ファイバーメカニカルスプライサー、一時的な接続用

- Reusable Splices Preloaded with Index Matching Gel
- Index Matching Gel Available Separately
- One-Time-Use Splice Protector Sleeves Available
G608N3
Index Matching Gel
TS126
Fiber Splice, 2 per Package
SPS40
Splice Sleeve Shown with Spliced Fiber
(Fiber Not Included)

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特長
- ファイバ同士の一時的な接続のためのファイバーメカニカルスプライサ(再利用可能)
- 屈折率マッチングジェルによりファイバ接続時の損失を最小化(ジェルは別売りでもご用意)
- スプライス保護スリーブは、外径900 µmまでのファイバに対応
当社の一時的な接続用のファイバーメカニカルスプライサは、2本のシングルモードまたはマルチモードファイバを接続します。ファイバーメカニカルスプライサTS126は、クラッド径がØ125~Ø140 µmのファイバに対応します。 使い方は簡単で、緊急にファイバの接続を行う必要がある際の解決策です。 各スプライサには接続損失0.2 dB(典型値)を実現するための屈折率マッチングジェルG608N3が予め入っています。スプライサを再利用する際は、屈折率マッチングジェルを追加すると性能が向上します。ジェルG608N3は下記にて別途ご購入いただけます。その他のファイバ終端処理製品をご入用の場合は、光ファイバーコネクタ用アダプタ、シングルモードファイバ用コネクタ、マルチモードファイバ用コネクタをご覧ください。
スプライス保護スリーブ(SPS40、SPS60)は外径900 µmまでのファイバに対応し、融着接続時の融着部でのしなりや曲がりが防止できます。また、優れた剛性を実現し、元々あったファイバ被覆の代わりとしてご使用いただけます。 このスリーブの融着点を保持するためのロッドがスチール製のため、切断して使うことはできませんのでご注意ください。長さのカスタマイズも承ります。詳細は当社までお問い合わせください。
当社では、ファイバの融着接続用に融着用ファイバ付きコネクタ、ファイバ融着接続キット、ファイバークリーバ、光ファイバ終端処理ツールもご用意しております。また当社のVytran®ファイバーリコータを用いると柔軟性のある薄型のスプライス保護が可能となります。
G608N3 Index Matching Gel Specifications | ||
---|---|---|
Refractive Index | 402 nm | 1.4995 |
589.3 nm | 1.4646 | |
980 nm | 1.4462 | |
1550 nm | 1.4378 | |
Refractive Index Temperature Coefficient (25 °C to 60 °C) | -3.5 x 10-4 per °C | |
Refractive Index vs. Wavelength (Cauchy Fit)a | 1.4338 + 10520 λ-2 | |
Optical Absorption (450 - 750 nm) | < 0.003% per µm | |
Apparent Viscosity (25 °C) | 10 600 poises | |
Oil Separation (24 hrs at 100 °C) | 0.2% | |
Evaporation (24 hrs at 100 °C) | 1.0% | |
Specific Gravity (25 °C) | 1.06 | |
Thermal Coefficient of Expansion | 0.0006 cc/cc/°C | |
Microscopic Particulate Contamination | 10 - 34 µm | < 300 Particles/cc |
≥35 µm | 0 Particles/cc | |
Index Matching Gel Absorption (%/mm) | Click for Graph |
Splice Protector Sleeve Specifications | ||
---|---|---|
Item # | SPS40 | SPS60 |
Sleeve Length | 40 mm | 60 mm |
Stainless Steel Rod Length | 35 mm | 55 mm |
Inner/Outer Tube Material | Ethylene-Vinyl Acetate | |
Dimension After Shrinking | Ø3.2 mm x 40 mm | Ø3.2 mm x 60 mm |
Temperature Range After Shrinking | -40 to 80 °C |

