LiTaO3増幅焦電ディテクタ


  • Wavelength Range from 0.6 µm to 16 µm
  • Flat Response Over Wavelength Range
  • Adjustable Gain Selection (0 dB to 35 dB)

An MC1F10HP Blade on a Chopper Head
(Included in the MC2000B System) can be used with a CW source to produce a signal on the PDA13A2 pyroelectric detector. 

PDA13L2

Switchable-Gain
Pyroelectric Detector

Side View
(8 Gain Steps)

Related Items


Please Wait
MIR Detector Selection Guidea
Item # (Detector)Detector TypeWavelength
Range
Maximum
Bandwidth
Thermoelectric
Cooler
PDA10DT (InGaAs)Photodiode0.9 - 2.57 µm1 MHzYes
PDA10D2 (InGaAs)Photodiode0.9 - 2.6 µm25 MHzNo
PDA10PT (InAsSb)Photodiode1.0 - 5.8 µm1.6 MHzYes
PDA07P2 (InAsSb)Photodiode2.7 - 5.3 µm9 MHzNo
PDAVJ8 (HgCdTe)Photodiode2.0 - 8.0 µm100 MHzNo
PDAVJ10 (HgCdTe)Photodiode2.0 - 10.6 µm100 MHzNo
PDAVJ5 (HgCdTe)Photodiode2.7 - 5.0 µm1 MHzNo
PDA13L2 (LiTaO3)Pyroelectric0.6 - 16 µm10 kHzNo
  • フォトディテクタ製品のラインナップについては「フォトディテクタ一覧」のタブをご覧ください。

特長

  • 波長範囲:0.6 µm~16 µm
  • 利得が切り替え可能な低ノイズ増幅器
  • パルス光または断続光用
  • 変調帯域幅:10 Hz~10 kHz
  • 100 Hz~1 kHzにおいてフラットな周波数応答
  • ディテクタの検出部: 1.3 mm2 (Ø1.3 mm)
  • 波長範囲全体でフラットな応答性
  • SM1外ネジとSM05内ネジ付き

LiTaO3焦電検出器(パイロエレクトリックセンサ)PDA13L2は、0.6 µm~16 µmにおけるパルス光信号でお使いいただける低ノイズ、かつ利得が切り替え可能な増幅ディテクタです。筐体側面にある回転式スイッチにより、信号増幅を0 dB~35 dBで5 dBごとの8つの利得段階に調整可能です。信号はBNCコネクタから出力され、最大出力電圧5 Vまたは10 Vでそれぞれ50 Ωまたはハイインピーダンス負荷を駆動可能です。薄型の筐体のため、スペースに制約のある光路でもお使いいただけます。

