Vytran®自動光ファイバー加工機
- Fabricate Fiber Splices, Tapers, Terminations, Couplers, and Combiners
- Automated XY and Rotational Alignment
- Two Models for Optical Fiber Claddings Up to Ø1.25 mm or Ø1.7 mm
GPX3400
Glass Processor Workstation
VHT1
Transfer Clamp
VHB05
Fiber Holder Top Insert for LED Illumination
FTAV6
Graphite Filament Assembly
Glass Processor Workstations, Filaments, Inserts, and Accessories All Sold Separately
Please Wait
Click for Details
ファイバの端面画像。 a)フォトニック結晶ファイバ、b)イメージガイド、c) 6+1の偏波保持ファイバーコンバイナ d) 37分岐のファイバーコンバイナ
特長
- 融着接続(スプライス)、テーパ加工、終端加工、カプラ作製、コンバイナ作製
- 自動XYアライメントならびに自動回転アライメント
- シングルモード、マルチモード、偏波保持、特殊ファイバに対応(使用例については「用途」タブをご覧ください)
- 標準的なガラス製ファイバを低損失(約0.02 dB)で融着接続(詳細は「仕様」のタブをご覧ください)
- True Core Imaging®技術による側面・端面イメージングと接続損失の同定
- 加工プロセス開発用GUIソフトウェアと融着接続プロセスライブラリ(詳細は「ソフトウェア」のタブをご覧ください)
独自のシステムを構築可能(下記のアイテムを選択してください)
- (必須) 加工機:クラッド径がØ1.25 mmまでのファイバ用加工機(GPX3400)、またはØ1.7 mmまでのファイバ用加工機 (GPX3600)
- (必須) 上部ならびに底部インサート:各2個必要 (詳細は「ファイバーホルダーインサート」のタブをご覧ください)
- (必須/オプション) 並列用ファイバーホルダ底部インサート:カプラ/コンバイナの作製に2個必要
- (オプション) フィラメントアセンブリ:グラファイト、イリジウム、タングステンフィラメントからお選びください(グラファイトフィラメントFTAV4 1個は加工機に付属)
- (オプション)フッ素添加溶融石英製キャピラリーチューブ(特殊カプラまたはコンバイナ製造用)
- (オプション) テーパ加工用途向け液体冷却システム(GPX3600には1個付属)
- (オプション) ファイバーテーパ加工用ソフトウェアとハンドリング治具
- (オプション) ファイバーコンバイナ加工治具
- (オプション)ファイバの融着接続準備用の超音波洗浄機
当社のVytran®光ファイバ加工機は、融着接続、テーパ加工、カプラ作製、終端処理、コンバイナ作製とあらゆるファイバ加工ができるよう設計されたプラットフォームです。 こちらのページでご紹介している光ファイバ加工機は、融着接続前のファイバ端のXY位置ならびにファイバーコアの回転向きを自動的にアライメントする機能があります。システムは偏波保持ファイバ、フォトニック結晶ファイバほか、コアが微細構造の特殊ファイバの融着接続にも適用できます。GPX3400はクラッド径がØ1.25 mmまでのファイバ、より高出力のGPX3600は、クラッド径がØ1.7 mmまでのファイバの加工が可能です。
光ファイバ加工機内のフィラメントベースの加熱アセンブリが、均一かつ精密に制御された高温度の熱源となります。フィラメントは様々な材質とサイズで10種類をご用意しており(下記参照)、簡単に交換可能なため、同じ加工機で幅広いクラッド径のファイバならびに特殊ファイバに対応できます。ファイバの位置と向きの精密制御により、異種のファイバ同士の低損失融着接続や、ファイバーテーパ加工、ファイバの終端処理、または融着型ファイバーカプラの加工まで高度なファイバ加工が可能です(使用例については「用途」タブをご覧ください)。
True Core Imaging
これらのファイバ加工システムにはTrue Core Imaging技術が用いられており、ファイバの測定やアライメント用に高解像度の画像が生成されます。ファイバ加工ワークステーションに組み込まれているデジタルCCDカメラとミラータワーにより、ファイバのクラッドとコアの側面ならびに端面の鮮明な画像が得られます。この技術的特長によりファイバの特性(コア・クラッド径、クリーブ角度など)を自動測定できるほか、自動アライメントシステムのフィードバックや、同種・異種ファイバの融着接続時の接続損失を高確度で計算できます。 端面の自動アライメントには上部インサートVHB00またはVHB05(下記参照)が必要です。
オプションとアクセサリ
光ファイバ加工機の使用には、加工機本体が1台(下記からお選びください)、上部インサートが2個(別売り。下記参照)、底部プレートが2個(別売り、下記参照)、そして>99.999%の高純度アルゴンガスタンク(当社ではご用意しておりません)が必要です。 こちらの加工機には、グラファイトフィラメントFTAV4(クラッド径Ø125~Ø600 µm用)が1個付属しています。グラファイト以外の材質のフィラメント、もしくは他のクラッド径のファイバに対応するフィラメントも別途ご用意しています(下記参照)。上の「チュートリアルビデオ」タブをクリックすると、フィラメントの取付方法や保守点検の方法についての動画がご覧いただけます。また、ファイバの融着接続準備用に、超音波洗浄機もご用意しております(別売り、下記参照)。
当社では特殊な用途向けのオプションをいくつかご用意しております。液体冷却システムGPXWCSは、フィラメントを長時間に渡って使用する場合、加熱アセンブリの冷却にご使用いただけます。長いファイバーテーパを作製する際にお勧めします。高出力のGPX3600には付属しています。GPX3400には付属しませんが、追加でご購入が可能です。カプラまたはコンバイナを作製する際に使用する並列用ファイバーホルダ底部インサートは、加熱中に2本または3本のファイバを近接して保持できる設計になっています。45° ミラー付き底部インサートGPXM45は、ファイバ端面検査やファイバ部品のアライメント用のアクセサリです。また当社ではファイバーテーパ加工用アドオンソフトウェアとハンドリング治具もご用意しております(下記参照)。ソフトウェアアプリケーションファイルと治具が入っており、マイクロテーパ、ナノテーパ、溶融型光ファイバーカプラ、WDMカプラを再現性良く加工できます。アドオンソフトウェアと治具は、単体、またはキットとしてご購入が可能です。当社ではコンバイナ加工時にファイバーバンドルの取り付けや位置決めをサポートする治具GPXCFXLもご用意しております。
Compatible Vytran Fiber Processing Systems | |||||||
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Fiber Preparation Station (Strip and Clean) | Large-Diameter Fiber Cleavers | Portable Large-Diameter Fiber Cleavers | Large-Diameter Fiber Splicer | CO2 Laser Glass Processing System (Splice and Taper) | Automated Glass Processing Systems with Integrated Cleaver (Cleave, Splice, and Taper) | Automated Glass Processing Systems (Splice and Taper) | Recoaters, Proof Testers, and Recoaters with Proof Testers |
Item # | GPX3400 | GPX3600 |
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Splicing Specifications | ||
Silica Fiber Types (Non PM) | Single Mode, Multimode, Photonic Crystal, Large Mode Area, Non-Circulara | |
Silica Fiber Types (PM) | PANDA, Elliptical, Bow-Tiea | |
Fiber Cladding Diameter | Up to 1.25 mm (Max) | Up to 1.7 mm (Max) |
Fusion Method | Filament Fusion | |
Max Filament Temperature | 3000 °C | |
Max Filament Power | 400 W | |
Filament Power Resolutionb | 0.1 W | |
Splice Loss | 0.02 dB (Typical)c | |
Splice Strength | > 250 kpsi (Typical)d | |
Strength Enhancement | Fire Polish | |
Polarization Cross Talk | PANDA: > 35 dB Other PM Fiber Types: > 30 dB | |
Fiber Inspection | ||
Fiber Side Viewing | True Core Imaging™ Technology | |
Fiber End Viewing | Facet Inspection and PM Core Alignment (VHB00 or VHB05 Top Insert Required) | |
Core / Cladding / Fiber Diameter | Automated Measurement | |
End Face Inspection | Inspection via GUI Display | |
