Vytran®ファイバー前処理ステーション:被覆除去とクリーニング
- Strip and Clean Fiber Prior to Cleaving and Splicing
- Accepts Fibers with Cladding Diameters from 80 to 400 µm
- Designed for Use with the LDC401 Series of Fiber Cleavers, LFS4100 Splicer, and GPX Series of Glass Fiber Processors
FPS301
Fiber Stripping and Cleaning Station
A Fiber Holding Block with a Fiber Holder Insert installed is positioned next to the ultrasonic cleaner. The TMS blade inserts can be seen inside of the open thermo-mechanical stripper module.
Please Wait
お客様独自のシステムを構築可能
- クラッド径80 µm~400 µmのファイバに対応するファイバ前処理ステーションFPS301
- 最大クラッド径Ø400 µmまで対応する、7種類の交換可能なサーモメカニカルストリッパーブレードインサートからお選びください(1個必要)
- 上部ならびに底部インサートをお選びください(各1個必要、詳細は「ファイバーホルダーインサート」のタブをご覧ください)
特長
- クラッド径が80 µm~400 µmのファイバに対応
- サーモメカニカルストリッパは加熱時間調整機能付き
- 1層または2層のアクリルコーティングを最長35.6 mmまで除去
- 被覆除去済みファイバから微粒子状の付着物等を除去する超音波クリーニング槽
- クリーニング槽にはアセトンまたはイソプロピルアルコールを使用(お客様ご自身でご用意ください)
- ファイバーホールドブロックならびにファイバーホルダーインサートはほかのVytran®システムと共有なので、工程間の移送も容易
- クリーバLDC401シリーズ
- 光ファイバ融着接続機LFS4100
- 自動光ファイバ加工機GPX3400ならびにGPX3600
- クリーバ内蔵自動光ファイバ加工機GPX3800、GPX3850、GPX3900
- CO2レーザ光ファイバ加工機GPX4000LZ
- 制御用ハンドセットが付属
Vytranのファイバ前処理ステーションFPS301は、ファイバをクリーバLDC401シリーズ、融着接続機LFS4100、CO2レーザ光ファイバ加工機GPX4000LZ、自動光ファイバ加工機GPX3400ならびにGPX3600またはクリーバ内蔵型自動光ファイバ加工機GPX3800、GPX3850、GPX3900などで加工する前に、その前処理として被覆除去とクリーニングを行います。サーモメカニカルストリッパ(TMS)の下部にある抵抗ヒータでファイバを加熱し、除去するコーティングやバッファを軟化させます。この加熱工程が完了すると、LEDライトで知らせてくれます。内部の真空吸引ポンプにより、ファイバはTMS底部のV溝の穴から吸引されるので、溝の中にソフトに保持されます。
ファイバをクリーニングする際、ファイバをホールドブロックごと被覆除去ステーションからクリーニングステーションに移動できるので、各ステップでファイバに直接触る必要はありません。ホールドブロックを超音波クリーナの横に取り付けた後、そのまま傾けて、被覆除去したファイバの端を溶剤が入った超音波クリーナに浸してください。溶剤のアセトンまたはイソプロピルアルコールはお客様ご自身でご用意ください。クリーニングが終了するとLEDのインジケーターライトが消灯します。クリーニング時間は付属の制御用ハンドセットにより1~120秒の間で設定できます。
アクセサリ
FPS301を使用するには、ファイバーホルダーインサートを別途1組購入する必要があります。当社の上部および底部インサートについては下記をご参照ください。各インサートには対応する最大ファイバ径が記載されています。底部インサートは2種類ご用意しております。標準のVHDシリーズインサートは他方よりも短いですが、FPS301を単独で使用される場合には十分な長さです。より長いVHFシリーズの底部インサートを使用すると、ファイバーホールドブロックの端からインサートがはみ出ます。はみ出た部分に移動用クランプVHT1を置くことで、ファイバに直接触れることなく、底部インサート、クランプ、そしてファイバをほかのVytranワークステーションに動かすことが可能となります。 「ファイバーホルダーインサート」タブ内のセレクションガイドをご覧いただくと、加工するファイバ径毎にどのようなファイバーホルダーインサートが必要かをみることができます。 FPS301にはファイバーホールドブロックが2個付属します。しかし、ファイバは片側ずつしか加工できません。従ってシステムはホールドブロック1個、ファイバーホルダーインサート1組でも操作が可能です。両方のホールドブロックをご使用になる場合には、2組のインサートをご購入ください。