PDA13L2 Power Supply
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ディテクタPDA13L2は電源LDS12Bとともに発送いたします。
PDA13L2 with a OAP
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View Imperial Product List
型番数量Description
PDA13L21LiTaO₃焦電ディテクタ、利得切換え可能、0.6~16 µm、10 Hz~10 kHz BW、1.3 mm²、M4/#8-32タップ穴(ミリ・インチ共用)
MPD149-M011Ø25.4 mm(Ø1インチ)90°軸外放物面ミラー、保護膜付き金コーティング、RFL = 101.6 mm
SM1MP1SM1外ネジ付きアダプタ、Ø25.4 mm(Ø1インチ)軸外放物面ミラー用
KC1T130 mmケージシステム用キネマティックマウント、SM1ネジ付き、Ø1インチ光学素子用(インチ規格)
CF1252クランプフォーク、31.5 mm(1.24インチ)ザグリ穴付き(ミリ&インチ規格共用)
TR22Ø1/2インチポスト、#8-32ネジ、1/4”-20タップ穴付き、長さ2インチ(インチ規格)
PH22Ø1/2インチポストホルダ、バネ付き六角固定つまみネジ付き、長さ2インチ(インチ規格)
BE12台座型ベースアダプタ、Ø1.25インチ、1/4”-20ネジ付き(インチ規格)
SH25S03811/4"-20ステンレススチール製キャップスクリュ、長さ3/8インチ、25個入り(インチ規格)
2249-C-241BNC同軸ケーブル、BNCオス–BNCオス、609 mm
View Metric Product List
型番数量Description
PDA13L21LiTaO₃焦電ディテクタ、利得切換え可能、0.6~16 µm、10 Hz~10 kHz BW、1.3 mm²、M4/#8-32タップ穴(ミリ・インチ共用)
MPD149-M011Ø25.4 mm(Ø1インチ)90°軸外放物面ミラー、保護膜付き金コーティング、RFL = 101.6 mm
SM1MP1SM1外ネジ付きアダプタ、Ø25.4 mm(Ø1インチ)軸外放物面ミラー用
KC1T/M130 mmケージシステム用キネマティックマウント、SM1ネジ付き、Ø25 mm~Ø25.4 mm光学素子用(ミリ規格)
CF1252クランプフォーク、31.5 mm(1.24インチ)ザグリ穴付き(ミリ&インチ規格共用)
TR50/M2Ø12.7 mmポスト、M4ネジ、M6タップ穴付き、長さ50 mm(ミリ規格)
PH50/M2Ø12 mm~Ø12.7 mmポストホルダ、バネ付き六角固定つまみネジ付き、長さ50 mm(ミリ規格)
BE1/M2台座型ベースアダプタ、Ø31.8 mm、M6ネジ付き(ミリ規格)
SH6MS101M6 x 1.0ステンレススチール製キャップスクリュ、長さ10 mm、25個入り(ミリ規格)
2249-C-241BNC同軸ケーブル、BNCオス–BNCオス、609 mm
軸外放物面ミラーMPD149-M01は、色収差を生じさせることなく、0.8 µm~20 µmのコリメート光源を集光できるため、ディテクタPDA13L2との使用に適しています。

焦電材料は、温度の変化に応じて電圧差を生成します。焦電ディテクタPDA13L2は、黒金属吸収体でコーティングされ、コーティング無しのセレン化亜鉛(ZnSe)ウィンドウの後ろに収められたLiTaO3(タンタル酸リチウム)センサを使用しています。金属吸収体とLiTaO3センサが入射光を吸収すると、温度が変化し、電圧差が生じます。信号を生成するうえで温度の変化が必要なため、ディテクタには光変調またはパルス光源を必要とします。連続(CW)光ではディテクタが熱平衡に到達してしまい、信号は生成されなくなります。MC2000Bなどの光チョッパか、周波数10 Hz~10 kHzのその他の変調器のご使用をお勧めします。ディテクタPDA13L2の周波数応答は、100 Hz~1000 Hzの間でフラットです。

タンタル酸リチウムは、一般的に動作波長範囲全体においてフラットな応答曲線を示します。そのため、ディテクタPDA13L2は、広帯域信号または可視(VIS)~中赤外(MIR)域波長の光の使用に有用です。セレン化亜鉛(ZnSe)ウィンドウの透過率、黒金属コーティングやLiTaO3基板の吸収率、周波数応答については「仕様」タブの性能グラフをご覧ください。

筐体にはSM1外ネジSM05内ネジが付いています。M4と#8-32ネジの両方が使用可能な取付け穴が2個付いており、ポストに対して垂直方向にも水平方向にも取り付けられます。また、SM1内ネジ付きカプラSM1T1と固定リングSM1RRが1個ずつ付属するため、SM1ネジ対応アクセサリや光学素子、ケージアセンブリ用アクセサリへの取り付けに便利です。SM05内ネジは、外ネジ付きSM05レンズチューブとの接続用です(ファイバーアダプタなどの部品はSM05ネジに接続できません)。SM1外ネジ付きアダプタには付属のカプラSM1T1を使用する必要がありますが、SM1内ネジ付きアダプタは筐体に直接取り付け可能です。このディテクタは検出面がPDA筐体の外側と同一平面上になるようにすることで、フォトディテクタにアクセスしやすいよう設計されています。ファイバーアダプタやその他の光学素子を使用するときには、コンポーネントがディテクタにぶつからないようにしてください。詳細については「取付オプション」のタブをご覧ください。