Cleave Angle | Automated Measurement | |
Fiber and End Face Alignment | ||
Fiber Z-Axis Movement | 180 mm (Max) | |
Z-Axis Movement Resolution | 0.25 µm via Stepper Motor | |
XY Axis Fiber Positioning Resolution | 0.02 µm via Stepper Motor | |
Rotation Alignment | Fully Automated End-View Alignment for Panda, Bow Tie, Elliptical-Core Fibers External Extinction Ratio Feedback for Automatic Alignment of PM Fiber Types | |
Rotation Drive Resolution | 0.02° | |
Rotation Travel | 200° | |
Tapering | ||
Tapering Length | ~2 mm to 150 mme | |
Tapering Ratio (Max) | Adiabatic Tapers up to 1:10 Non-Adiabatic Tapers up to 1:100 | |
Tapering Speed | 1 mm/s (Typical)f | |
Adiabatic Tapering Loss | < 0.01 dB (Typical) | |
Computer and Software | ||
PC Computer | Included | |
Splice Files | Built-In Library for Common Fibers and Processes | |
Physical | ||
Size | 16.0" x 12.5" x 6.3" (410 mm x 320 mm x 160 mm) | |
Weight | 45 lbs (20 kg) | |
External Power Supply | Universal Input: 96 - 260 VAC, 47 - 63 Hz, Single Phase Glass Processor Input: 12 V and 48 V DC, 10 A PC Input: 115 or 230 VAC, 47 - 63 Hz, Single Phase | |
Gas Supply | Argon, > 99.999% Purity at 12 psig (Not Included) | |
Environmental | ||
Operating Temperature | 15 to 40 °C | |
Altitude Range | 0 to 2000 m Above Sea Level | |
Operating Humidity | 0% to 75% Relative Humidity (Non-Condensing) | |
Storage Temperature | -20 to 60 °C | |
Storage Humidity | 0% to 90% Relative Humidity (Non-Condensing) |
ファイバーホルダーインサートのセレクションガイド
概要
ファイバーホルダーインサートは、様々なサイズのファイバを加工機内で保持できるよう設計されています。加工機には付属しないため、別途ご購入いただく必要があります。 標準型および移動用底部インサートにはファイバを保持するV溝が付いています。上部インサートには平坦な窪みが付いており、底部インサートのV溝と合わせてファイバを固定します。左側と右側のホールドブロックで保持されているファイバの外径が異なる場合もあるため、上部インサートと底部インサートはそれぞれ別売りとなっています。加工機の作動には最低でも上部インサートが2個、底部インサートが2個必要です。溶融型カプラやコンバイナの作製に使用される複数ファイバ用インサートとの使用にお勧めする上部インサートは下の表に掲載しています。
下の表では上部インサートと底部インサートの組み合わせにより対応するファイバ外径の最大値と最小値が記載されています。また、推奨する上部と底部インサートを組み合わせた場合のファイバのオフセット値も記載されています。なお、使用するファイバの被覆により、この表における外径(diameter)は、ファイバのクラッド径、被覆径、バッファ径のいずれかに該当します。ファイバの片端が切断廃棄される場合、廃棄側は、被覆やバッファ付きの方が望まれる(非円形ファイバなどの)特殊な場合を除き、クラッドでクランプすることをお勧めします。切断廃棄されないファイバ部分はガラスの損傷を防ぐため、常に被覆またはバッファが付いた部分でクランプする必要があります。これにより、左側と右側のホールドブロックで異なる種類のファイバーホルダーインサートを使用する場合があります。高品質な融着接続を実現するためには、左右のオフセット差を最小限に抑えることが重要です。
V溝は様々なサイズのファイバに対応します。
Legend | ||
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Best Fit | ||
Second Best Fit: Try these options if the best fit does not incorporate your fiber sizes. | ||
Third Best Fit: Try these options if the other two categories do not incorporate your fiber sizes. |
ファイバーインサートセレクションチャート
- まずご使用になるファイバのサイズに1番合う底部インサートを選んでください。
例: Ø800 µmファイバの場合、少しだけ(50 µm)小さいインサートVHF750が1番適しています。 - 下の表で選んだ底部インサートの右側の セルに記載されている最小・最大径の範囲内で上部インサートを選びます。
例:1.のØ800 µmファイバの場合、緑色のついた上部インサートVHA05のセルが最適であることを示しています。緑色のセルに記載されている数字により、このインサートの組み合わせは直径728~963 µmのファイバとなります。Ø800 µmファイバはこの範囲内にありますので、使用に適した組み合わせです。ほかにもいくつかの組み合わせが考えられますが、緑色のセルが1番適した選択であることを示しています。 - 各セルの2行目の数字は上部と底部インサートの組み合わせにより予測されるオフセットの範囲です。右と左のファイバーホールドブロックのインサートは、各組み合わせのオフセット差が最小限になるように選択してください。
例:底部インサートとしてVHF750、上部インサートとしてVHA05の750 µm溝を選択した場合、最小でØ728 µmのファイバが使用可能です。このファイバを使用した場合、ファイバの中心は底部インサートの表面から23 µm下に位置することになります。また、最大Ø963 µmのファイバを固定する場合、ファイバの中心は底部インサートの表面から213 µm上に位置することになります。Ø800 µmファイバについてもオフセットを補間することは可能ですが、60°のV溝におけるオフセットは外径の差と等しくなっております。つまり、ファイバは底部インサートの設計ファイバより50 µm大きいため(800 - 750 = 50)、ファイバの中心は底部インサートの表面から50 µm上に位置することになります。 - Ø1000 µm未満のファイバ用に設計されたホールドブロックには真空穴が付いており、溝内での小径ファイバのアライメントを補助します。Ø1000 µm以上のファイバ用の底部インサートにはこの穴はありません。光ファイバ加工機にはこの穴を経由して小さな保持力を与えるための真空ポンプが付いており、小径ファイバでも所定の位置に収まります。真空穴付きのインサートは下の表で「d」の脚注が付いています。
Top Insert Item # | VHA00a VHB00b | VHA00a | VHA05c VHB05b | VHA10c | VHA15c | VHA20c | VHA25 | VHA30 | |||||
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Accepted Diameter (Nominal) | ≤320 µm | 400 µm | 500 µm | 750 µm | 1000 µm | 1250 µm | 1500 µm | 1750 µm | 2000 µm | 2250 µm | 2500 µm | 3000 µm | |
Bottom Insert Item # | Accepted Diameter (Nominal) | Min / Max Accepted Diameter (µm) Min / Max Fiber Offset (µm) | |||||||||||
VHF160d,e | 160 µm | 112 / 208 -49 / 48 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
VHF250d,e | 250 µm | 177 / 320 -73 / 69 | 275 / 323 23 / 74 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
VHF400d,e | 400 µm | 279 / 519 -122 / 119 | 377 / 517 -23 / 117 | 410 / 519 -9 / 119 | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
VHF500d,e | 500 µm | 346 / 592 -153 / 93 | 447 / 647 -53 / 147 | 476 / 711 -24 / 211 | 560 / 795 61 / 296 | - | - | - | - | - | - | - | - |
