min Pitch Diameter | 0.5146" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 0.508" |
Max Minor Diameter | 0.5069" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 0.514" |
RMS Threading: Objective, Scan, and Tube Lenses | |||
---|---|---|---|
External Thread, 0.800"-36.0 UNS-2A | Internal Thread, 0.800"-36.0 UNS-2B | ||
Max Major Diameter | 0.7989" | Min Major Diameter | 0.8000" |
Min Major Diameter | 0.7934" | Min Pitch Diameter | 0.7820" |
Max Pitch Diameter | 0.7809" | Max Pitch Diameter | 0.7866" |
Min Pitch Diameter | 0.7774" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 0.770" |
Max Minor Diameter | 0.7688" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 0.777" |
C-Mount Threading: Machine Vision Lenses, CCD/CMOS Cameras | |||
---|---|---|---|
External Thread, 1.000"-32.0 UN-2A | Internal Thread, 1.000"-32.0 UN-2B | ||
Max Major Diameter | 0.9989" | Min Major Diameter | 1.0000" |
Min Major Diameter | 0.9929" | Min Pitch Diameter | 0.9797" |
Max Pitch Diameter | 0.9786" | Max Pitch Diameter | 0.9846" |
Min Pitch Diameter | 0.9748" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 0.966" |
Max Minor Diameter | 0.9651" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 0.974" |
SM1 Threading: Ø1" Lens Tubes, 30 mm Cage Systems | |||
---|---|---|---|
External Thread, 1.035"-40.0 UNS-2A | Internal Thread, 1.035"-40.0 UNS-2B | ||
Max Major Diameter | 1.0339" | Min Major Diameter | 1.0350" |
Min Major Diameter | 1.0288" | Min Pitch Diameter | 1.0188" |
Max Pitch Diameter | 1.0177" | Max Pitch Diameter | 1.0234" |
Min Pitch Diameter | 1.0142" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 1.008" |
Max Minor Diameter | 1.0068" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 1.014" |
SM30 Threading: Ø30 mm Lens Tubes | |||
---|---|---|---|
External Thread, M30.5 x 0.5 – 6H/6g | Internal Thread, M30.5 x 0.5 – 6H/6g | ||
Max Major Diameter | 30.480 mm | Min Major Diameter | 30.500 mm |
Min Major Diameter | 30.371 mm | Min Pitch Diameter | 30.175 mm |
Max Pitch Diameter | 30.155 mm | Max Pitch Diameter | 30.302 mm |
Min Pitch Diameter | 30.059 mm | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 29.959 mm |
Max Minor Diameter | 29.938 mm | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 30.094 mm |
SM1.5 Threading: Ø1.5" Lens Tubes | |||
---|---|---|---|
External Thread, 1.535"-40 UNS-2A | Internal Thread, 1.535"-40 UNS-2B | ||
Max Major Diameter | 1.5339" | Min Major Diameter | 1.535" |
Min Major Diameter | 1.5288" | Min Pitch Diameter | 1.5188" |
Max Pitch Diameter | 1.5177" | Max Pitch Diameter | 1.5236" |