Gain Performance Specificationsa
0 dB Setting20 dB Setting
Gainb Hi-Z3.00 V/V ± 2%GainbHi-Z29.7 V/V ± 2%
50 Ω1.50 V/V ±2%50 Ω14.9 V/V ± 2%
Bandwidth10 Hz - 10 kHzBandwidth10 Hz - 10 kHz
Noise (RMS)185 µVNoise (RMS)1.45 mV
NEP32.5 nW/√HzNEP32.1 nW/√Hz
Offset±10 mV (Max)Offset±10 mV (Max)
5 dB Setting25 dB Setting
GainbHi-Z5.32 V/V ± 2%
GainbHi-Z53.3 V/V ± 2%
50 Ω2.66 V/V ± 2%50 Ω26.7 V/V ± 2%
Bandwidth10 Hz - 10 kHzBandwidth10 Hz - 10 kHz
Noise (RMS)320 µVNoise (RMS)2.20 mV
NEP33.9 nW/√HzNEP28.3 nW/√Hz
Offset±10 mV (Max)Offset±10 mV (Max)
10 dB Setting30 dB Setting
GainbHi-Z9.45 V/V ± 2%GainbHi-Z94.1 V/V ± 5%
Hi-Z4.73 V/V ± 2%50 Ω47.1 V/V ± 5%
Bandwidth10 Hz - 10 kHzBandwidth10 Hz - 10 kHz
Noise (RMS)550 µVNoise (RMS)2.95 mV
NEP31.4 nW/√HzNEP26.4 nW/√Hz
Offset±10 mV (Max)Offset±10 mV (Max)
15 dB Setting35 dB Setting
GainbHi-Z16.8 V/V ± 2%GainbHi-Z170 V/V ± 5%
50 Ω8.4 V/V ± 2%50 Ω85.0 V/V ± 5%
Bandwidth10 Hz - 10 kHzBandwidth10 Hz - 10 kHz
Noise (RMS)920 µVNoise (RMS)3.75 mV
NEP31.8 nW/√HzNEP22.6 nW/√Hz
Offset±10 mV (Max)Offset±10 mV (Max)
  • PDA13L2には、50 Ω直列終端抵抗器(つまり増幅出力と直列)が付いています。これは負荷インピーダンスと分圧回路を形成します(例えば50 Ωの負荷抵抗の場合には信号は半分になります)。
  • これはV/V単位の電気利得を表しています。ディテクタの出力を算出するには、電気利得に、その波長でのウィンドウの透過率と感度を乗じてください。
Item #PDA13L2
Electrical
DetectorPyroelectric Lithium Tantalate (LiTaO3)
Detector Active Area1.3 mm2 (Ø1.3 mm)
Wavelength Range0.6 to 16 µm
Window MaterialZnSe (0.8 mm Thick)
Field of View85° (Typical)
Responsivity (500 K, 100 Hz, 25 °C)a120 V/W
Output Impedance 50 Ω
Max Output Current (Iout)100 mA
Load Impedance50 Ω to Hi-Z
Gain Adjustment Range0 dB to 35 dB
Gain Steps8 Steps (5 dB Increments)
Output Voltage50 Ω0 to 5 V
Hi-Z0 to 10 V
Typical Performance Graphsbinfo
General
On/Off SwitchSlide
Gain Switch8 Position Rotary
OutputBNC (DC Coupled)
Package Sizeb2.79" x 1.96" x 0.89"
(70.9 mm x 49.9 mm x 22.5 mm)
Detector Surface Depthc0.09" (2.2 mm)
Weightd0.10 kg
AccessoriesSM1T1 Coupler
SM1RR Retaining Ring
SM1EC2B Dust Cap
LDS12B Power Supply
Operating Temperature10 to 40 °C
Storage Temperature-20 to 70 °C
AC Power SupplyAC - DC Converter
Input Powere31 W
100 V / 120 V / 230 V, 50 - 60 Hz
  • 感度は、500 Kに対して校正され、100 Hzの周波数でチョップされた黒体光源を使用し測定の平均値です。測定は、周囲温度が25 °Cの室内にあるディテクタで行われました。この値はセレン化亜鉛(ZnSe)ウィンドウ無しで測定されました。よって所望の波長における感度を算出する際には、ウィンドウの透過率も考慮する必要があります。
  • 詳細は図をクリックしてください。
  • ネジ付き表面の上部から測定。ディテクタの検出面は筐体の前面と同一平面にあります(詳細は図面をご覧ください)。
  • ディテクタのみ
  • 電源の定格電力は31 Wで、ディテクタPDA13L2の実際の使用量は、全動作範囲において5 W以下です。