VHF750d,e | 750 µm | 516 / 759 -234 / 9 | 617 / 970 -132 / 221 | 643 / 878 -107 / 128 | 728 / 963 -23 / 213 | 812 / 1047 62 / 297 | - | - | - | - | - | - | - |
VHE10c | 1000 µm | - | - | 773 / 1008 -172 / 63 | 858 / 1093 -88 / 147 | 943 / 1178 -3 / 232 | 1036 / 1271 90 / 325 | - | - | - | - | - | - |
1250 µm | - | - | - | 1034 / 1269 -176 / 59 | 1119 / 1354 -91 / 144 | 1212 / 1447 2 / 237 | 1288 / 1523 78 / 313 | - | - | - | - | - | |
VHE15c | 1500 µm | - | - | - | - | 1280 / 1515 -172 / 63 | 1373 / 1608 -79 / 156 | 1449 / 1684 -2 / 233 | 1534 / 1769 82 / 314 | - | - | - | - |
1750 µm | - | - | - | - | - | 1534 / 1770 -159 / 76 | 1611 / 1846 -83 / 152 | 1695 / 1930 2 / 237 | 1772 / 2007 78 / 313 | - | - | - | |
VHE20c | 2000 µm | - | - | - | - | - | - | 1787 / 2022 -171 / 64 | 1871 / 2106 -86 / 149 | 1947 / 2183 -10 / 225 | 2032 / 2267 74 / 309 | - | - |
2250 µm | - | - | - | - | - | - | - | 2033 / 2268 -167 / 68 | 2109 / 2344 -91 / 144 | 2193 / 2429 -6 / 229 | 2278 / 2513 78 / 313 | - | |
VHE25 | 2500 µm | - | - | - | - | - | - | - | - | 2270 / 2505 -172 / 64 | 2355 / 2590 -87 / 148 | 2439 / 2675 -2 / 233 | 2609 / 2844 167 / 402 |
VHE30 | 3000 µm | - | - | - | - | - | - | - | - | - | 2692 / 2944 -256 / -4 | 2777 / 3029 -171 / 81 | 2946 / 3918 -2 / 250 |
ファイバーホルダの組み立ておよび取付方法
ファイバ径(公称値)に適したファイバーインサートを選択後、ファイバーインサートをファイバーホールドブロックに取り付ける必要があります(左下の動画をご覧ください)。標準的なファイバーインサートは、同じサイズのファイバの加工時、システム内に取り付けたままですが、移動用インサートは、ファイバを加工時に1つのVytran機器からほかの機器に移動する際に使用します。移動用インサートはファイバーホルダ底部インサート、ファイバ移動用クランプとグラファイトV溝で構成されており、右下の動画のように組み立てが必要です。
はじめに
当社の光ファイバ加工機GPXシリーズを初めて、もしくはしばらく使用していなかったお客様向けに、必要部品の取付方法、ソフトウェアの操作方法、フィラメントのセットアップ方法、ファイバの加工方法など、この機械を操作するうえでの基礎的なスキルをチュートリアル動画としてまとめました。動画内の字幕をお読みいただくためには、フルスクリーン、1080pの解像度でご覧になることを推奨します。GPXシリーズを使用したその他の操作についてのご質問は、当社までご連絡ください。
Quick Links | 準備と用語の定義 | 必要部品の取付方法 | ソフトウェアの操作方法 | フィラメントの取付方法 | 加工方法 |
準備と用語の定義
当社の光ファイバ加工機GPXシリーズを初めて、もしくはしばらく使用していなかったお客様向けに、機器のセットアップ方法、アルゴンガスの準備方法、一般的な用語説明など、この機械を操作するうえでの基礎的なスキルをチュートリアル動画としてまとめました。動画内の字幕をお読みいただくためには、フルスクリーン、1080pの解像度でご覧になることを推奨します。GPXシリーズを使用したその他の操作についてのご質問は、当社までご連絡ください。
必要部品の取付方法
光ファイバ加工機GPXシリーズは、融着接続またはテーパ加工用にファイバの温度を上げるため、Ω形状のフィラメントを使用しています。フィラメントは加工するファイバの径と、どのような加工を実施するかによって選択されます。適切なフィラメントの選択後、フィラメントはお客様ご自身で取り付ける必要があります。
上部および底部のファイバーホルダーインサートは加工するファイバのあらゆる径に対して選択可能となっています。選択後、インサートを取り付けることで、ファイバをユニットのファイバーラインに沿って配置することができます。通常のインサートはファイバーホールドブロックに取り付けられたままですが、移動用インサートは、Vytran機器間でファイバを移動させることができ、ファイバ端を再アライメントする必要なく複数の加工が可能となります。移動用インサートは、ファイバ移動用クランプ、移動用の底部インサート、そしてV溝付きグラファイトで構成されたアセンブリです。
ソフトウェアの操作方法(ベーシック編)
光ファイバ加工ワークステーションGPXシリーズを含む多くのVytranファイバ加工機は、ソフトウェアパッケージFFS3を使用して、セットアップ、融着接続、テーパ加工のすべてのパラメータを制御します。このソフトウェアには様々なツールや機能が備わっています。下の動画では、通常の操作で使用される一般的なメニューやツールバーをご紹介いたします。
フィラメントの取付方法
ソフトウェアFFS3に慣れてきたら、ガラス加工用にフィラメントを取り付けます。フィラメントを新たに取り付けたときには、加工するガラス周りの加熱を均一にするため、ファイバの軸に対してフィラメントのセンタリングを行う必要があります。新品のフィラメントはセンタリング後、使用前にバーンインが必要です。バーンインは、ソフトウェアのルーティンを使用してフィラメントを高温に加熱し、その後室温に戻す工程です。このルーティンは6回は実施され、1回終了する度に1分間のクールダウンがあります。新しいフィラメントのバーンインは1度だけで済みます。
フィラメントを同じ温度まで加熱するのに必要な電力量は、フィラメントの製品寿命の間に変動します。フィラメントの寿命に合わせて調整するためにノーマライズを行うことができます。ノーマライズでは2つのファイバの先端を加熱し、先端を測定します。定期的なフィラメントのノーマライズの実施により、時間が経過しても一定の性能が保たれます。製品寿命が終わったフィラメントは再生することができます。詳細については当社までお問い合わせください。
加工方法
ファイバの軸に沿ってファイバをアライメントする方法を習得しましょう。ファイバのアライメントに慣れたら、同じサイズのシングルモードまたはマルチモードファイバの融着接続から始めましょう。これらの操作を確実に実施できるようになることで、GPXシリーズシステムにおけるファイバ加工の基本的な理解が進むため、個々の用途のためのより高度または特殊な方法にアプローチすることができます。光ファイバ加工機GPXシリーズは、様々なファイバーガラスの融着接続およびテーパ加工を実施できます。ソフトウェアFFS3の融着接続プログラムのカスタム設計や、ご用途に応じた加工工程の自動化についてご要望に際しては当社までお問い合わせください。
Included Splice Files | ||
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Filament | FTAV2 (Graphite V2) | FTAV4 (Graphite V4) |
Splice Files |
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すべてのガラス加工機とスプライサは、モニタと各システムの操作に使用する当社のソフトウェアFFS3がインストール済みのPCをともに発送いたします。ソフトウェアパッケージによりセットアップ、融着接続、テーパ加工のすべてのパラメータが制御可能です。各ステップはグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)、または自動ルーチンをワンボタンで実行する融着接続プロセスファイルで開始できます。
右を含む一般的な融着接続やテーパ加工のルーチンはシステムにインストール済みです。GUIと融着接続用ライブラリーソフトウェアにより、新しいプロセス用に独自の融着接続ファイルを作成したり、既存のファイルのカスタマイズが可能です。また特殊な用途向けにアプリケーションファイルが含まれたアドオンソフトウェアパッケージも別途ご用意しています(下記参照)。特殊な用途に関するご質問は当社までお問い合わせください。
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図4:多段融着接続の構成
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図5:アクティブ型X-Yアライメント走査のプロパティ
多段融着接続
特殊な用途では、このソフトウェアは複数の融着ステップを連続して実行することができます。融着接続パラメータは、図4のように各ステップごとにそれぞれ設定が可能です。また、お客様のライブラリから複数の融着接続ファイルを順番に実行することも可能です。このようにして、システムは保存された一連の融着接続ファイルに従って複雑な融着接続機能を実行します。
アクティブアライメント
