連続可変型ショートパス/ロングパスフィルター
- Hard-Coated Linear Variable Shortpass and Longpass Filters
- Design Wavelength Ranges of 400 - 1000 nm or 1000 - 1700 nm
- Passband Transmission: >94%
- Out-of-Band Blocking: ODavg > 5
FESHV1
400 - 1000 nm
Linear Variable Shortpass Filter
FELHV1
400 - 1000 nm
Linear Variable Longpass Filter
Front View of the FELHV2 Linear Variable Longpass Filter for 1000 - 1700 nm
Front View of the FESHV2 Linear Variable Shortpass Filter for 1000 - 1700 nm
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Common Specifications | ||
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Out-of-Band Blockinga | ODavg > 5, ODabs > 4 | |
Housing Dimensions (L x H x W) | 62.9 mm x 18.0 mm x 3.9 mm (2.47" x 0.71" x 0.16") | |
Clear Aperture (L x H) | 58.4 mm x 13.5 mm (2.30" x 0.53") | |
Optic Thickness | 2.0 mm (0.08") | |
Transmitted Wavefront Error | ≤158.2 nm RMS Over Any Ø10.0 mm Area | |
Surface Quality | 60-40 Scratch-Dig | |
Parallelism | < 3 arcmin | |
Coating | Hard Coated | |
Housing | Mounted in Black Anodized Aluminum Housing | |
Edge Markings | Side | Item #, Engraved Arrowa |
Top | Approximate Positions of Cut-Off or Cut-On Wavelengths | |
Substrate | C7980c` | |
Operating Temp | -40 °C to 150 °C |
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上のグラフは、可変ロングパスフィルタFELHV1を透過した1/e2径1 mmのビームの透過率を示しています。フィルタ上のビームの位置は、透過方向から見て筐体の左内側端から測定しました。
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各フィルタの上部には、カットオフまたはカットオンの波長のおおよその位置を100 nm単位で示す刻印があります。
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各フィルタの側面には、透過方向を示す矢印が刻印されています。
特長
- ショートパスフィルタとロングパスフィルタをそれぞれ2種類の波長範囲でご用意
- 400~1000 nm
- 1000~1700 nm
- 透過帯域外阻止性能:ODavg > 5、ODabs > 4
- 連続可変カットオフまたはカットオン波長
- 長方形フィルタ、透明な開口部:13.5 mm x 58.4 mm
- 透過方向は側面に刻印
- 上端部に透過波長の相対位置を刻印
ハードコーティング付き連続可変型ショートパス/ロングパスフィルタは、カットオフまたはカットオン波長がフィルタの長さに沿って直線的に変化するスペクトル分離するように設計されています。ショートパスフィルタとロングパスフィルタの両方で、波長範囲400~1000 nmと1000 nm~1700 nmをご用意しています。これらのフィルタは、通過帯域全体で94%以上の透過率がありながら、帯域外(ODavg > 5)での阻止にも優れています。各フィルタには長方形の透明な開口があり、アルマイト加工アルミニウム製筐体に取り付けられています。筐体には、側面の端に透過方向を指す矢印と、カットオフまたはカットオンの波長のおおよその位置が100 nm刻みで刻印されています(右上の画像を参照)。刻印された矢印の方向でフィルタを使用することで、不要な散乱を減らし、光源に戻る後方反射を最小限に抑えることができます。フィルタは、分光器に補足的なブロッキング機能として追加したり、個別のフィルタの便利な代替品としたりしてお使いいただけます。
可変バンドパスのシステムが必要な場合、ショートパスとロングパスの可変フィルタを順番に配置することで、通過帯域幅を調整可能なフィルターアセンブリを作ることができます。リニア可変フィルタFESHV1とFELHV1を使用したフィルターアセンブリの動作例については、「性能」タブをご覧ください。
可変通過帯域
各フィルタのカットオフまたはカットオン波長は、長さ方向に沿って連続的に変化します。フィルタFESHV1とFELHV1の線形スペクトル勾配は10.9 nm/mm、FESHV2とFELHV2の線形スペクトル勾配は12.7 nm/mmです。 各フィルタのカットオフまたはカットオン幅は9.0 nmです。詳細は下の表をご覧ください。
これらのフィルタの分光特性は、表面に対して光が垂直に入射した場合の仕様です。法線から0°を超える角度で入射する光の場合、透過通過帯域は短波長側にシフトします。各フィルタのカットオフとカットオンの遷移の急峻さは、ビーム径が大きくなるにつれて減少します。大径ビーム(Ø1.0 mm以上)または発散ビームの場合、ビームが大きくなるにつれて遷移の急峻さは小さくなります。このカットオフトカットオンの遷移幅が性能にどのように影響するかについては、「性能」タブをご覧ください。