増幅焦電ディテクタPDA13L2の取り付けについて

ディテクタPDA13L2は、SM1およびSM05ネジ付きレンズチューブや、TRシリーズポストに対応し、またケージシステムにも組み込み可能です。このように様々な取付部品が存在するため、筐体を光学系に取り付ける方法は数多く考えられます。こちらでは、いくつかの一般的な取付方法について、ご説明しています。取付方法については個別にご相談も承ります。当社までご連絡ください。

Ø12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストシステムTRシリーズ

筐体PDA13L2はM4 x 0.7および#8-32ネジのどちらにも対応する取付穴付きのため、M4 x 0.7ネジを用いてTRシリーズポスト に垂直方向にも水平方向にも取り付け可能です。

TRシリーズポストに垂直方向に取り付けられたディテクタPDA13L2。この構成では、出力用ケーブルと電源ケーブルが光学テーブルから垂直方向に離れる方向に配線されるので、すっきりとした光学系を構築できます。TRシリーズポストに水平方向に取り付けられたディテクタPDA13L2。この構成では、ON/OFFスイッチと利得を選択するダイヤルが利用しやすいディテクタの上部に配置されます。

レンズチューブシステム

筐体PDA13L2には、脱着可能なSM1内ネジ付きカプラSM1T1が付属しており、光軸に沿ってSM1外ネジ付きコンポーネントを取り付けることが可能です。

焦電ディテクタの筐体に付いているSM1外ネジとSM05内ネジから、SM1レンズチューブシステムとアクセサリが取り付け可能です。アクセサリとしては特にSMネジ付きアイリスSMネジ対応赤外(IR)・可視(VIS)域用アライメントツールが便利にご使用いただけます。また、コネクタ付きファイバと接続できる光ファイバーアダプタもご用意しています。

ディテクタPDA13L2に、セレン化亜鉛(ZnSe)レンズLA7656-E4を収めているØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)スロット付きレンズチューブSM1L30Cに取付け、レンズチューブは、SM1ネジ付き30 mmケージプレートCP33(/M)により、30 mmケージシステムに取り付けられています。この構成により、光学調整や光信号のアライメントを簡単に行なうことができます。

ケージシステム

PDA13L2の筐体を簡単にケージプレートに取り付ける方法は、ディテクタの筐体の前に付いているカプラSM1T1を取外し、SM1外ネジを用いることです。このSM1外ネジには、30 mmケージプレートCP33/Mなどのケージプレートを直接取り付けることができます。その後ケージプレートCP33/Mに付属する固定リングSM1RRを、スパナレンチでケージプレートにねじ込むことで、お望みの回転位置に締め付けられて、焦電ディテクタの筐体と角度合わせができます。

この方法でディテクタPDA13L2の筐体をケージプレートに取り付けた場合、ディテクタの向きを自在に変えるのは容易ではありません。しかし、アダプタを使う必要がなく、フォトダイオードをできるだけケージプレートの近くに配置できるという利点があります。これは光が発散する光学系では特に重要になります。

PDA13L2の筐体向きを自由に変更したい場合には、カプラSM1T2を付属のアダプタSM1T1にねじ込むことで、露出しているSM1ネジをケージプレートCP33/Mにねじ込むことができ、カプラSM1T2に付属する2つのロッキングリングの1つを用いて固定できます。

PDA13L2の筐体は、カプラSM05T2の片方の面をディテクタの筐体に、もう片方の面をケージプレートSP02にねじ込むと、16 mmケージシステムにも組み込みが可能です。

写真は、SM1T1を取り外してケージプレートCP33(/M)を取り付けたディテクタPDA13L2です。SM1T1の固定リングを使って、ディテクタの回転方向をケージプレートと一致させています。写真は、アダプタSM1T2とディテクタに付属するカプラSM1T1を用いてケージプレートCP33(/M)に取り付けられたディテクタPDA13L2です。