コアの偏心が大きい場合は、光パワーをモニタするアクティブ型のアライメント方法が一般的に使用されます。このような偏心がある場合、標準的なイメージング手法ではファイバーコアを常に適切にアライメントすることができません。その代り、コアは光パワーメータからの出力光をフィードバックとして利用して、2本のファイバ間における透過光パワーを最大にするようにアライメントします。所定の走査ステップサイズで一方のファイバからもう一方のファイバまで走査し、各ポジションにおけるパワーメータの値を表示します。走査の最後には、ファイバは光パワーが最大または最小になる位置まで戻ります。アライメントを正確に行うため、ステップサイズやファイバのオフセット位置などの走査パラメータはソフトウェア内で設定できます(図5参照)。
当社のVytran®光ファイバ加工機は、高精密かつ低損失の融着接続、テーパ加工、カスタム終端処理が可能なファイバ加工ならびにファイバ融着接続用の統合プラットフォームです。総合的なアプリケーションライブラリが特長で、様々なサイズと種類のファイバを加工できます。ファイバの融着接続と加工用途は下記ならびに右の動画でハイライトでご覧いただけます。
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2本の異種コアファイバの融着接続前と融着接続後。熱的膨張する前の異種のコアがはっきり見えます。
フィラメントによる融着
融着接続は2本の光ファイバの端面同士を熱によって結合するプロセスです。目標は2本のファイバが融着接続後も光が通った際に接続部で散乱または反射せず、さらに接続部およびその周辺が元のファイバと同等の強度を持つことです。光ファイバ加工機は、グラファイトまたはイリジウムの抵抗加熱フィラメントを使用し、融着に必要な熱を供給します。
融着接続する2本のファイバのアライメント完了後、フィラメントの中心がファイバ端に来るようスプライスヘッドの位置を変えます。それから電力を供給し、フィラメントの温度をファイバが融着接続できる温度、通常約3000 °Cまで上げます。空気中でそのような高温度に上げるとフィラメントは酸化します。そのため、フィラメントによる融着プロセス中はスプライスチャンバ内の酸素が流出するよう高純度のアルゴンガスを使用します。パージガス(当社ではご用意しておりません)が、融着プロセスの間高速でファイバ内を流れることにより、ファイバを清潔に保ち、接続強度を向上させます。
モードアダプタとNA変換器
ラージモードエリア利得ファイバは多くの用途において、モードフィールド径またはNAが一致しないファイバを結合させなければなりません。光ファイバ加工機は、1本のファイバのモードフィールド径またはNAを他方に合わせるよう変換し、異種ファイバの結合を最適化することができます。これは融着接続やテーパ加工の前に熱を加え、コア径を変換することによって実現します。右の写真では、2本のファイバ(シングルモードファイバとØ20 µmラージモードエリアファイバ)のコアサイズは異なります。下の画像では、コア径が小さい方のファイバをコアドーパントの熱拡散により拡大してから融着接続しています。
ファイバの加工用途
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コアØ20 µm、クラッドØ400 µmのラージモードエリア(LMA)ファイバをクラッドØ125 µmまでテーパ加工
テーパ加工ならびに線引き加工
すべてのVytranシリーズの加工機はテーパ加工(横断面の径を変換)またはファイバの線引き(長さを伸ばす)が可能な構成となっております。フィラメントによりファイバを軟化点まで加熱し、張力を与えてファイバを伸ばし、ファイバの横断面を小さくします。ファイバーホルダにより最大180 mmのZ軸移動が可能なので、長さ150 mmの長いテーパも加工可能です。 このプロセスはGUIでプログラム可能です。所望のテーパの形状的特長をテーパのインターフェイスメニューに入力します(詳細は「ソフトウェア」のタブをご覧ください)。GUIソフトウェアにはテンションモニタと制御機能もあり、テーパの線引き状態を正確にモニタすることができます。
ファイバの終端処理
これらの光ファイバ加工システムは精密なファイバ配置、フィラメントの融着接続プロセス制御、長いテーパ・線引きが組み合わさった統合プラットフォームで、ファイバ素線に複雑な終端処理を追加・加工したい用途に適しています。終端処理の例には、ボールレンズ、ファイバーカテーテル、ファイバープローブなどがあります。
エンドキャップは長さが短い大径コアファイバで、高出力ファイバのビームを拡散させ、ファイバ端面へのダメージを軽減するために使用されます。光ファイバ加工機は、大径コア石英エンドキャップを出力ビーム伝搬用ファイバの端面に融着させるのにも使用できます。エンドキャップを精密な長さに加工するためにはファイバークリーバLDC401またはLDC401A のご使用をお勧めいたします。
カプラとコンバイナ
光ファイバ加工機は、ファイバを並列またはバンドル構成にし、融着することも可能です。このプロセスは溶融型光ファイバーカプラや励起光または出力光用コンバイナの加工にとても重要です。加熱ならびにテーパ状態の精密制御により、用途に応じた非常に低損失のカプラやコンバイナを製造することができます。
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ガラス加工機内で2本のシングルモードファイバがテーパ加工され、50/50の結合比で融着。ファイバーコア間の間隔は約15~20 µmです。
Product DemonstrationsThorlabs has demonstration facilities for the Vytran® fiber glass processing systems offered on this page within our Morganville, New Jersey; Shanghai, China; Exeter, Devonshire; and Bergkirchen, Germany offices. We invite you to schedule a visit to see these products in operation and to discuss the various options with a fiber processing specialist. Please schedule a demonstration at one of our locations below by contacting technical support. We welcome the opportunity for personal interaction during your visit! Thorlabs GmbH
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Posted Comments: | |
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 (posted 2019-07-03 11:15:56.527) I want to the drawing with the size. YLohia
 (posted 2019-07-03 04:54:27.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. I have reached out to you directly with the drawing of the VHA00. ashiq.asamad99
 (posted 2018-01-12 05:53:56.237) Sir,
Can you please mention which type of motor is used in the device for rotating the fiber. And also i want to know,whether both end fibers are rotated or only one is rotating for aligning the fiber. tfrisch
 (posted 2018-03-20 05:04:03.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. Though the design and components of these glass processing workstations are considered proprietary, I can reach out to you to discuss the specs of the motor as they relate to system performance. Furthermore, both the left and right fiber can be rotated independently. user
 (posted 2016-01-19 14:27:44.2) It would be very useful if you offered preshaped fiber endcap blanks. Could be 2.54mm diameter cylindrical pieces with 8deg flat polish (AR coated option) on one end and conical taper for splicing to 250+um diameter fiber. It would make the GPX3600 more interesting if such an endcap solution was offered. besembeson
 (posted 2016-01-20 08:26:59.0) Response from Bweh at Thorlabs USA: Thank you for your input and feedback. While we do not currently offer components such as these for our systems, it may indeed be something we consider in the near future. Our recent acquisition by Thorlabs will see us growing these possibilities going forward, and it is valuable feedback such as this that will drive the development. Thank you again, we truly value your input. |