被覆除去ステーションで使用するブレードセットは、別途ご購入が必要です。標準のウェッジ型は、クラッド径はØ80 µm~Ø125 µm、バッファの最大径はØ400 µmまでのファイバに対応する4種類のブレードからお選びいただけます。また、半月型は、クラッド径はØ200 µm~Ø400 µm、バッファの最大径はØ600 µmまでのファイバに対応する3種類のブレードからお選びいただけます。ウェッジ型の各ブレードセットは上部用と底部用のインサート各1個で構成され、インサートの両側にはフラットなブレードが付いています。半月型の各ブレードセットは上部インサート2個と底部インサート1個で構成され、半円状のブレードが付いています。被覆除去は1方向からのみ実施可能で、同時にTMSステーションの両端から実施することはできません。半月型のインサートを使用すると、上部および底部に加えて、その外周に沿ってバッファを除去することができます。ブレードセットをFPS301と一緒にご購入される場合には、予めシステムに取り付けた状態で発送いたします。
Compatible Vytran Fiber Processing Systems | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Fiber Preparation Station (Strip and Clean) | Large-Diameter Fiber Cleavers | Portable Large-Diameter Fiber Cleaver | Large-Diameter Fiber Splicer | CO2 Laser Glass Processing System (Splice and Taper) | Automated Glass Processing Systems with Integrated Cleaver (Cleave, Splice, and Taper) | Automated Glass Processing Systems (Splice and Taper) | Recoaters, Proof Testers, and Recoaters with Proof Testers |
FPS301 Specifications | |
---|---|
Accepted Fiber Buffer Diameters | Up to 600 µm |
Accepted Fiber Cladding Diameters | 80 µm to 400 µma |
Accepted Fiber Types | SM, PM, MM, Specialty Fibers Including Photonic Crystal Fiber (PCF) and Non-Circular Fiber, and Capillary Tubes |
Thermo-Mechanical Stripper | |
Accepted Coating Materials | Single or Dual Acrylate |
Maximum Stripping Temperature | ~130 °F (54 °C) |
Ultrasonic Cleaner | |
Accepted Cleaning Solvents | Acetone or Isopropyl Alcohol |
Cleaning Times | 1 to 120 s |
General | |
Operating Temperature | 0 to 40 °C (Non-Condensing) |
Storage Temperature | -20 to 70 °C |
Power | 90 to 250 VAC (47 - 63 Hz) |
Size (L x W x H) | 10.14" x 5.39" x 6.76" (257.4 mm x 136.9 mm x 171.6 mm ) |
Weight | 9 lbs (4 kg) |
ファイバーホルダーインサートの選択
ファイバーホルダーインサートは、様々なサイズのファイバをファイバ前処理ステーションFPS301内で保持できるよう設計されています。これらは別途ご購入が必要です。底部インサートにはファイバを保持するV溝が付いています。上部インサートには窪みの中に平坦な面が形成されており、底部インサートのV溝と合わせてファイバを固定します。左側と右側のホールドブロックで保持するファイバの外径が異なる場合もあるため、上部インサートと底部インサートはそれぞれ単品で販売されています。FPS301を使用するには上部インサートと底部インサートが1個ずつ必要です。
下の表では、上部インサートと底部インサートの組み合わせに対応するファイバ径の最大値と最小値を記載しています。被覆除去ならびにクリーニング工程においてガラスが損傷を受けないよう、ファイバは常にコーティングまたはバッファの上からクランプする必要があります。