取付例
フィルタは1軸移動マウントXF100/Mに取り付け(上の写真参照)、精密移動で、カットオフとカットオン波長を調整することができます。
ビームサイズと透過率
こちらの可変フィルタのカットオン・カットオフ波長は入射ビームのサイズの変化に敏感です。下のグラフでは、可変型ロングパスフィルタFELHV1のカットオン透過波長に対するビームサイズの影響を示しています。データは、幅0.25 mm~7.0 mmまでの調整可能なスリットを用いて入射ビームのサイズを変化させて収集しました。
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上のグラフは、調整可能なスリットを用いて入力ビームサイズを変化させたときのFELHV1の透過率のカットオン幅を示しています。カットオン幅は、透過率10%から90%への移行に必要な波長変化として定義されます。
入射角と透過率
これらのフィルタは、表面に垂直入射する光(入射角約0°)で動作するように設計されていますが、入射角がゼロではない光やわずかに発散した光でもご使用いただけます。入射角が0°でない場合やコリメートされていないビームの影響が下のグラフでご覧いただけます。4本の実線は、入射角0°、5°、10°、12.5°のコリメートされたビーム、破線は、入射角が0°で円錐半角12.5°で発散するビームです。すべてのビームはフィルタの表面において1/e2径が1 mmです。入射角が大きくなると、カットオンまたはカットオフの中心波長は短波長側にシフトします。入射角0°の発散ビームまたは非コリメートビームの場合、カットオン幅またはカットオフ幅は広がり、中心波長は短波長側にシフトします。
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上のグラフでは、ショートパスフィルタFESHV1の透過率の入射ビームの入射角依存性を示しています。測定は、4つの異なる入射角のコリメートビーム(実線)と、円錐半角12.5°、入射角0°の発散ビーム(破線)を用いて行いました。すべてのビームはフィルタの表面において1/e2径が1 mmです。
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上のグラフでは、ロングパスフィルタFELHV2の透過率の入射ビームの入射角依存性を示しています。測定は、4つの異なる入射角のコリメートビーム(実線)と、円錐半角12.5°、入射角0°の発散ビーム(破線)を用いて行いました。 すべてのビームはフィルタの表面において1 mm 1/e2径が1 mmです。
可変帯域幅
ロングパスフィルタとショートパスフィルタの2つのフィルタを使って、可変バンドパスフィルタを作ることができます。下のグラフは、可変ロングパスフィルタFELHV1の後に可変ショートパスフィルタFESHV1を配置して作製した可変バンドパスフィルタの透過率データの例です。FELHV1の位置に対するFESHV1のおおよその位置は下の図でご覧いただけます。フィルタFELHV1は、入射ビームがおおよそカットオン波長625 nmの位置でセットされています。ここで重要なのは、全体の透過率が、透過率の積(0.94 x 0.94 = 0.88、つまり88%)に従って減少することに留意することです。
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上のグラフでは、ロングパスフィルタFELHV1とショートパスフィルタFESHV1を組み合わせて作製した可変バンドパスフィルタを用いた光学システムの透過率を示しています。入射ビームに対する各フィルタの位置はそれぞれ独立して調整でき、通過帯域のチューニングが可能です。
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上図では、左のグラフのフィルタFELHV1の位置に対するFESHV1フィルタの相対位置を示しています。矢印の色はグラフ内の線の色に対応しています。
Posted Comments: | |
Max S.
 (posted 2024-11-08 14:30:32.007) Good day,
what are the damage thresholds of the filters?
To use a pair of them as a variable BPF in imaging systems one has to focus the incoming radiation on the filters. And the treshold is important.
Regards cdolbashian
 (posted 2024-11-27 08:45:51.0) Thank you for reaching out to us regarding this newly released product. At this time, we do not have official damage threshold tests completed, but we do have some guidelines regarding power handling. In general, you should expect damage > 1MW/cm² for CW and >= 1J/cm^2 for pulsed radiation. However, the caveat is that this only applies if the laser wavelength used is clearly in the passband or block band of the filter, and if the wavelength is in the region of the spectral edge, the values could be lower. I have contacted you directly to inquire after your light source and application. |