Vytran® Optical Fiber Glass Processor Selection Guide | |||||||
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Item # | GPX3400 | GPX3600 | GPX3800 | GPX3850 | GPX3900 | GPX4000LZ | |
Splicing Fiber Cladding Diameter | 80 µm to 250 µm | a | |||||
250 µm to 1.25 mm | |||||||
1.25 mm to 1.7 mm | - | - | - | b | |||
1.7 mm to 2 mm | - | - | - | - | - | b | |
End Cap Fiber Diameter | 250 µm to 2 mm | - | - | - | - | - | c |
250 µm to 5 mm | - | - | - | - | - | d | |
Fiber Type | Multimode | ||||||
Single Mode | |||||||
Double Clad | |||||||
Polarization Maintaining | |||||||
Soft Glass | - | - | - | - | - | ||
Automated Measurement and Alignment | |||||||
End-View Illumination and Imaginge | |||||||
Tension Monitor and Control System | |||||||
Integrated Fiber Cleaver | - | - | - | ||||
Real-Time Hot Image Monitoring | - | - | |||||
Liquid Cooling System | Optional Add-On | Optional Add-On | Optional Add-On | Optional Add-On | |||
Fused Taper Software Enhancement and Handling Fixtures | Optional Add-On | - | |||||
Fiber Combiner Loading Fixture | Optional Add-On | - |
付属品
- 光ファイバ加工機ワークステーション
- グラファイトフィラメントアセンブリFTAV4(クラッド径Ø125 µm~Ø600 µm用)は取付け済み(追加のフィラメントは下記参照)
- PC、モニタ、キーボード、マウス
- 融着接続例ファイル付きインターフェイスソフトウェア
- 底部インサート用真空ポンプ
- 電源(詳細は「仕様」タブをご覧ください)
- アルゴンガスタンクレギュレータ、CGA-580ならびにDIN 477 No.6コネクタ付き
- アルゴンガス用3.2 mm径PTFEチューブ
- USBケーブル(A-Bタイプ)
- USB 3.0ケーブル(A-Micro Bタイプ)、カメラ用
- フィラメント・インサート交換用六角レンチ付きツールキット
- 液体冷却システム(GPX3600のみ)
別途ご購入が必要なもの
- ファイバーホルダ上部インサート(2個必要)
- ファイバーホルダ底部インサート(1本のファイバの加工に2個必要)
- 移動用クランプ、V溝付きグラファイト(移動用インサートに必要)
- 純度>99.999%のアルゴンガスタンク(当社ではご用意しておりません)
オプション
- 並列用ファイバーホルダ底部インサート(カプラ/コンバイナの作製に2個必要)
- フッ素添加溶融石英製キャピラリーチューブ(特殊カプラまたはコンバイナ製造用)
- 追加のフィラメントアセンブリ
- 液体冷却システム(GPX3400には付属しないため)
- ファイバのテーパ加工用アドオンソフトウェアとハンドリング治具
- ファイバーコンバイナ加工治具
- 超音波洗浄機
- 交換用止めネジ(セットスクリュ)SS2SN013、ファイバーホールドブロック用
- 光ファイバ加工機ワークステーションと制御ソフトウェア付きPCが付属
- 最大Ø1.25 mmのファイバ(GPX3400)またはØ1.7 mmのファイバ(GPX3600)を融着接続、テーパ加工
- シングルモード、マルチモード、偏波保持、特殊ファイバに適した製品
- 自動XYアライメントならびに自動回転アライメント
- ファイバのZ軸移動:180 mm
Vytran光ファイバ加工機ワークステーションはファイバの自動XYおよび回転アライメントが特長で、特に偏波保持ファイバやコアが微細構造の特殊ファイバの加工用に設計されています。GPX3400は最大Ø1.25 mm、GPX3600は最大Ø1.7 mmのファイバの融着接続が可能です。
精密ファイバーハンドリング治具は、ファイバを0.25 µmの分解能でXY移動、0.02°の分解能で最大190°まで回転させます。付属のファイバーホルダは、ファイバ軸に沿って180 mm移動可能で、入力ファイバの大きな領域をフィラメントで加熱することができます。加熱範囲が広いため、異種ファイバ間の低損失融着接続のためのコアドーパントの熱発散や、長く断熱的なファイバーテーパ加工など様々な用途に適しています。ファイバーホールドブロックは、真空穴のあるファイバーホルダーインサートを通じて真空引きすることも可能です(真空によりファイバをインサート内に固定させるため)。
加工機ワークステーションにはファイバーホルダ、加熱アセンブリ、イメージング用CCDカメラ、制御ソフトウェアインストール済みPCならびにモニタ、側面・端面イメージング用ミラータワーが付属します。各加工機ワークステーションには高純度PTFEガス管と取付け継手CGA-580が付いたガスレギュレータが付いています。DIN 477 No.6コネクタも付属します。こちらの加工機にはグラファイトフィラメントFTAV4(クラッド径Ø125~Ø600 µm用)が1個付属しており、予め取り付けられていますが、グラファイト、イリジウム、またはタングステンフィラメントアセンブリは追加でもご購入可能です。また、ワークステーションの作動にはファイバーホルダ用上部ならびに底部インサートも別途必要です(いずれも下記をご覧ください)。ファイバーホールドブロック内にインサートを固定するためにはナイロンチップ付きの止めネジ(セットスクリュ)を使用します。交換用長さ1/8インチの#2-56止めネジSS2SN013は、別途10個入りでご用意しています。
製品のインストールや使用方法のトレーニングについては、当社までお問合せください。
Item # | Filament Material | Cladding Diameter (Min/Max) | Applicationa |
---|---|---|---|
FTAV2 | Graphite | 80 µm / 250 µm | Splice |
FTAV4 | 125 µm / 600 µm | ||
FTAV5 | 250 µm / 1000 µm | ||
FTAV6 | 400 µm / 1300 µm | ||
FTAT3 | 250 µm / 1500 µm | Taper | |
FTAT4 | 400 µm / 1800 µm | ||
FRAV1 | Iridium | ≤200 µm | Splice |
FRAV3 | ≤400 µm | ||
FRAV5 | 250 µm / 1050 µm | ||
FWAV1 | Tungsten | ≤200 µm | Spliceb |
- 自動光ファイバ加工機用フィラメントアセンブリ(システムにはグラファイトフィラメントFTAV4が1個設置済み)
- 融着接続やテーパ加工、またはファイバ先端加工(レンズドファイバ)の用途向けに最適化(詳細は右の表をご覧ください)
- アセンブリにはフィラメント加熱素子ならびに防護用の枠が付属
フィラメントアセンブリは「Ω」文字状のグラファイト、イリジウムまたはタングステンの抵抗加熱素子が防護用の枠に覆われている構成となっております。こちらでご紹介しているフィラメントは自動光ファイバ加工機に対応します。右の表で融着接続用フィラメントと記載のある製品については融着接続システムLFS4100に対応します。
融着接続やテーパ加工用フィラメント
グラファイトフィラメントは、他の材質のフィラメントよりもアウトガスが少なく、大径ファイバの融着接続やテーパ加工に必要な高い温度に達することが可能です。イリジウムフィラメントはグラファイトフィラメントより温度が低く、柔らかいガラスファイバの加工に適しています。タングステンフィラメントは速く高温になるため、長時間の融着接続が著しい拡散や破壊につながる可能性のある高濃度の添加物ファイバやストラクチャーファイバの融着接続に適しています。フィラメントの加熱時間は約40分ですが、アルゴンの質、融着接続・テーパ加工時間、光ファイバーガラスの品質等様々な要因によって変わる場合があります。
フィラメントは融着接続またはテーパ加工の用途向けに最適化されていますが、融着接続用フィラメントはテーパ加工にも使用できるため、ここでの記載内容は用途を限定するものではありません。融着接続用フィラメントはアセンブリ本体の上部に開口部がありますが、テーパ加工用フィラメントは汚染物質への露出を最小限にとどめるため、開口部はありません。
識別と保守点検
システムにはグラファイトフィラメントFTAV4が1個付属しています。フィラメントはアセンブリ本体に刻印されているバージョン番号(例えばV4、V6、T3など)によって識別できます。新しいフィラメントを使用するときにはバーンインが必要です。バーンイン工程中、フィラメントは動作温度と室温の間で数回温度変動を繰り返します。これによりフィラメントの熱特性が安定し、電流が流れたときにより安定した出力と加熱性能が得られます。この手順は1度だけ行う必要があり、その後フィラメントは通常のノーマライズのみを行います。フィラメントの保守点検方法と簡単な融着接続の手順については「チュートリアルビデオ」タブをご覧ください。性能が低下し始めた場合は、フィラメントの改修を承ります。詳細は当社までご相談ください。