Min Pitch Diameter | 1.5140" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 1.508" |
Max Minor Diameter | 1.5068" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 1.514" |
SM2 Threading: Ø2" Lens Tubes, 60 mm Cage Systems | |||
---|---|---|---|
External Thread, 2.035"-40.0 UNS-2A | Internal Thread, 2.035"-40.0 UNS-2B | ||
Max Major Diameter | 2.0338" | Min Major Diameter | 2.0350" |
Min Major Diameter | 2.0287" | Min Pitch Diameter | 2.0188" |
Max Pitch Diameter | 2.0176" | Max Pitch Diameter | 2.0239" |
Min Pitch Diameter | 2.0137" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 2.008" |
Max Minor Diameter | 2.0067" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 2.014" |
SM3 Threading: Ø3" Lens Tubes | |||
---|---|---|---|
External Thread, 3.035"-40.0 UNS-2A | Internal Thread, 3.035"-40.0 UNS-2B | ||
Max Major Diameter | 3.0337" | Min Major Diameter | 3.0350" |
Min Major Diameter | 3.0286" | Min Pitch Diameter | 3.0188" |
Max Pitch Diameter | 3.0175" | Max Pitch Diameter | 3.0242" |
Min Pitch Diameter | 3.0133" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 3.008" |
Max Minor Diameter | 3.0066" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 3.014" |
SM4 Threading: Ø4" Lens Tubes | |||
---|---|---|---|
External Thread, 4.035"-40 UNS-2A | Internal Thread, 4.035"-40.0 UNS-2B | ||
Max Major Diameter | 4.0337" | Min Major Diameter | 4.0350" |
Min Major Diameter | 4.0286" | Min Pitch Diameter | 4.0188" |
Max Pitch Diameter | 4.0175" | Max Pitch Diameter | 4.0245" |
Min Pitch Diameter | 4.0131" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 4.008" |
Max Minor Diameter | 4.0066" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 4.014" |
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当社では、側面固定型、SMネジ付き、低歪み、 ピエゾアジャスタ付き、上部アジャスタ付き、接着固定式などのキネマティック光学マウントのほかに、固定式モノリシックミラーマウント、固定式光学マウント、XY移動マウント、5軸キネマティックマウント、キネマティックプラットフォームマウントなど、様々なPolarisマウントをご用意しております。下の表では、当社のすべてのPolarisマウントのラインナップを、マウントのタイプ、光学素子取付け穴のサイズ、光学素子の保持方法、アジャスタの種類(固定式マウントの場合は用途)などで分類して表記しています。また、右下の表に示すように、Polarisマウント用に設計されたアクセサリもご用意しています。下の表では、簡潔に表記するために冒頭の「POLARIS」を省略し、型番末尾のみを掲載しています。下の写真をクリックすると拡大できます。
Polaris Mount Adjuster Types | |||||
---|---|---|---|---|---|
Side Hole | Hex | Adjuster Knobs | Adjuster Lock Nuts | Piezo Adjusters | Vertical-Drive Adjusters |
Polaris Kinematic Mounts for Round Optics | ||||
---|---|---|---|---|
Optic Retention Method | Side Lock | SM Threaded | Low Distortion | Glue-In |
Ø1/2" Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | - | - | - | -K05C4 -K05G4 |
2 Hex Adjusters | -K05S1 | -K05T1 | -K05F1 | - |
