移動ステージ、高剛性スタンド用、移動量25 mm

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こちらのステージは両端に2つずつあるザグリ穴を使用してブレッドボードに固定できます。ザグリ穴は、上のステージLX10(/M)の写真のように、プラットフォームを移動させることで利用できます。

Selection Guide for Rigid Stand Translation Stages
Manual Stages with Quick Connect	Self-Contained Manual Stages	Motorized Stages

特長

• 高剛性スタンドを1軸または2軸の水平方向に最大25 mm移動
• アダプタープレートを用いて高剛性スタンドに取り付け可能
• クロスローラーベアリングにより、高耐荷重と小さな角度偏差を実現
• 側面にØ9.5 mmバレル型のミリ規格マイクロメータ
• 各ステージは個別に検査され、検査データとともに発送されます。
• 光学テーブルへの取り付け用に4つのM6ザグリ穴

当社のLXシリーズ移動ステージおよび高剛性スタンドアダプタMPA1/Mは、当社の高剛性スタンドのラインナップとともに使用できます(一般的な顕微鏡または当社製品のCerna^®の光路中に、スライドホルダ、ペトリ皿、レコーディングチャンバ、マイクロマニピュレータなどの部品類を挿入するために、高剛性スタンドが適用可能です)。また、高剛性スタンド、アダプタープレートおよび移動ステージを組み合わせてもスリムな形状なので光路上および光路周辺でも場所を取りません。そのため、スペースが確保できない顕微鏡システムなどで多くのスタンドを使用する必要がある用途に便利です。

当社の高剛性スタンド用としては、ここで紹介している小型手動式移動ステージの他、ステッピングモータが内蔵された移動量25.4 mmの電動ステージや、多軸から短軸への変換が容易なアリ溝付き25 mmのクイック接続型手動ステージもございます。

LXシリーズの移動ステージ
当社のLXシリーズステージは、全アルミニウム製のボディと、精密動作と高耐荷重性を実現するスチール製クロスローラーベアリングを有する製品です。詳しい仕様については右の表をご覧ください。これらのステージとアダプタープレートを一緒に使用することで、高剛性スタンドを1軸または2軸の水平方向に最大25 mm移動させることができ、その全移動範囲にわたりピッチ方向とヨー方向の偏差は125 µrad未満となっています。これらのステージは特定の軸数を有する独立したステージとして設計されています。そのため、1軸のステージを組み合わせて多軸ステージにしたり、多軸ステージを分解して1軸ステージにしたりすることはできません。

また、マイクロメーターマウントを内蔵したモノリシック型の上部ならびに底部プレートにより、安定性を向上させています。取付け面には7つのM6タップ穴があります。各ステージ軸は側面の固定用ブラケットと2 mm六角ネジで固定でき、これは位置ずれ防止用として使用できます。すべてのステージには、1回転あたりの移動量が500 µmでミリ単位の目盛が付いたマイクロメーターヘッドが付いています。マイクロメータはローレット加工されたノブで動かせますが、より細かな移動には2.0 mm六角レンチを使用できます。マイクロメータは、側面のフレクシャークランプを2 mm六角レンチで緩めることで、いつでも取り外しや交換が可能です。

製造後のステージに対して、移動の直線性に関するピッチ、ヨー、および垂直方向の真直度を検査しています。これにより個々のステージが全移動範囲において仕様値を満たすことを保証しています。製品にはこれらの検査結果をまとめた個別のデータシートが付属します。ステージLX10(/M)のサンプルデータシートはこちらからご覧いただけます。

注: このフレクシャークランプには、バレル径がØ9.5 mmのマイクロメータであれば取り付けられます。マイクロメータを取り外すときは、送りネジがステージの移動部と完全に離れてからか、または固定ブラケットが完全に締め付けられている状態で行ってください。さもないとステージが損傷したり、仕様性能を得るために再校正が必要になったりする場合があります

高剛性スタンド用アダプタープレート
アダプタープレートMPA1/Mは、LXシリーズの移動ステージに高剛性スタンドを取り付ける際に必要です。このアルミニウム製アダプタープレートの設置面積はコンパクトなため、高剛性スタンドホルダのベース部分にご使用いただけます。こちらのアダプタープレートを移動ステージと一緒に使用することで、セットアップ内の高剛性スタンドを手動で簡単に移動させることができます。