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スプライス保護スリーブは、外側の収縮チューブ、内側のチューブ、スチール製ロッドで構成されており、融着部を保護します。
ファイバの接続方法
必要な材料
ファイバ接続を始める前に必要な部材が全て揃っていることをご確認ください。 必要な材料は、ファイバーメカニカルスプライサ(型番TS126)、 ファイバーストリッパ、ファイバースクライブ(型番S90R)、ホスピタルグレードの99%純度のイソプロパノール、キムワイプ®† (KW32)です。 この接続ユニットに適用可能なファイバのクラッド径は125 µm~140 µmです。 よって、ファイバーストリッパとして、クラッド径によりT06S13、T08S13、T08S40のいずれかが必要となります。 詳細についてはリンク先をご覧ください。
†Kimwipes®(キムワイプ)は、Kimberly-Clark社の登録商標です。
組み立て方法
ステップ1. 接続する2本のファイバの被膜除去、クリーニングならびにクリーブを行います。各端の被膜除去部分の長さはクリーブ後、約14 mm必要です。ファイバの適切なクリーブ方法は、光ファイバのコネクタ付けと研磨の手引書に詳しく載っています。こちらをクリックしていただくとダウンロードが可能です。
ステップ2. グレーのプラスチック製の「クラムシェル」部分から黄色のファイバーチューブを外します(写真1をご覧ください)。
ステップ3. 黄色のファイバーチューブの小さな穴の一方からファイバを挿入してください(写真2をご覧ください)。接続チャンネル内にファイバがしっかり入ると、それ以上ファイバは挿入できなくなります。
ステップ4. もう一方のファイバを黄色のファイバーチューブの反対側から挿入してください。どちらかのファイバに光源を接続し、もう一方のファイバにはパワーメータを接続します。ファイバの先端同士が近づくにつれ、伝達される光パワーは上昇し、接触すると最大光パワーに達します(接続による平均損失は約0.2 dBです)。損失を最小に抑えるためにファイバをゆっくり回転させる必要がある場合もあります。ファイバ同士を押し続けると、ファイバを破損するか端面に傷が生じ、信号強度が低下する可能性があるのでおやめください。
ステップ5. (任意で)グレーのクラムシェルを再装着して機械的安定を図ります(写真3をご覧ください)。黄色のチューブ外のファイバがクラムシェルの溝部分にはまるように装着してください。恒久的に融着接続させ、安定性を向上させるためには大きい方のクラムシェルの2つの穴にエポキシ接着剤を注入してください。
スプライススリーブガイド
ステップ1. 2本のコネクタ付きファイバを融着するときは、融着作業の前にいずれか1本のファイバを、スプライス保護スリーブに通します(写真1をご覧ください)。
ステップ2. 2本のファイバの融着が終わった時点で、融着点に保護スリーブをスライドさせて、ファイバ融着接続器の加熱部分に装着します。スプライス保護スリーブを適切に加熱するための装置の正しい設定方法については、取扱い説明書をご参照ください(写真2をご覧ください)。
適切に加熱された場合は、スプライス保護スリーブがしっかりと位置固定されて、ステンレススチール製のロッドが融着部を確実に保持します。これによって、融着部は確実に保護されて、周囲のしなりや曲げが防止できます(写真3をご覧ください)。