2 Adjusters with Lock Nuts | -K05S2 | -K05T2 | -K05F2 | - |
2 Piezoelectric Adjusters | -K05P2 | - | - | - |
2 Vertical Adjusters | -K05VS2 -K05VS2L | - | - | - |
3 Hex Adjusters | -K05 | - | - | - |
3 Adjusters with Lock Nuts | - | -K05T6 | -K05F6 | - |
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | - | -K05XY | - | - |
Ø19 mm (3/4") Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | -K19S4 | - | -K19F4/M | -K19G4 |
Ø25 mm Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | -K25S4/M | - | -K25F4/M | - |
Ø1" Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | -K1S4 | - | - | -K1C4 -K1G4 |
2 Hex Adjusters | -K1E2 -K1-2AH | -K1T2 | -K1F2 | - |
2 Adjuster Knobs | - | -K1T1 | -K1F1 | - |
2 Piezoelectric Adjusters | -K1S2P | - | - | - |
2 Vertical Adjusters | -K1VS2 -K1VS2L | - | - | - |
3 Side Hole Adjuster | -K1S5 | - | - | - |
3 Hex Adjusters | -K1E3 -K1-H | -K1T3 | - | - |
3 Adjuster Knobs | -K1E -K1 | -K1T | -K1F | - |
3 Piezoelectric Adjusters | -K1S3P | - | - | - |
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | - | -K1XY | - | - |
Optic Retention Method | Side Lock | SM Threaded | Low Distortion | Glue-In |
Ø1.5" Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | -K15S4 | - | -K15F4 | - |
2 Vertical Adjusters | -K15VS2 -K15VS2L | - | - | - |
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | - | -K15XY | - | - |
Ø50 mm Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | -K50S4/M | - | -K50F4/M | - |
Ø2" Optics | ||||
2 Hex Adjusters | -K2S2 | -K2T2 | -K2F2 | - |
2 Adjuster Knobs | -K2S1 | -K2T1 | -K2F1 | - |
2 Piezoelectric Adjusters | -K2S2P | - | - | - |
2 Vertical Adjusters | -K2VS2 -K2VS2L | - | - | - |
3 Hex Adjusters | -K2S3 | -K2T3 | -K2F3 | - |
3 Adjuster Knobs | -K2 | -K2T | -K2F | - |
Ø3" Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | -K3S4 | - | - | - |
3 Side Hole Adjusters | -K3S5 | - | - | - |
Ø4" Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | - | - | -K4F4 | - |
Ø6" Optics | ||||
2 Side Hole Adjusters | - | - | -K6F4 | - |
Polaris XY Translation Mounts for Round Optics | ||
---|---|---|
Optic Retention Method | SM Threaded | Representative Photos |
Ø1/2" Optics | ||
2 Hex Adjusters (X/Y) | -05CXY | |
-05XY | ||
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | -K05XY | |
Ø1" Optics | ||
2 Hex Adjusters (X/Y) | -1XY | |
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | -K1XY | |
Ø1.5" Optics | ||
2 Hex Adjusters (X/Y) & 3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z)zzz | -K15XY |