Item # | Side 1 Accepted Diameter (Min/Max) | Side 2 Accepted Diameter (Min/Max) |
---|---|---|
VHB00a | 57 µm / 759 µmb | N/A |
VHB05a | 410 µm / 1008 µm | 560 µm / 1269 µm |
VHA00 | 57 µm / 759 µmb | 275 µm / 970 µm |
VHA05 | 410 µm / 1008 µm | 560 µm / 1269 µm |
VHA10 | 812 µm / 1515 µm | 1036 µm / 1770 µm |
VHA15 | 1288 µm / 2022 µm | 1534 µm / 2268 µm |
VHA20 | 1772 µm / 2505 µm | 2032 µm / 2944 µm |
VHA25 | 2278 µm / 3029 µm | N/A |
VHA30 | 2609 µm / 3198 µm | N/A |
- ファイバーホールドブロック用上部インサート
- 57 µm~3.198 mmのファイバ外径(クラッド/被覆)に対応(インサートの選び方は「ファイバーホルダーインサート」のタブをご覧ください)
- 片面溝付き、両面溝付きのインサートをご用意(詳細は右の表をご覧ください)
- 自動光ファイバ加工機ならびに融着接続システム用端面照明インサートVHBxxもご用意
- 自動光ファイバ加工機、LDC401シリーズのファイバークリーバ、被覆除去ならびにクリーニングステーションFPS301、融着接続システムLFS4100に対応
ファイバーホルダーインサートは上部インサートが1個と底部または移動用インサートが1個の構成で、融着接続またはテーパ加工中のファイバを固定するために光ファイバ加工機のファイバーホールドブロック内に配置されます。インサートはファイバのクラッド、バッファ、被覆部分を固定し、最大Ø3.198 mmまでのファイバに対応します。「ファイバーホルダーインサート」タブでは、様々な径のファイバを保持するための上部および底部インサートの適切な組合せと取付方法についてご覧いただけます。
自動光ファイバ加工機に対応する上部インサートは2種類あります。VHAの標準型上部インサートは片面溝付きと両面溝付きがあります。こちらのインサートはLDC401シリーズのファイバークリーバ、被覆除去ならびにクリーニングステーションFPS301、融着接続システムLFS4100にご使用いただけます。上部インサートVHB00ならびにVHB05には自動光ファイバ加工機ワークステーションからのLED照明用の窪みが付いています。こちらは、端面のイメージングや、偏波保持ファイバと微細構造の特殊ファイバーコアのアライメントに必要となります。
Item # | Type | Side 1 Accepted Diameter (Min/Max) | Side 2 Accepted Diameter (Min/Max) | Vacuum Holes |
---|---|---|---|---|
VHF160 | Transfer | 112 µm / 208 µm | N/A | Yes |
VHF250 | 177 µm / 320 µm | N/A | Yes | |
VHF400 | 279 µm / 519 µm | N/A | Yes | |
VHF500 | 346 µm / 795 µm | N/A | Yes | |
VHF750 | 516 µm / 1047 µm | N/A | Yes | |
VHE10 | Standard | 773 µm / 1271 µm | 1034 µm / 1523 µm | No |
VHE15 | 1280 µm / 1769 µm | 1534 µm / 2007 µm | No | |
VHE20 | 1787 µm / 2267 µm | 2033 µm / 2513 µm | No | |
VHE25 | 2270 µm / 2844 µm | N/A | No | |
VHE30 | 2692 µm / 3198 µm | N/A | No |
- ファイバーホールドブロック用V溝付き底部インサート
- 112 µm~3.198 mmのクラッド/被覆径に対応(インサートの選び方は「ファイバーホルダーインサート」のタブをご覧ください)
- Vytranシリーズのシステム間でファイバを移動させる移動用インサート
- 小径(<Ø1047 µm)ファイバのアライメント用真空穴付きV溝インサート
ファイバーホルダーインサートは上部インサートが1個と底部インサートが1個の構成で、融着接続またはテーパ加工中のファイバを固定するために、光ファイバ加工機のファイバーホールドブロック内に設置されます。底部インサートは光ファイバ加工機または対応するシステムのファイバーホールドブロック内に磁石で保持されます。底部インサートのV溝は、ファイバがファイバーホルダ内の中心に位置するよう加工されており、様々なV溝のサイズでご用意しております。移動用インサートの底部にある真空穴はV溝内に小径のファイバを保持・アライメントするために使用します。「ファイバーホルダーインサート」タブでは、様々な径のファイバを保持するための上部および底部インサートの適切な組合せと取付方法についてご覧いただけます。
光ファイバ加工機に対応する底部インサートは、移動用底部インサート、標準型底部インサート、並列用底部インサート(下記参照)の3種類です。移動用底部インサート(VHFから始まる型番)は、1本のファイバをアライメント損失を最小に抑えながらLDC401シリーズファイバークリーバ、被覆除去ならびにクリーニングステーションFPS301、融着接続システムLFS4100間を移動させることが可能です。例えば、ファイバを移動用インサートに入れ、クリーバLDC401でクリーブし、インサートごと融着接続システムLFS4100に設置し、加工することが可能です。このようなプロセスが機能するのは、移動用インサートが各Vytranシステム内に精密に配置可能で、磁性蓋VHT1(下記参照)が、移動中のファイバの軸移動を防ぐからです。移動用インサートには真空穴が付いており、弱い吸引力によりファイバの位置が保たれます。すべての移動用インサートには移動用クランプVHT1(下記参照)が必要です。移動用インサートに外径が550 µmより小さいファイバを使用する場合には、V溝付きグラファイト(下記参照)も必要となります。
ファイバーホルダ用標準型底部インサート(VHEから始まる型番)は大径ファイバにご使用いただけます。こちらのインサートは片面溝付き、または両面溝付きの種類があります。標準型の底部インサートもLDC401シリーズファイバークリーバ、被覆除去ならびにクリーニングステーションFPS301、融着接続システムLFS4100でご使用いただけます。移動用インサートとは異なり、標準型インサートでシステム間を移動させるとファイバのアライメントは保たれません。
Item # | Accepted Diametera (Min / Max) | Groove Length |
---|---|---|
VHG125 | 80 µm / 125 µm | 0.313" |
VHG125L | 80 µm / 125 µm | 0.594" |
VHG200 | 150 µm / 200 µm | 0.313" |
VHG250 | 200 µm / 250 µm | 0.313" |
VHG250L | 200 µm / 250 µm | 0.594" |
VHG300 | 250 µm / 300 µm | 0.313" |
VHG350 | 300 µm / 350 µm | 0.313" |
VHG400 | 350 µm / 400 µm | 0.313" |
VHG450 | 400 µm / 450 µm | 0.313" |
VHG500 | 450 µm / 500 µm | 0.313" |
VHG500L | 450 µm / 500 µm | 0.594" |
VHG550 | 500 µm / 550 µm | 0.313" |
- ファイバーホルダ底部インサート(移動用)に対応する移動用クランプおよびV溝付きグラファイト
- 移動用底部インサートには、この移動用クランプVHT1が1つ必要
- 移動用クランプはGPXシリーズの光ファイバ加工機、ファイバークリーバLDC401シリーズおよびLDC405B、 被覆除去ならびにクリーニングステーションFPS301、融着接続機LFS4100に適用
- ≤Ø550 µmのファイバを保持するV溝付きグラファイト
- V溝が80 µm~550 µmの外径のファイバに対応
こちらの移動用クランプとV溝付きグラファイトは、上記のVHFシリーズ用底部インサートと一緒に使用されるためのもので、Vytranシステム間でファイバを移動させる際に再アライメントを最小限に抑えます。例えば、ファイバを移動用インサートに入れ、ファイバークリーバLDC401を使用してクリーブします。その後ファイバが入っている移動用インサートごとファイバ加工機に移動させ、融着接続することができます。
クランプVHT1は、移動用インサートを磁性の蓋で固定してファイバの軸方向の移動を防止し、ファイバを触ることなくインサートを保持しながら移動します。V溝付きグラファイトは、融着接続時、外径が550 µm以下のファイバの保持をサポートします(詳細は右の表をご覧ください)。ファイバ長に沿ったファイバ保持を強化したり、加工中にファイバが邪魔になるのを防ぐため、長さ15.1 mmのV溝付きグラファイトもご用意しています(型番VHG125L、VHG250L、VHG500L)。V溝付きグラファイトは、2個の止めネジ(セットスクリュ)で移動用インサート内に固定できます。移動用インサートの組立て方法については、「ファイバーホルダーインサート」タブをご覧ください。
Multi-Fiber Bottom Inserts | |||
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Item # | Type (Click for Drawing) | Accepted Diameters | Recommended Top Inserta |
VHD125S | Side-by-Side | 125 µm / 125 µm | VHA00 |
