光学部品アセンブリの特注について

カスタム対応や組み込み用途(OEM用途)向けの光学部品アセンブリの設計や製造については、当社までご相談ください。当社のチームは、専用の製造エリアにおいて迅速な設計とラピッドプロトタイピングに取り組んでおります。当社の経験豊富なチームがご用途の要件に合うよう取り組み、試作品から製造までの全工程においてサポートいたします。

詳細は当社までお気軽にご相談ください。

当社の設計エンジニアがお客様と連携してご用途の要件にあった製品を設計していきます。

カスタム設計により作製される光学部品アセンブリは、光学素子と機械・電子機器のハードウェアとの複雑な組み合わせで構成され、ライフサイエンス、医療、産業、半導体、エンターテイメント、防衛などのさまざまな用途で使用されています(詳細は「用途例」をご参照ください)。適切な設計、組み立て、テストはすべて、光学システムが意図したとおりに動作する鍵となります。当社では、お客様が複雑な光学設計における課題を解決できるようお手伝いし、最初のコンセプト計画から量産の段階まで製品をシームレスに移行させることができます。

光学部品アセンブリの種類

光学部品アセンブリは下記の2種類のカスタマイズ対応が可能です。

オプトメカニクスアセンブリ
オプトメカニクス製品の設計エンジニアは、光学部品用の取付セルや、金属製やプラスチック製筐体など光学部品の取り付けや精密な位置決め用のハードウェアの開発に重点を置いています。設計と製造における重要な要素は、精度と安定性です。このタイプのアセンブリの例としては、イメージング用対物レンズ、チューブレンズ、レーザーアセンブリ、光学フィルタおよびミラーアセンブリなどがあります。

電気光学アセンブリ
電気光学素子設計には、プリント基板(PCB)やセンサなどの電子部品を光学アセンブリに組み込んだり、制御ソフトウェアの設計も含まれることがあります。機械部品と同様に、光学性能が確保できるよう、部品を慎重に選定し、適切に取り付ける必要があります。このタイプのアセンブリの例としてはマシンビジョン検査システムやナイトビジョンイメージングシステムなどがあります。

どちらのタイプのカスタムアセンブリも、レンズ、ビームスプリッタ、ミラー、プリズムなどの透過光学素子や反射光学素子を使用しています。光学レンズにはさまざまな形状やサイズをご用意しています。全体的な光学特性(機能)と性能特性を決定するのは、レンズ表面がどのように設計され、製造されているかです。右の表では、光学システムに一般的に組み込まれているレンズの種類の簡単な説明がご覧いただけます。

光学アセンブリの設計上の考慮点

複雑な光学アセンブリ(顕微鏡対物レンズなど)の設計は、複数のコンポーネント(機械、電気、光学)が、制約(アセンブリのサイズ、予算など)を満たしながら、意図したとおりに動作させる必要があるため、簡単には実現ができません。当社では知識豊富で熟練した設計エンジニアリングチーム、様々な製造設備、最先端の組立・計測試験設備(クラス100のクリーンルームを含む)、そして薄膜コーティングおよび環境試験能力により、業界特有の要件を満たすことのできるカスタムアセンブリを製造することができます。

そしてどのようなプロジェクトであっても、試作品から生産まで、すべての段階で品質を重視しています。各光学部品は慎重に設計・製造され、すべての仕様が満たされているかテストされます。

また当社の光学素子製造能力QuickTurn™により、複数の光学素子を用いた複雑な光学アセンブリをおよそ1～2か月ほどで開発・提供することができます。当社の光学素子製造能力とQuickTurn™については当社までお問い合わせください。

経験豊富なエンジニアリングチームと組立の技術者が課題解決に向けてサポートいたします。

光学部品のカスタムアセンブリは、様々な産業分野と用途で使用されています。下記では、ライフサイエンス、医療、工業、半導体、航空宇宙・防錆、航空イメージングとマッピング、そしてエンターテイメント業界における当社の取り組み例をご紹介しています。