オス型(電源ケーブル)

Pinout for PDA Power Cables
ディテクタPDA13L2で使用する電源LDS12Bの電源ケーブルのピン配列

メス型電源コネクタ(フォトディテクタ)

Pinout for PDA Power Connector
PDA13L2の電源コネクタのピン配列図

BNCメス型出力(フォトディテクタ)

BNC Female
PDA13L2の信号出力
50 Ω: 0~5 V
Hi-Z: 0~10 V

パルスレーザ:パワーとエネルギーの計算

パルスレーザからの放射光が、使用するデバイスや用途に適合するかどうかを判断する上で、レーザの製造元から提供されていないパラメータを参照しなければならない場合があります。このような場合、一般には入手可能な情報から必要なパラメータを算出することが可能です。次のような場合を含めて、必要な結果を得るには、ピークパルスパワー、平均パワー、パルスエネルギ、その他の関連するパラメータを必要とすることがあります。

  • 生物試料を損傷させないように保護する
  • フォトディテクタなどのセンサにダメージを与えることなくパルスレーザ光を測定する
  • 物質内で蛍光や非線形効果を得るために励起を行う

パルスレーザ光のパラメータは下の図1および表に示します。参照用として、計算式の一覧を以下に示します。資料を ダウンロードしていただくと、これらの計算式のほかに、パルスレーザ光の概要、異なるパラメータ間の関係性、および計算式の適用例がご覧いただけます。

 

計算式

周期と繰り返し周波数は逆数の関係:   、 
平均パワーから算出するパルスエネルギ:      
パルスエネルギーから算出する平均パワー:       
パルスエネルギーから概算するピークパルスパワー:           

平均パワーから算出するピークパワー、ピークパワーから算出する平均パワー :
 
平均パワーおよびデューティーサイクルから算出するピークパワー*:
*デューティーサイクル() はレーザのパルス光が放射されている時間の割合です。
Pulsed Laser Emission Parameters
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図1: パルスレーザ光の特性を記述するためのパラメータを、上のグラフと下の表に示します。パルスエネルギ (E)は、パルス曲線の下側の黄色の領域の面積に対応します。このパルスエネルギは斜線で表された領域の面積とも一致します。

パラメータシンボル単位説明
パルスエネルギEジュール[J]レーザの1周期中に放射される1パルスの全放射エネルギ。
パルスエネルギはグラフの黄色の領域の面積に等しく、
これは斜線部分の面積とも一致します。
周期Δt 秒 [s] 1つのパルスの開始から次のパルスの開始までの時間
平均パワーPavgワット[W]パルスとして放射されたエネルギが、1周期にわたって
均一に広がっていたと仮定したときの、
光パワーの大きさ(光パワー軸上の高さ)
瞬時パワーPワット[W]特定の時点における光パワー
ピークパワーPpeakワット [W]レーザから出力される最大の瞬時パワー
パルス幅秒 [s]パルスの開始から終了までの時間。一般的にはパルス形状の
半値全幅(FWHM)を基準にしています。
パルス持続時間とも呼ばれます。
繰り返し周波数 frepヘルツ [Hz]パルス光が放射される頻度を周波数で表示した量。
周期とは逆数の関係です。

計算例

下記のパルスレーザ光を測定するのに、最大入力ピークパワーが75 mW 
のディテクタを使用するのは安全かどうかを計算してみます。

  • 平均パワー: 1 mW
  • 繰り返し周波数: 85 MHz
  • パルス幅: 10 fs

1パルスあたりのエネルギは、

と低いようですが、ピークパワーは、

となります。このピークパワーはディテクタの
最大入力ピークパワーよりも5桁ほど大きく、
従って、上記のパルスレーザ光を測定するのに
このディテクタを使用するのは安全ではありません