Polaris Fixed Mounts for Round Optics | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Optic Retention Method | Side Lock | Low Distortion | Glue-In | Representative Photos | ||
Ø1/2" Optics | | |||||
Optimized for Mirrors | - | -B05F | -C05G | |||
Optimized for Beamsplitters | -B05S | - | -B05G | |||
Optimized for Lenses | - | - | -L05G | |||
Ø19 mm (Ø3/4") Optics | ||||||
Optimized for Mirrors | -19S50/M | - | - | |||
Ø1" Optics | ||||||
Optimized for Mirrors | - | -B1F | -C1G | |||
Optimized for Beamsplitters | -B1S | - | -B1G | |||
Optimized for Lenses | - | - | -L1G | |||
Ø2" Optics | ||||||
Optimized for Mirrors | - | -B2F | -C2G | |||
Optimized for Beamsplitters | -B2S | - | - |
Polaris Kinematic 1.8" x 1.8" Platform Mount | ||
---|---|---|
Optomech Retention Method | Tapped Holes & Counterbores | |
2 Adjuster Knobs | -K1M4(/M) |
Accessories for Polaris Mounts | |
---|---|
Description | Representative Photos |
Ø1/2" Posts for Polaris Mounts | |
Ø1" Posts for Polaris Mounts | |
Non-Bridging Clamping Arms | |
45° Mounting Adapter |
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Polarisマウントの中央のM4用取付け穴に隣接して、アライメントのためにØ2 mm位置決めピン用の穴が2つ付いています。
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上の写真ではキネマティックアジャスタとY軸アジャスタが見えます。写真には、ラベルは記載されていませんが、X軸アジャスタとそのロック用ネジも写っています。
- Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)光学素子用のSM05ネジ付き取付け穴には、厚さ5 mmまでの光学素子の取付けが可能
- あおり調整(チップ&チルト)範囲:±4°
- X/Y軸移動範囲:±2.0 mm、 Z軸移動量:3 mm
- 本体と整合したアクチュエータ
- 13.5 °Cの温度サイクル試験後の角度変位は5 µrad以下(詳細は「試験データ」タブ参照)
Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)光学素子用キネマティックマウントPOLARIS-K05XYのあおり調整(チップ&チルト)範囲は±4°、X/Y軸移動範囲は±2.0 mm、Z軸移動量は3 mmです。容易に高分解能の調整ができ、アライメントの長期安定性も得られます。マウントにはプリロードフレクシャ機構(特許申請中)が採用されており、スムーズで再現性の高い移動が可能です。また、クリーンルームや真空でもお使いいただけるように設計されています。
マウントPOLARIS-K05XYにはあおり調整(チップ&チルト)/Z軸調整用の1/4"-100アジャスタが3つと、X/Y軸移動用の3/16"-130アジャスタが2つ付いています。あおり調整(チップ&チルト)/Z軸調整用のアクチュエータには、取外し可能なノブが付いています。また、5つすべてのアクチュエータに、2.0 mm六角穴が付いています。ノブを取り外すと、すべてのアクチュエータはつまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(別売り。下記参照)やツールSA1の端にある六角レンチ、またはその他の2.0 mm六角レンチを使って調整することができます。
あおり調整(チップ&チルト)/Z軸調整用のアクチュエータは、止めナットPOLARIS-LN1(別売り、下記参照)を使用して固定できます。X/Y軸移動用アジャスタは、2.0 mm六角穴で操作する組込みの移動ロック、または止めナットPOLARIS-LN05(別売り、下記参照)で固定できます。なお、X軸およびY軸に組込まれている移動ロック機構は、互いに他方の軸のアジャスタに隣接して配置されています(右上写真の左側のY軸機構参照)。X/Y軸を長期間安定に固定するには、アジャスタ用止めナットと移動ロックの両方をご使用いただくことをお勧めします。
付属のステンレススチール製固定リングでは、厚さ5 mmまでの光学素子を保持できます。この固定リング(型番:POLARIS-SM05RR)は、別途、追加購入いただくこともできます。マウントには、移動量の参照用として、0.5 mm間隔の目盛が2つ(X軸用とY軸用)付いています。
ポスト取付け用に、M4ネジ用の穴が2つ付いています。取付け配置が指定されている場合は、各取付け面にあるØ2 mmの位置決めピン用の穴を利用することで、取り付けの位置と角度を精密に設定できます(上の写真参照)。使用する位置決めピンとしては、標準的なDIN 7-m6をお勧めします。当社ではこのマウントをPolarisミラーマウント用Ø25 mmポストなどのステンレススチール製ポストと組み合わせて使用することをお勧めしています。