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写真3
融着したファイバ上を覆ったスプライス保護スリーブが収縮した状態です。
Posted Comments: | |
Larry.Koehler
 (posted 2018-10-11 07:49:57.32) MSDS? YLohia
 (posted 2018-10-11 09:09:31.0) The MSDS can be accessed by clicking on the red "document" icon on the left side of the part number. Here is a direct link to it: https://www.thorlabs.com/_sd.cfm?fileName=TTN006737-MSDS-en-us.pdf&partNumber=G608N3. dengin
 (posted 2016-06-29 07:57:24.373) G608N3
Can we use the index matching gel effectively at 2.0um.
We are want to use the gel in stripping clad light from fibers (Silica).
thank you tomjspot-thor
 (posted 2014-03-28 10:11:06.46) I was wondering if the Bare Fiber Terminator is used the same way one would make an regular connector just without the epoxy. In particular does one also have to polish the fiber after cleaving? pbui
 (posted 2014-04-02 04:48:34.0) First, you would need to strip and cleave the fiber before inserting the fiber into the connector. Then, you visually align the fiber tip with the ferrule hole before clamping down with the BFTU. If you're working with < 500 um core fibers, if the cleave is good, then there's no need to polish. With larger core sizes, you may need to hand polish it. briana.singleton
 (posted 2013-11-22 12:27:33.317) Can you please give the material that the BFTU is composed from? I would like to use it in a radiation environment and need to know how it will respond. Thanks. pbui
 (posted 2013-11-27 03:36:39.0) Response from Phong at Thorlabs: The BFTU is composed primarily of various grades of Aluminum. Additional internal components include metal springs and dowels. user
 (posted 2013-06-27 10:15:54.26) BFTU
The bare fiber connector is useful tool, yet it need s improvement. It presses the fiber bit too hard, so it disturbed the mode. When using with single mode bare fiber, it works OK. However I use Bessel beam and I can see immediately the beam intensity changes to elliptically asymmetric profile after releasing the locker. pbui
 (posted 2013-08-05 11:26:00.0) Response from Phong at Thorlabs: Thank you for your feedback. I'm sorry to hear that the BFTU is altering your Bessel Beam's profile. Unfortunately, this is inherent to the design of the BFTU in order to make it universal, since the clamping force is required to secure the fiber in place. We are looking into other designs that don't require as much clamping force so as to reduce the effect it has on the beam's profile. oscar
 (posted 2013-02-07 13:01:38.957) Dear Sir/Madam,
Dear Sir/Madam,
I would like to confirm if the BFU module is compatible with the use of 30126G2-1050 connectors. If not, I also would like to know how to use these connectors in a reusable way.
thank you very much for your kind help.
Sincerely
Dr. Oscar Esteban
Alcala University (Spain) tcohen
 (posted 2013-02-21 15:06:00.0) Response from Tim at Thorlabs: The diameter of fiber that your connector would accept is too large for the BFTU. We are currently working to expand the compatibility with different connectors and buffer sizes and I will contact you to discuss this with you further. user
 (posted 2011-10-11 11:05:53.0) For the specs of part number BFTU, I think it would be more clear to state which adapters DO work with BFTU in addition to which adapters are not compatible. It's a little bit confusing trying to figure out how to choose the correct adapter for various uses. bdada
 (posted 2011-10-11 14:58:00.0) Response from Buki at Thorlabs:
Thank you for your feedback on our web presentation. We will work on making the information clearer so it is easier to tell which connectors can be used with the BFTU fiber terminator. Please contact TechSupport@thorlabs.com if you have any questions. akram
 (posted 2007-10-30 08:09:16.0) I want learn about machanicl splice with photo.
Akram technicalmarketing
 (posted 2007-12-10 08:18:13.0) This is in response to the post by akram regarding additional detail on the assembly procedure for the TS125/TS128 fiber splice. We are happy to announce the idea posted by you has led us to add a full assembly tutorial, complete with photos, to the presentation information for these parts. By clicking on the "Assembly Tutorial" tab, one can see a step-by-step explanation of the assembly process. We thank you for this constructive input and hope that the posted tutorial meets your needs.
Thanks you,
Technical Marketing Department
Thorlabs, Inc. |

- ファイバを素早く接続
- 自己保持が可能なクラムシェル型設計
- クラッド径Ø125~Ø140 µmのファイバを接続可能
- 1つのパッケージにファイバースプライサ2個入り
当社の再利用可能なファイバーメカニカルスプライサは、クラッド径がØ125~Ø140 µmの2本のシングルモードまたはマルチモードファイバを接続します。グレーのクラムシェル型筐体内のファイバーチャンネル(右の写真参照)は、直径が異なる2つの部分に分かれています。黄色のファイバースプライスチューブに近い部分はØ250 µmでファイバの被覆部分が入る大きさで、その外側の部分の大きさはØ900 µmです。各スプライサには接続損失0.2 dB(典型値)を実現するための屈折率マッチングジェルが予め入っています。スプライサを再利用する際、屈折率マッチングジェル(G608N3、下記にて別売り)をファイバ端につけてから黄色いスプライスチューブに挿入すると性能が向上します。
当社のファイバーメカニカルスプライサはクラムシェル型の設計で、ファイバを自己保持できます。使い方は簡単で、緊急にファイバの接続を行う必要がある際の解決策です。黄色のスプライスチューブは小型化の用途ではチューブだけで使用することも可能です。グレーのクラムシェル型クランプを装着すれば安定性がさらに向上します。恒久的な接続には接着材(例えば強力瞬間接着剤やエポキシ接着剤)など)を下の方のクランプにある2つの小さな貫通穴に注入してください。0.7 kgの引張強度を得ることができます。詳細は、ページ上および右の写真をご参照ください。
その他のファイバ終端処理製品をご入用の場合は、光ファイバーコネクタ用アダプタ、シングルモードファイバ用コネクタ、マルチモードファイバ用コネクタをご覧ください。