Posted Comments:
William Arnott  (posted 2024-08-09 17:35:07.463)
When did this product become available? It has turned out to be very useful for me, and I'm interested to know about its history. Thanks in advance.
ksosnowski  (posted 2024-08-19 11:04:41.0)
Hello William, thank you for reaching out to us! We are very pleased to hear you like this detector. We released PDA13L2 last summer. The highly broadband performance of the pyro absorber surface along with switchable amplifier gain makes this detector quite versatile in the lab. I have reached out directly to discuss this detector in further detail.
Andrew Nelson  (posted 2024-01-07 11:04:35.7)
What is the relationship between the PDA13L2 Transmission % and Spectral Responsivity, or Quantum Efficiency. Also is there data for 6um to 16um. I only see raw data form 2000 nm to 20000 nm. Is that not out of the range of the PDA13L2? As it maxes out at 16000 nm?
ksosnowski  (posted 2024-01-08 03:03:44.0)
Hello Andrew, thanks for reaching out to Thorlabs. The Spectral Responsivity depends on the product of the PDA13L2 Window Transmission and the Spectral Absorption. Though we expect the device to be most useful in the 0.6um to 16um range, we have taken data on window and surface absorption over a wider range of wavelengths as seen in the raw data. Since the absorption and window transmission will decrease outside the normal range, the lowered effective response leads to a worse SNR there which some applications cannot tolerate.

下表は、当社のフォトダイオードタイプのディテクタ、フォトコンダクティブ型ディテクタ、焦電ディテクタの一覧です。同一の列に記載されている型番の検出素子は同じです。

Photodetector Cross Reference
WavelengthMaterialUnmounted
Photodiode
Mounted
Photodiode
Biased
Detector
Amplified
Detector
Amplified Detector,
OEM Package
200 - 1100 nmSiFDS010SM05PD2A
SM05PD2B
DET10A2PDA10A2PDAPC5
Si-SM1PD2A---
240 - 1170 nmB-Si-SM05PD8ADET20X2--
320 - 1000 nmSi---PDA8A2-
320 - 1100 nmSiFD11ASM05PD3A-PDF10A2-
Si- a-DET100A2aPDA100A2aPDAPC2a
340 - 1100 nmSiFDS10X10----
350 - 1100 nmSiFDS100
FDS100-CALb
SM05PD1A
SM05PD1B
DET36A2PDA36A2PDAPC1
SiFDS1010
FDS1010-CALb
SM1PD1A
SM1PD1B
---
400 - 1000 nmSi---PDA015A2
FPD310-FS-VIS
FPD310-FC-VIS
FPD510-FC-VIS
FPD510-FS-VIS
FPD610-FC-VIS
FPD610-FS-VIS
-
400 - 1100 nmSiFDS015c----
SiFDS025c
FDS02d
-DET02AFC(/M)
DET025AFC(/M)
DET025A(/M)
DET025AL(/M)
--
400 - 1700 nmSi & InGaAsDSD2----
500 - 1700 nmInGaAs--DET10N2--
0.6 - 16 µmLiTaO3---PDA13L2e-
750 - 1650 nmInGaAs---PDA8GS-
800 - 1700 nmInGaAsFGA015--PDA015C2-
InGaAsFGA21
FGA21-CALb
SM05PD5ADET20C2PDA20C2
PDA20CS2
-
InGaAsFGA01c
FGA01FCd
-DET01CFC(/M)--
InGaAsFDGA05c--PDA05CF2PDAPC6
InGaAs--DET08CFC(/M)
DET08C(/M)
DET08CL(/M)
--
InGaAs---PDF10C2-
800 - 1800 nmGeFDG03
FDG03-CALb
SM05PD6ADET30B2PDA30B2-
GeFDG50-DET50B2PDA50B2PDAPC8
GeFDG05----
900 - 1700 nmInGaAsFGA10SM05PD4ADET10C2PDA10CS2-
900 - 2600 nmInGaAsFD05D-DET05D2--
FD10D-DET10D2PDA10D2PDAPC7
950 - 1650 nmInGaAs---FPD310-FC-NIR
FPD310-FS-NIR
FPD510-FC-NIR
FPD510-FS-NIR
FPD610-FC-NIR
FPD610-FS-NIR
-
1.0 - 5.8 µmInAsSb---PDA10PT(-EC)-
2.0 - 8.0 µmHgCdTe (MCT)VML8T0
VML8T4f
--PDAVJ8-
2.0 - 10.6 µmHgCdTe (MCT)VML10T0
VML10T4f
--PDAVJ10-
2.7 - 5.0 µmHgCdTe (MCT)VL5T0--PDAVJ5-
2.7 - 5.3 µmInAsSb---PDA07P2PDAPC9
  • こちらのディテクタに内蔵されているフォトダイオード(PD)のみを電子回路基板なしでの購入をご検討の場合は、当社までお問い合わせください。
  • 校正済みマウント無しフォトダイオード 
  • マウント無しTO-46 Can型フォトダイオード
  • マウント無しTO-46 Can型フォトダイオード、 FC/PCバルクヘッド付き
  • 焦電ディテクタ
  • TEC付き光起電力型ディテクタ
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LiTaO3 焦電ディテクタ、利得切り替え可能

