光学素子製造QuickTurn™

複数要素で構成されるカスタム仕様のアセンブリの試作や製造も行っています。詳細および納期については、当社までお問合せください。

光学素子のカスタマイズについて

カスタマイズや組み込み用途(OEM用途)において、試作や製造を迅速に行う必要がある場合は、当社の光学素子製造技術QuickTurn™についてお問い合わせください。当社のチームは、専用の製造エリアにおいて迅速な設計とラピッドプロトタイピングに取り組んでおります。これにより、カスタム設計の光学素子や複数の光学素子で構成されるシステムの製造時間が短縮されています。

厳しいタイムライン要件での精密光学素子のカスタマイズなど、
当社までお気軽にご相談ください。

当社の経験豊富なエンジニアが最先端の機器を活用して、様々なアセンブリをご提供いたします。

• 複レンズおよびトリプレットレンズ
• ファストレンズ
• 集光およびズームレンズアセンブリ
• 広視野(FOV)レンズ
• アサーマルレンズシステム
• イメージングレンズアセンブリおよび
  顕微鏡用対物レンズ

光学素子製造QuickTurn™(ラピッドプロトタイピング)とは

当社において、光学レンズとアセンブリ製品の両方で光学素子製造QuickTurn™(QTO)ができるようになりました。2023年にJML Opticalを買収したことにより、組み込み用途(OEM用途)向け光学素子の生産能力が大幅に拡張され、業界の標準的なリードタイムの数分の一の時間で新しいアイディアを実現できるようになりました。

当社のラピッドプロトタイピングを使用することで、複数の光学素子で構成されるアセンブリやエンジニアリングコンポーネントを受注から短期間でお届けすることができます。このような素早い納期は、半導体、産業、イメージング、ライフサイエンス、医療機器、自動車、航空宇宙、防衛産業向けの新しい光学およびイメージング機器やデバイス、プラットフォームの実現を加速します。

ニューヨーク州ロチェスターにある、当社の広大な光学素子製造QuickTurnの施設には、各種ガラスの生成、研削、研磨に特化した製造エリアがあります。これらの機能をそれぞれ別の機械で処理するには個別の生産タイムラインが必要となりますが、当社の統合施設では全体的な製造時間を大幅に短縮することができます。また、オプトメカニクスの設計、ラピッドプロトタイピング、ガラスおよび金属の製造、薄膜コーティング、計測、環境試験、そして組立てをすべて一つの施設で実施することで、平面、球面、非球面、円筒形、非円筒形等の光学素子の製造時間をさらに短縮できます。

光学素子のラピッドプロトタイピングの利点

• 低リスク：試作することで、製品の動作や性能が設計通りかをテストできます。これにより、本格的な製造工程に入る前に設計上の欠陥を特定し、適切な修正を行い、重大でコストのかかるミスのリスクを最小限におさえることができます。
• 設計の柔軟性：様々な設計を平行して試し、それぞれを比較して最適な設計を決定することができます。
• 決定をサポート：実物の製品モデルがあると、多くの場合、関係者にアイディアを提示することが容易になります。

光学素子製造QuickTurnのメリット

• 市場投入までの期間の短縮：QTOの標準リードタイムは、製品の設計や材質の調達状況により異なりますが、およそ1～2か月ほどです。
• 垂直統合：切断、研削、研磨をすべて1つの製造エリアで行うことで、これらの工程間の待ち時間をなくしています。さらに、当社のQuickTurn製造施設では、専門的なエンジニアリング設計、熟練した製造、薄膜コーティング、クリーンルームでの組み立て、計測、環境試験の機能がひとつ屋根の下に備わっているため、待ち時間を最小限に抑えることができます。
• 継続的な進化：幅広い種類のレンズ形状に対応できるよう、機械と設備に投資しています。当社のQTOは、もともとは平面および球面レンズに特化していましたが、ラピッドプロトタイピングと製造能力を拡大することで、非球面レンズ、シリンドリカルレンズ、光学アセンブリにも対応できるようになりました。