底部インサートは2種類ご用意しております。標準のVHDシリーズインサートは他方よりも短いですが、FPS301を単体でご使用の場合には十分な長さです。長い方のVHFシリーズの底部インサートを使用すると、ファイバーホールドブロックの端からインサートがはみ出ます。はみ出た部分に移動用クランプVHT1を置くことで、ファイバに直接触れることなく、底部インサート、クランプ、そしてファイバをほかのVytran®ワークステーションに動かすことが可能になります。
FPS301用のすべてのV溝付きインサートには真空吸引用の穴があり、それにより細いファイバが溝の中心にセットされる設計になっています。 FPS301には真空ポンプが内蔵されており、これらの穴を経由して小さな保持力を与えることで、細いファイバをクランプで固定したかのように所定の位置に保持することができます。
ファイバーホルダーインサート選択用の表
- まずご使用になるファイバのサイズに1番合う底部インサートを選んでください。
例: Ø200 µmファイバの場合、ほんの40 µmだけ小さいインサートであるVHD160またはVHF160が1番適したインサートです。次に大きいサイズは250 µmですが、50 µm大きくなりすぎてしまいます。 - 各セルの2行目の数字は上部と底部のインサートの組み合わせにより予測されるオフセットの範囲です。
例: 底部インサートとしてVHD160、上部インサートとしてVHA00を選んだ場合、最小でØ112 µmのファイバが使用可能です。このファイバを使用した場合、ファイバの中心は底部インサートの表面から49 µm下に位置することになります。一方で最大208 µmのファイバを保持することも可能です。この場合、ファイバの中心は底部インサートの表面から48 µm上に位置することになります。200 µmのファイバについてはオフセットを補間して導出することも可能ですが、60°のV溝の場合にはオフセットは外径の差に等しくなります。つまり、ファイバは底部インサートの設計ファイバより40 µm大きいため(200 - 160 = 40)、ファイバの中心は底部インサートの表面から40 µm上に位置することになります。
Top Insert Item # | VHA00a | ||
---|---|---|---|
Accepted Diameter (Nominal) | ≤320 µm | 400 µm | |
Bottom Insert Item # | Accepted Diameter (Nominal) | Min / Max Accepted Fiber Diameter (µm) Min / Max Fiber Offset (µm) | |
VHD080 | 80 µm | 57 / 100 -23 / 21 | - |
VHD125 | 125 µm | 88 / 161 -37 / 36 | - |
VHD160 or VHF160b | 160 µm | 112 / 208 -49 / 48 | - |
VHD250 or VHF250b | 250 µm | 177 / 320 -73 / 69 | 275 / 323 25 / 74 |
VHD400 or VHF400b | 400 µm | 279 / 519 -122 / 119 | 377 / 517 -23 / 117 |
V溝は様々なサイズのファイバに対応します。
Legend | ||
---|---|---|
Best Fit | ||
Second Best Fit: Try these options if the best fit does not incorporate your fiber sizes. | ||
Third Best Fit: Try these options if the other two categories do not incorporate your fiber sizes. |
Product DemonstrationsThorlabs has demonstration facilities for the Vytran® fiber glass processing systems offered on this page within our Morganville, New Jersey and Exeter, Devonshire offices. We invite you to schedule a visit to see these products in operation and to discuss the various options with a fiber processing specialist. Please schedule a demonstration at one of our locations below by contacting technical support. We welcome the opportunity for personal interaction during your visit! Thorlabs Vytran Europe
|