Item #Housing FeaturesaWavelength RangeResponsivitybBandwidthGainc NEPc,dGraphse
PDA13L20.6 - 16 µm120 V/W10 Hz - 10 kHz3.00 V/V ± 2% (Hi-Z)
1.50 V/V ± 2% (50 Ω)
32.5 nW/√Hzinfo
  • 図をクリックすると筐体の詳細がご覧いただけます。
  • 感度は、500 Kに対して校正され、100 Hzの周波数でチョップされた黒体光源を使用した測定の平均値です。測定は、周囲温度が25 °Cの室内にあるディテクタで行われました。この値はセレン化亜鉛(ZnSe)ウィンドウ無しで測定されました。よって所望の波長における感度を算出する際には、ウィンドウの透過率も考慮する必要があります。
  • 利得設定0 dBにおいて。 その他の利得設定での詳細については「仕様」タブをご覧ください。
  • ノイズ等価パワー(NEP)
  • アイコンをクリックするとZnSeウィンドウの透過率、LiTaO3センサの吸収率、周波数応答のグラフがご覧いただけます。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
PDA13L2 Support Documentation
PDA13L2LiTaO₃焦電ディテクタ、利得切換え可能、0.6~16 µm、10 Hz~10 kHz BW、1.3 mm²、M4/#8-32タップ穴(ミリ・インチ共用)
¥115,425
3 weeks
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±12 VDC安定化リニア電源

電源ケーブル

Pinout for PDA Power Cables
  • 増幅焦電ディテクタPDA13L2 (上記参照)の交換用電源
  • 出力電圧:±12 VDC
  • 短絡とオーバーロードに対して保護するための電流リミット機能
  • LED表示付きのOn/Offスイッチ
  • AC入力電圧はスイッチ切り替え可能(100/120/230 VAC)
  • 長さ2 mのケーブルはLUMBERG製オス型コネクタRSMV3付き

±12 VDC安定化リニア電源LDS12Bは、上記の焦電ディテクタPDA13L2 に付属する電源の交換用製品です。コードは接地、+12 V、-12 Vの3ピン付きです(右図参照)。LDS12Bには日本国内仕様の電源ケーブルが付属します。また、この電源は同じコネクタを使用する当社のその他のPDAおよびPDFシリーズディテクタや、差分ディテクタ(バランスディテクタ)PDBシリーズ光電子増倍管モジュールPMMシリーズアバランシェフォトディテクタAPDシリーズフェムト秒レーザ用オートコリレータFSACにも対応しています。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
LDS12B Support Documentation
LDS12B±12 VDC出力ACアダプタ、6W、100/120/230 VAC
¥12,816
3 weeks
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PDA電源ケーブル

ケーブルのオスコネクタ

Pinout for PDA Power Cables

PDA-C-72はPDAシリーズの増幅フォトディテクタ用の電源コードで、ディテクタに付属している電源以外の電源を接続する際にご使用いただけます。コードの片端はリード線が、反対側にはPDAに対応した3ピンコネクタが付いています。このケーブルにより、適切なDC電圧を供給する電源であれば、PDAシリーズの増幅フォトディテクタに使用することができます。ピン情報は右図をご参照ください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
PDA-C-72 Support Documentation
PDA-C-72PDA電源ケーブル、約1.8 m、3-ピンコネクタ
¥3,173
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