- ファイバの機械接合時の損失を最小に
- 屈折率: 1.4646 @ 589.3 nm
- 非導電性
- 3 ccのシリンジ入りジェル
G608N3は透明度の高いジェル状の光学結合に用いる化合物で、導波路の接合部での信号減衰を抑制します。2本のファイバの接合部に空気が存在すると、信号を伝搬する導波路と空気の間の屈折率の差が大きいために、顕著な光の屈折が生じます。光学的結合に用いる化合物であるG608N3は、信号損失を最低限に抑えるために必要な光学的純度、透明度および屈折率を有し、かつ硬質な部品の間に柔軟な機械的接合状態を実現しています。硬質な光学的接着剤とは異なり、この柔らかいジェルはには粘弾性があり、過度な応力や層間剥離を生じさせることなく、精密な光学部品間の熱膨張率の差を補うことができます。
この材質は多くのデバイスにおいて、周囲のホコリや液体から繊細な光学部品を保護する役割も果たします。このジェルは、清浄度が高く、黄変しない性質を有し、X線、紫外線や日光の影響を受けないように配合されています。ガスの放出量や揮発性が極めて低いので、光を吸収する微粒子を含有しません。この光学用途向け製品は、化学的に安定しており、無害で、幅広い温度範囲で有効で、高い信頼性や製品寿命が求められる用途に適します。1本のシリンジには、3 ccの屈折率マッチングジェルが入っています。ジェルを取り除くには、アセトンやイソプロパノールなどのアルコールでジェルが付着した部分をクリーニングしてください。
この屈折率マッチングジェルは、光ファイバーコネクタ用アダプタを使って2つのコネクタを接続する際に生じる可能性のある空気のすきまをなくす用途にも使えます。当社では、ファイバからの光の反射成分の除去にお使いいただけるファイバ用屈折率マッチングライトトラップもご用意しています。


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ファイバ融着接続器の中のスプライス保護スリーブ

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加熱状態のスプライス保護スリーブへの影響
- 最大900 µmまでのファイバ外径に対応
- 長さは40 mmまたは60 mmが選択可能
- 収縮後の寸法はØ3.2 mm
- 25個入りパックで販売
スプライス保護スリーブは、最大900 µmまでの外径のファイバ融着点を保護する設計です。これらの融着型のスプライス保護スリーブは、融着点を高い信頼性で確実に保護する経済的な方法です。外側の収縮チューブは、ファイバを差し込んだチューブだけではなく、強化部材として融着点を固定するスチール製ロッドも保持します。このような設計であるため、元々あったファイバ被覆の代わりとして機能することに加えて、融着点でのしなりや曲げを防止し、優れた剛性を実現します。
ご使用にあたっては、まずファイバをスリーブ内部のファイバーチューブに通します。 融着点がちょうど真ん中に来るようにスリーブを位置決めします。スリーブを加熱し、外側の収縮チューブをØ3.2 mmまで縮めます。精密にフィットし、スプライス保護スリーブとしての役割を果たすには適切に加熱されなければなりません。左図では、スリーブの適切な加熱と不適切な加熱を説明しています。1番上が正常な加熱状態で、収縮チューブが融着点の全長にわたって均一に縮んでおり、恒久的にしっかりと融着点を保護します。中央は加熱しすぎた例で、チューブ内部でファイバが損傷あるいは溶融していることがわかります。 1番下の例は加熱不足で、収縮チューブの縮み方が融着点全体で均一でなくなっているため、融着点の周囲に緩みなどが生じており、保護状態が不十分です。ファイバ融着接続器を使用することで、スリーブを適切に加熱できます(適切に加熱するためのファイバ融着接続器の正しい設定については取扱い説明書をご参照ください)。右の図はファイバ融着接続器中でスプライス保護スリーブが正しく加熱されている様子です(詳しくは「スプライススリーブガイド」タブをご参照ください)。
スプライス保護スリーブの外側のチューブは透明なため、光ファイバの色が目視確認できます。標準品のスリーブの長さは40 mmまたは60 mmからお選びいただけます。このスリーブには、融着点を保持するためにスチール製のロッドが入っているので、切断して使うことはできません。カスタム仕様の長さでご提供することはできますので、当社までご相談ください。
当社では、ファイバの融着接続用に融着用ファイバ付きコネクタ、ファイバ融着接続キット、ファイバークリーバ、光ファイバ終端処理ツールもご用意しております。また当社のVytran®ファイバーリコータを用いると柔軟性のある薄型のスプライス保護が可能となります。