このマウントはØ12.7 mm(Ø1/2インチ)光学素子用に設計されており、Ø12.5 mmのミリ規格光学素子には対応しておりませんのでご注意ください。
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Polarisマウントの中央のM4用取付け穴に隣接して、アライメントのためのØ2 mm位置決めピン用の穴が2つ付いています。
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上の写真ではキネマティックアジャスタとY軸アジャスタが見えます。写真には、ラベルは記載されていませんが、X軸アジャスタとそのロック用ネジも写っています。
- SM1ネジ付き取付け穴には、厚さ5 mmまでのØ25.4 mm(Ø1インチ)光学素子が取付け可能
- あおり調整(チップ&チルト)範囲:±3.4°
- X/Y軸移動範囲:±2.0 mm、Z軸移動量:6 mm
- 本体と整合したアクチュエータ
- 9 °Cの温度サイクル試験後の角度変化は5 µrad以下(詳細は「試験データ」タブ参照)
Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用キネマティックマウントPOLARIS-K1XYのあおり調整(チップ&チルト)範囲は±3.4°、X/Y軸移動範囲は±2.0 mm、Z軸移動量は6 mmです。容易に高分解能の調整を行うことができ、またアライメントの長期安定性も得られます。マウントにはプリロードフレクシャ機構(特許申請中)が採用されており、スムーズで再現性の高い移動が可能です。また、クリーンルームや真空でもお使いいただけるように設計されています。
マウントPOLARIS-K1XYにはあおり調整(チップ&チルト)/Z軸調整用の1/4"-100アジャスタが3つと、X/Y移動用の3/16"-130アジャスタが2つ付いています。あおり調整(チップ&チルト)/Z軸調整用のアクチュエータには、取外し可能なノブが付いています。また、5つすべてのアクチュエータに、2.0 mm六角穴が付いています。ノブを取り外すと、すべてのアクチュエータはつまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(別売り。下記参照)やツールSA1の端にある六角レンチ、またはその他の2.0 mm六角レンチで調整することができます。
あおり調整(チップ&チルト)/Z軸調整用のアクチュエータは、止めナットPOLARIS-LN1(別売り。下記参照)を使用して固定できます。X/Y移動用アジャスタは、2.0 mm六角穴で操作する組込みの移動ロック、または止めナットPOLARIS-LN05(別売り。下記参照)で固定できます。なお、X軸およびY軸に組込まれている移動ロック機構は、互いに他方の軸のアジャスタに隣接して配置されています(右上写真の左側のY軸機構参照)。X/Y軸を長期間安定に固定するには、アジャスタ用止めナットと移動ロックの両方をご使用いただくことをお勧めします。
付属のステンレススチール製固定リングでは、厚さ5 mmまでの光学素子を保持できます。この固定リング(型番:POLARIS-SM1RR)は、追加で別途ご購入いただくこともできます。マウントには、移動量の参照用として、0.5 mm間隔の目盛が2つ(X軸用とY軸用)付いています。
ポスト取付け用に、M4ネジ用の穴が2つ付いています。カスタム構成で取り付ける場合は、各取付け面にあるØ2 mmの位置決めピン用の穴を利用することで、取り付けの位置と角度を精密に設定できます(上の写真参照)。その場合には標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めします。当社ではこのマウントをPolarisミラーマウント用Ø25 mmポストなどのステンレススチール製ポストと組み合わせて使用することをお勧めしています。
このマウントはØ25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用に設計されており、Ø25.0 mmの光学素子には対応しておりませんのでご注意ください。
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Polarisマウントの中央のM4用取付け穴に隣接して、アライメントのためのØ2 mm位置決めピン用の穴が2つ付いています。
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上の写真ではキネマティックアジャスタとY軸アジャスタが見えます。写真には、ラベルは記載されていませんが、X軸アジャスタとそのロック用ネジも写っています。
- Ø38.1 mm(Ø1.5インチ)光学素子用のSM1.5ネジ付き取付け穴には、厚さ5 mmまでの光学素子の取付けが可能
- あおり調整(チップ&チルト)の範囲:±3.4°
- X/Y軸移動範囲:±2.0 mm、Z軸移動量:6 mm
- 本体と整合したアクチュエータ
- 15 °Cの温度サイクル試験後の角度変位は5 µrad以下(詳細は「試験データ」タブ参照)
Ø38.1 mm(Ø1.5インチ)光学素子用キネマティックマウントPOLARIS-K15XYのあおり調整(チップ&チルト)範囲は±3.4°、X/Y軸移動範囲は±2.0 mm、Z軸移動量は6 mmです。容易に高分解能の調整ができ、アライメントの長期安定性も得られます。マウントにはプリロードフレクシャ機構(特許申請中)が採用されており、スムーズで再現性の高い移動が可能です。また、クリーンルームや真空でもお使いいただけるように設計されています。