VHD250S | Side-by-Side | 250 µm / 250 µm | |
VHD320S | Side-by-Side | 320 µm / 320 µm | |
VHD250V | Double-V-Slot | 250 µm / 250 µm | |
VHD320V | Double-V-Slot | 320 µm / 320 µm | |
VHD165C | Double-V-Slot w/ Pins | 165 µm / 165 µm | |
VHD250C | Double-V-Slot w/ Pins | 250 µm / 250 µm | |
VHD320C | Double-V-Slot w/ Pins | 320 µm / 320 µm | |
VHD550C | Double-V Slot w/ Pins | 550 µm / 550 µm | |
VHS250250 | Triple-V-Slot | 250 µm / 250 µm / 250 µm | |
VHS250400 | Triple-V-Slot | 250 µm / 400 µm / 250 µm | |
VHS250500 | Triple-V-Slot | 250 µm / 500 µm / 250 µm | |
VHS300350 | Triple-V-Slot | 300 µm / 350 µm / 300 µm | |
VHS320400 | Triple-V-Slot | 300 µm / 400 µm / 300 µm | |
VHS320550 | Triple-V-Slot | 320 µm / 550 µm / 320 µm | VHA05 |
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2つのVスロット付きのピンを有するインサートでは、調整ピンを使用することにより、加工時の2本のファイバを非常に近接して保持することができます。上はインサートVHD320Cです。
- 底部インサートの溝に複数のファイバを固定
- 溶融型光カプラまたはコンバイナの作製に使用
- ファイバをV溝またはスロットにアライメントするための真空穴
- 複数のインサートタイプをご用意(種類については右の表をご参照ください)
並列用インサート(VHDまたはVHSから始まる型番)は、WDMカプラ、溶融型光ファイバーカプラ、パワーコンバイナなど2本または3本のファイバを同時にテーパ加工し溶融する必要のある用途向けに設計されています。
並列用インサートにはU溝があり、2本のファイバを平行に保持します。2つのVスロット付きインサートには、同じ側に2つの平行するV溝があり、ファイバをそれぞれの溝に1本ずつ保持します。2つのVスロット付きのピンを有するインサートにはオフセット調整用のピンがあり、加工時に2本のファイバを密接させることができます(左写真参照)。3つのVスロット付きインサートには中央にV溝が1本、その両側にV溝が合わせて2本付いており、信号用ファイバ1本と小さい励起ファイバ2本が溶融できるようになっています。
底部インサートは光ファイバ加工機または対応するシステムのファイバーホールドブロック内に磁石で保持されます。 インサートのV溝は、ファイバがファイバーホルダ内の中心に位置するよう加工されています。 移動用インサートの底部には真空穴があり、それにより小径ファイバがV溝内にアライメントされるようになっています。それぞれの並列用ファイバーインサートに推奨する上部インサートは右の表でご覧いただけます。これらのインサートをシステム間で移動した場合は、ファイバのアライメントは保持されません。
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上の用途例では、インサートGPXM45をエンドキャップ用CO2レーザ融着接続ワークステーション GLZ4001ECで使用し、エンドキャップ付きファイバの端面を検査しています。
- ファイバ端面の検査やファイバのアライメント用
- 10 mm x 10 mmの45°検査ミラー
- ファイバ用融着接続機LFS4100、エンドキャップ用CO2レーザ融着接続ワークステーションGLZ4001EC、GPXシリーズファイバ加工機に対応
45°ミラー付きインサートGPXM45を取り付けることで、ファイバ端面検査やファイバ部品のアライメントが容易になります。対応する上記のVytranシステムのファイバーホールドブロックが、ファイバーホルダ底部インサートと同様の方法でミラーインサートを固定します。GPXシリーズのファイバ加工機と融着接続機LFS4100ではこれよりも小さい端面用ミラーが付いていますが、こちらのミラーインサートの10 mm x 10 mmミラーを取り付けることで検査がよりし易くなります。 また、こちらのミラーはVytranシステム以外でも光学ベンチや顕微鏡の検査ツールとしてもお使いいただきます。
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キャピラリーチューブで作製した3:1コンバイナの端面画像
Item # | Inner Diameter | Outer Diameter | Length |
---|---|---|---|
FTB02 | 750 ± 100 µm | 1500 ± 100 µm | 170.0 ± 3 mm |
FTB03 | 800 ± 40 µm | 1100 ± 55 µm | |
FTB01 | 1200 ± 60 µm | 1450 ± 75 µm |
- ファイバーコンバイナ製造用キャピラリーチューブ
- 3種類の径でご用意、長さ170 mm
- GPX3400、GPX3600、GPX3800、GPX3850およびGPX3900に対応
フッ素添加石英製キャピラリーチューブは、高出力ファイバーレーザーコンバイナの製造ほか、特殊な用途にお使いいただけます。この工程では、結合されるファイバがキャピラリーチューブ内に挿入され、その後チューブが溶融され、一体のガラス素子となります。溶融ファイバがコアとして、低屈折率のキャピラリーチューブがクラッドとして機能し、一体化されたガラス素子はマルチモードの光導波路となります。つまり、キャピラリーチューブは光を閉じ込める役割を果たします。
なお、こちらのフッ素添加のチューブを取り扱う際には、必ず手袋をご使用ください。
Liquid Cooling System Specifications | |
---|---|
Cooling Capacity | 590 Wa |
Coolant Pump Flow Rate | 10 Speed Levels up to 4 L/min |
Reservoir Capacity | 157 mL (5.3 fl-oz) |
Radiator | Aluminum; 2 x 120 mm Fans |
Power Consumption | 20 W (Max) |
Power Supply | 12 VDC (via Molex Connector) 100 VAC with Power Adapter |
Weight | 8.00 lbs (3.63 kg) |
- 光ファイバ加工機ワークステーションGPX3600には付属
- 光ファイバ加工機ワークステーションGPX3400では追加機器としてご購入可能
- Vytranシリーズの加工機ならびに融着接続システム用液体冷却システム
- 長時間加熱操作時(テーパ加工など)の加熱素子の過熱を防止
- 700 mLの高性能冷却液付属
液体冷却システムGPXWCSは当社のVytran光ファイバ加工機の追加機器として、長時間加熱操作時に加熱素子を冷却します。ファイバのテーパ加工、モードアダプタ、ファイバの終端処理などの長時間使用時にはこの使用をお勧めします。こちらの冷却システムは融着接続システムLFS4100にも対応しますが、標準的な融着接続プロセスでは冷却は必要ありません。
GPXWCSには157 mLの貯水タンクがあり、高性能の冷却液(700 mLのボトル入りの冷却液が付属)が周囲温度25 °C時、4 L/minの流速、590 Wの冷却能力で循環します。MSDS製品安全シートはこちらからダウンロードいただけます。Vytran光ファイバ加工機に接続する際のチューブや取付け器具も付属しています。冷却システムの電源は12 VDCのMolexコネクタ(付属のPCスロットアダプタを介して)、または付属の100 VAC電源アダプタから外部供給します。
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調整可能グリッパ治具(左)と取り外し可能テーパーホルダ(右)治具の比較
Fused Taper Software and Handling Fixtures | |||
---|---|---|---|
Item # | FBT Software | Adjustable Gripper | Removable Taper Holder |
GPXFBT-SFT | - | - | |
GPXFBT-FXTA | - | - | |
GPXFBT-FXTB | - | - | |
GPXFBT-KITA | - | ||
GPXFBT-KITB | - |
- 機能拡張ソフトウェアによるアクティブな溶融双円錐形テーパ(FBT)加工
- 調整可能ファイバーグリッパ付きの治具でファイバーテーパやカプラをパッケージステーションに移動
- 取り外し可能ファイバーホルダ付きの治具は、その場でのファイバーテーパやカプラのパッケージングに便利
- 用途:
- マイクロスケールやナノスケールのファイバーテーパ加工
- 溶融型光ファイバーカプラならびに波長分割多重(WDM)カプラの作製
- テーパーファイバ結合微小共振器ならびにウィスパリングギャラリーモード構造
- 共振器オプトメカニクス
- バイオセンシングと微粒子センシング
こちらのVytran光ファイバ加工機用アドオン製品は、マイクロテーパや溶融型光ファイバーカプラの加工用に提供されています。アドオンソフトウェアと治具は、単体、またはキットとしてご購入が可能です。ソフトウェアパッケージGPXFBT-SFTは、アクティブなFBT加工時に加熱ならびにファイバ引張時のパラメータをより精密に制御するので、良品率の向上と加工毎の高い再現性が実現します。