マウントPOLARIS-K15XYにはあおり調整(チップ&チルト)およびZ軸移動用の1/4"-100アジャスタが3つと、X/Y移動用の3/16"-130アジャスタが2つ付いています。あおり調整(チップ&チルト)およびZ軸用のアクチュエータには、2.0 mm六角穴と取外し可能なノブが付いています。X/Y軸用のアクチュエータにも2.0 mm六角穴が付いています。ノブを取り外すと、すべてのアクチュエータはつまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(別売り。下記参照)やツールSA1の端にある六角レンチ、またはその他の2.0 mm六角レンチで調整することができます。
あおり調整(チップ&チルト)およびZ軸用のアクチュエータは、止めナットPOLARIS-LN1(別売り。下記参照)を使用してロックできます。X/Y移動用アジャスタは、組込みの移動ロック(2.0 mm六角)または止めナットPOLARIS-LN05(別売り。下記参照)で固定可能です。なお、X軸およびY軸用に組込まれている移動ロック機構は、互いに他方の軸のアジャスタに隣接して配置されています(右上写真の左側のY軸機構参照)。X/Y軸を長期間安定に固定するには、アジャスタ用止めナットと移動ロックの両方をご使用いただくことをお勧めします。
ステンレススチール製固定リング(付属)を用いて、厚さ5 mmまでの光学素子の保持できます。追加の固定リングも別途お買い求めいただけますので、その際は当社までご連絡ください。マウントには、移動量の参照用として、0.5 mm間隔の目盛が2つ(X軸用とY軸用)付いています。
ポスト取り付け用に、4つのM4用ザグリ穴が付いています。カスタム構成で取り付ける場合は、各取付け面にあるØ2 mmの位置決めピン用の穴を利用することで、取り付けの位置と角度を精密に設定できます(上の写真参照)。その場合には標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めします。当社ではこのマウントをPolarisミラーマウント用Ø25 mmポストをはじめとするステンレススチール製ポストと組み合わせて使用することをお勧めしています。
このマウントはØ38.1 mm(Ø1.5インチ)光学素子用に設計されており、ミリ規格のØ37.5 mm光学素子には対応しておりませんのでご注意ください。
- 2 mm(5/64インチ)の六角レンチを使用するアクチュエータの調整に便利
- 赤色アルマイト加工の調整ノブで六角レンチのサイズが刻印
- 六角チップは取り替え可能
- 1パック4個入り
この2 mm(5/64インチ)六角レンチ型の調整用つまみネジを使用することで、2 mm六角レンチで調整するアクチュエータ(またはノブを取り外した標準タイプのアクチュエータ)が迅速に調整できます。 これは取り外し可能なノブであるため、調整の合間にネジの六角穴に取り付けたままにしておくことができて便利です(右の写真参照)。 #8-32止めネジ(2 mm六角)が取り替え可能の六角形のビットを固定します。この取り替え可能なビットは、一方の先端がつぶれてしまっても、逆向きで再利用できます。 交換用の六角レンチ型ビットが必要な場合には、当社にお問い合わせください。
つまみネジ型六角レンチには、0.050~3/16インチと2 mm~5 mmのサイズの製品があります。
クロススレッド(斜めにねじ込む状態)しないように止めナットを取り付けるには、アジャスタの先に止めナットをそっと置いてください。 止めナットを少々緩める方向に回し、止めナットのネジ部分とアジャスタのネジ部分を合わせてからアジャスタに締め付けてください。この動画では、低歪みマウントPOLARIS-K1F1に止めナットPOLARIS-LN1を取り付ける手順をご覧いただけます。
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マウントPOLARIS-K19S4に取り付けられた止めナットPOLARIS-LN05
- アジャスタの長期安定を保つ止めナット
- Polarisマウントに対応(一部対応しない製品もございます)
- 止めナットPOLARIS-LN05の内ネジは3/16"-130
- 止めナットPOLARIS-LN1の内ネジは1/4"-100
こちらの止めナットは、低頭アジャスタ以外のアジャスタが付いたPolarisキネマティックマウントにご使用いただけます。止めナットPOLARIS-LN05は3/16"-130アジャスタ用、POLARIS-LN1は1/4"-100アジャスタ用です。 アジャスタの長期安定性、または衝撃や振動にさらされる用途向けに設計されており、Polaris同様、あらかじめ高真空対応のアウトガスの少ないPTFE潤滑油が塗布されており、アジャスタとの適合性が試験されています。
アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットは手またはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。 長期安定性を必要とする場合には、各止めナットに適切なトルクをかけるのに下記のトルクレンチがご使用いただけます(トルク値については 下記をご覧ください)。POLARIS-LN05には6 mmの六角レンチ、POLARIS-LN1には13 mmの六角レンチをそれぞれお使いください。止めナット締付け時のクロススレッド(斜めにねじ込む状態)を防ぐには、止めナットをアジャスタ部分に置いた際、止めナットがアジャスタのネジにはまるまで緩める方向に回し、その後アジャスタに締め付けてください。
- アジャスタの長期安定性を保持
- Polarisマウントに対応(一部使用できない製品あり)
- Ø8.4 mm x 厚さ1.9 mmの薄型
- スパナレンチPOLARIS-T2を使用して回転軸に沿った締め付けが可能