追加治具は2種類ご用意しております。調整可能テーパ加工用ファイバーグリッパGPXFBT-FXTAは、特定の部品の長さに応じて安定的なベースとなりますので、パッケージステーションへ移動させる際に使用できます。ファイバーグリッパは調整機能付きで長さが0~80 mmのテーパに対応します。取り外し可能テーパーファイバーホルダGPXFBT-FXTBは、持ち上げて取り外しが可能なため、加工済みのテーパやカプラを安全かつ確実に次の加工場所に移動させたり、その場でパッケージングを行う際に便利です。冶具に付属するステージの移動量はXY軸ともに25.4 mmです。±2.5°のロール調整、±5°のヨー調整も可能です。
Combiner Fixture Specifications | |
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Degrees of Freedom | Five (X, Y, Z, Pitch, Yaw) |
Y-Axis Travel (Coarse) | 300 mm |
X-Axis Travela | 0.44" (11.2 mm) |
Z-Axis Travela | 0.20" (5.1 mm) |
Platform Flatness | ±0.005" |
Platform Thickness | 6 mm |
Platform Material | Mic-6 Aluminum |
Bottom Insert (One Required) | VHS, VHD, VHE, or VHF Series |
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ファイバーホールドブロックのアセンブリはレールに沿ってY軸の位置決めをします。
- コンバイナ加工用にファイバーバンドルの位置決めをサポート
- 5つの自由度: X、Y、Z、ピッチ、ヨー
- ファイバーフィード軸に沿った粗移動:300 mm
- ファイバーバンドルの仕分け用に作業プラットフォームを最大90°まで折りたたみ可能
- 底部インサートが別途必要です。
- 加工機の右側に取り付ける必要がある場合は、当社までお問い合わせください。
ファイバーコンバイナ加工治具GPXCFXLは、当社のGPX3000シリーズファイバ加工機用のアドオンオプションで、ファイバーコンバイナの加工中にファイバーバンドルを保持し、5軸位置決めが可能です。この多軸アセンブリによりファイバーバンドルを割れやすいテーパーキャピラリーチューブに直接挿入することができます。ファイバ加工機内にあるキャピラリーチューブへのバンドルの挿入を制御することにより、チューブが割れるリスクを低減します。
ファイバーバンドルはアセンブリのファイバーホールドブロック内に取りけた底部インサート(別売り、上記参照)に取り付けます。XZ移動は内蔵のステージT12XZによって行われ、Y移動(ファイバーフィード方向への移動)はレールに取り付けられたサポートアセンブリにより行われます。バンドルのアライメントの補助として、ピッチとヨーの粗調整は、固定が可能なボールピボット機構によって可能です。なお、この機構により、移動と結合した軸外のローリングも可能です。レールに沿ったステージの移動(Y軸)も固定できます。
治具は加工機の左側に取付け、個々のニーズに適した様々なインサートを支持します。作業プラットフォームは、作業面に隙間がないようダブルヒンジ付きとなっています。また空気バネと垂直および水平方向の位置決めを行うピンロックにより最大90°まで折りたたみが可能です。ファイバ加工機の右側に取り付ける必要がある場合は、当社までお問い合わせください。
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超音波洗浄機USC2およびVytran移動用底部インサート用ネストUSC2NVT
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洗浄強度と洗浄時間は洗浄機背面のコントローラで制御できます。
USC2 Ultrasonic Cleaner Specifications | |
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Supported Fiber Diametera | 125 - 600 µm |
Tank Capacity | 100 mL |
Tank Dimensions | Ø1.7" x 2.8" Deep (Ø43 mm x 71 mm Deep) |
Cleaning Duration (Max Setting) | > 1 Minute |
Peak Output Frequency | 75.2 - 76.4 kHz |
Transducer Power (Max) | 6 W |
Operating Power | 36 W |
Operating Current | 1.5 A |
Input Voltageb | 100 - 240 VAC @ 47 - 63 Hz |
Overall Dimensionsa | 6.95" x 4.78" x 4.13" (176.5 mm x 121.5 mm x 104.8 mm) |
Mass | 1.28 kg (2.82 lbs) |
Click for DetailsVytran移動用底部インサートをサポートするネストUSC2NVT
- 浸漬深さ、洗浄時間、パワーレベルを容易に調整可能
- 磁性クランプ付きのファイバ素線用ネストが付属
- Vytran移動用底部インサートに対応するネスト(型番USC2NVT)も別売りでご用意
- 使用可能な溶剤:アセトンまたはイソプロパノール(イソプロピルアルコール)
- 液体の廃棄が容易な注ぎ口:溶剤の蒸発を低減するスロット付きシールド
当社のVytran® USC2は、ファイバ素線を大量処理できるよう設計されています。洗浄強度および洗浄時間の調整ノブを使用して、繰り返し可能な洗浄パラメータを簡単に設定できます。液浸治具により浸漬深さが調整でき、治具はファイバーホルダーネスト(別売り)と交換可能です。洗浄サイクルがアクティブの時は赤色のLEDが点灯します。100 mLの溶剤タンクにはアセトンまたはイソプロピルアルコールのみご使用いただけます。
液浸治具を傾けるとファイバが液体に沈み、超音波洗浄プロセスが開始します。設定された洗浄時間を過ぎると超音波攪拌が停止します。溶剤タンク上のファイバーホルダの高さは、液浸治具の側面にあるローレット付きアジャスタで12.7 mmの範囲にわたって変更可能です(上写真参照)。
ローレット付きアジャスタを逆方向に回してファイバ素線用ネストを取り外し、別のファイバーホルダーネストと交換することもできます。各洗浄機は、液浸治具内にファイバ素線用ネストが取り付けられた状態で出荷されます。ネストUSC2NVT(別売り)はVytran移動用底部インサートに対応します。インサートと溶剤タンクの距離を広げるためのスペーサや非磁性の底部インサート用クランプなど、幅広い用途にお使いいただけるVytranファイバーネスト用アクセサリもございます。また、Fujikura®およびFitel®ファイバーホルダ用のネストもご用意しています(どちらも別売り) 詳細は製品の紹介ページをご覧ください。
GPXL1 Gooseneck Light Specifications | |
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Lamp Electrical Power | 1 W |
Color Rendering Index (CRI) | 80 |
Lamp Lifetime | 30 000 h |
Lamp Luminous Flux | 100 lm |
Lamp Luminous Efficiency | 80 lm/W |
Operating Temperature | -25 to 45 °C |
Light Color | Neutral White |
Input Voltage | 12 VDC |
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The GPXL1 can be attached on either the right or left side of the glass processor workstation
- Attaches to Either Side of Workstation
- Illuminate Fiber Ends or Light General Work Area
- 12 VDC Power Supply (Sold Separately) Includes Region-Specific Power Cord
The GPXL1 Gooseneck Light is a lamp that can be used to couple light into a fiber combiner for end-view illumination or for general lighting of the workstation during alignment. The lamp features an on/off switch and a dimmer knob to control brightness. The flexible neck allows the lamp head to be easily positioned near a fiber or furnace.
Mount the GPXL1 on either side of the workstation using the mounting holes on the workstation (as seen in the image to the right). Two 10-32 mounting screws and a 5/32" hex key are included.
Users must also purchase a GPXL1PS 12 VDC Power Supply along with the GPXL1. The power supply includes a region-specific power cord which must be used with an 85 - 265 VAC, 47 - 63 Hz power source.