こちらのロック用カラーは、ピエゾ駆動のマウントや低頭アジャスタ付きのマウント(型番POLARIS-K1E3、POLARIS-K1E2)を除く、1/4"-100アジャスタが付いたPolarisマウントに対応します。アジャスタの長期安定性、または衝撃や振動にさらされる用途向けに設計されているこちらのロック用カラーには、Polarisマウントと同様、あらかじめ高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリースが塗布されており、またアジャスタとの適合性が試験されています。
スパナレンチPOLARIS-T2は、ロック用カラーPOLARIS-LNS1の固定用に特化して設計されています。ダブルスパナヘッドにより完全にかみ合い、またロック用カラーの調整はアジャスタと同一線上で行える設計です。スパナレンチの中心の貫通穴から2 mmボール(六角)ドライバが通るので、ロック用カラーを調整中にアジャスタを位置固定することができます。
アジャスタをたびたび調整しなければならない場合、ロック用カラーはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.23 N·mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW13(下記参照)とスパナレンチPOLARIS-T2を合わせてご使用いただくと得ることができます。ロック用カラー締付け時のクロススレッド(斜めにねじ込む状態)を防ぐには、カラーをアジャスタの反対側に置き、カラーがアジャスタのネジにはまるまで緩める方向に回し、その後、アジャスタにねじ込んでください。
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各レンチには型番とプリセットされたトルク値が刻印されています。
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トルクレンチTW6を使用して、ミラーマウントPOLARIS-K05T2に止めナットPOLARIS-LN05を固定
- Polaris止めナットとスパナレンチ用のプリセットトルクレンチ(対応する製品については下表をご覧ください)
- TW6: 6 mm六角、0.17 N•m
- TW13: 13 mm六角、0.23 N•m
- 適切なトルクを確実に負荷できるブレークオーバー(Break-Over)型
- 長期的に固定する用途に適しています。
こちらのトルクレンチには、Polarisマウントの止めナットを長期的に固定するうえで適切なトルク値がプリセットされています。仕様については下表をご覧ください。プリセットされたトルク値に達すると、右の写真のようにピボットジョイントが折れ曲がる仕組みになっています。力を抜くと、レンチの六角ヘッドは元の位置に戻ります。この設計により、止めナットに設定値以上のトルクが加わるのを防止しています。指標として刻印されている線は、定められたトルクをかけるためにレンチを回転させる角度を示しています。この線を越えてハンドルを回転させると、止めナットを締め付けすぎていることになります。レンチには、使用時に識別しやすいように、プリセットのトルク値、トルクをかける方向、レンチサイズ、および型番が刻印されています。
これらのレンチは、クリーンルームや真空チャンバ内でも使用可能です。すべてCarpenter AAA不動態化処理による化学洗浄を行い、表面から硫黄、鉄、汚染物質などを除去しています。不動態化処理の後は、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立て、2重の真空バッグに入れてクリーンルームに搬入するまでの間に汚染されないようにしています。レンチはビードブラスト加工されているため、レーザを使用するセットアップで作業するときでも反射光が最小限に抑えられます。
なお、こちらのレンチはアジャスタを高頻度で調整するためのものではありません(そのような用途で必要とされるトルク値は、通常0.03~0.06 N•mです)。
Item # | Hex | Torque | Torque Accuracy | Compatible Items |
---|---|---|---|---|
TW6 | 6 mm | 24 oz-in (0.17 N•m) | ±1.44 oz-in (0.010 N•m) | POLARIS-LN05 3/16"-130 Lock Nut |
TW13 | 13 mm | 32 oz-in (0.23 N•m) | ±1.92 oz-in (0.014 N•m) | POLARIS-LN1 1/4"-100 Lock Nut POLARIS-LN4 3/8"-100 Lock Nut POLARIS-T2 Spanner Wrench for POLARIS-LNS1 Locking Collar POLARIS-T3 Spanner Wrench for POLARIS-LNS05 Locking Collar |
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ミラーマウントPOLARIS-K1Eに取り付けられたノブF25USK2
- 角分解能を高めるØ23.5 mm(0.925インチ)ノブ
- 六角ソケットに対応する貫通穴
取外し可能なアジャスターノブはØ25.4 mm(Ø1インチ)、Ø38.1 mm(Ø1.5インチ)およびØ50.8 mm(Ø2インチ)のPolarisキネマティックマウントとPolarisキネマティックプラットフォームマウントを含めた当社の1/4"-100アジャスタにご使用いただけます。Ø23.5 mm(Ø0.925インチ)と大型なので、標準のPolarisノブに比べて高い角分解能をご提供します。
なお、ノブF25USK2は、サイドホールタイプのアジャスタが付いたPolarisマウントには対応しません。ノブの穴はサイドホールアジャスタのネジに届くほどの深さはありません。