Posted Comments: | |
No Comments Posted |
- クラッド径が80 µm~400 µmのファイバ用
- Ø600 µmまでの1層または2層のアクリルコーティングを除去
- 被覆除去ならびにクリーニング用ステーション
- サーモメカニカルストリッパ
- 超音波クリーニング槽
- ファイバーホールドブロックが付属
- 制御用ハンドセットが付属
- ファイバーホルダーインサートならびにTMSブレードインサートは別途ご購入が必要(下記参照)
こちらのファイバ被覆除去ならびにクリーニング用Vytran前処理ステーションは、クラッド径Ø80 µm~Ø400µmのファイバのコーティングやバッファを除去します。サーモメカニカルストリッパにより、1層または2層のアクリルコーティングを除去することができます。また超音波クリーニング槽が付属しており、被覆除去後のファイバの微粒子状付着物を除去してからクリーブやスプライス用のステーションに移すことができます。FPS301は、クリーバLDC401シリーズ、融着接続機LFS4100、自動光ファイバ加工機GPX3400ならびにGPX3600、クリーバ内蔵型自動光ファイバ加工機GPX3800、GPX3850、GPX3900、CO2レーザ光ファイバ加工機GPX4000LZなどと共に使用できるよう設計されています。これらのユニットではすべて同じファイバーホールドブロックと移動用インサートを使用できるため、ファイバに直接触るのを最小限に抑えつつ、またそれぞれのステーション上でのファイバの位置も維持したまま、ステーション間を移動させることができます。
様々なファイバのサイズに対応したファイバーホルダーインサートとTMSブレードインサートは別売りです(下記参照)。FPS301を使用するには、加工するファイバのサイズに対応する、上部ファイバーホルダーインサート(1個)、底部ファイバーホルダーインサート(1個)、ならびにTMSブレードインサートセット(1組)が必要です。詳細は「ファイバーホルダーインサート」のタブをご覧ください。
付属の制御用ハンドセットでは、サーモメカニカルストリッパの加熱時間と超音波クリーナの作動時間を設定します。 各ユニットには電源と電源コードが付属します。
TMS Blade Insert Setsa | ||||
---|---|---|---|---|
Item # | Accepted Cladding Diameter | Max Buffer Diameter | Blade Type | |
End 1 | End 2 | |||
CST080180 | 80 µm | 80 µm | 180 µm | Wedge |
CSTM080125 | 80 µm | 125 µm | 250 µm | Wedge |
CST125250 | 125 µm | 125 µm | 250 µm | Wedge |
CST125400 | 125 µm | 125 µm | 400 µm | Wedge |
CST200400U | 200 µm | 200 µm | 400 µm | Half-Moon |
CST250400U | 250 µm | 250 µm | 400 µm | Half-Moon |
CST400600U | 400 µm | 400 µm | 600 µm | Half-Moon |
- ファイバの被覆除去ならびにクリーニング用ステーションFPS301のためのサーモメカニカルストリッパ(TMS)ブレードインサートのセット
- ブレードセットの構成:
- 標準のウェッジ型:上部および底部インサート各1個
- 半月型:上部インサート2個、底部インサート1個
- クラッド径(Ø80 µm~Ø400 µm)のファイバに対応、バッファの最大径はØ600 µm
- FPS301と一緒にご購入の場合は予め取り付けて発送
- お客様ご自身で交換可能
当社ではファイバの被覆除去用のブレードセットを7種類ご用意しております。対応可能なバッファの最大径は、インサートに付いている溝のサイズによって異なります。FPS301と一緒にご購入の場合には、サーモメカニカルストリッパにTMSブレードセットを取り付けてから発送いたします。標準のウェッジ型の各ブレードセットは、上部インサートと底部インサート各1個で構成され、インサートの両側にはフラットなブレードが付いています。半月型の各ブレードセットは上部インサート2個と底部インサート1個で構成され、半円状のブレードが付いています。
CSTM080125*を除くブレードセットは、両端で同じクラッド径の被覆除去ができるよう設計されており、必要であればお客様ご自身で交換が可能です。ブレードインサートには、識別しやすいようにバッファの最大径が刻印されています。当社では一般的なファイバに対応する標準品として7種類の製品をご用意しております。TMSブレードインサートセットは、最大Ø400 µmのクラッド径までの特注には対応が可能ですので、ご希望の際は当社までご連絡ください。
*ブレードセットCSTM080125の片方のブレードはクラッド径Ø80 µmのファイバに対応し、反対側のブレードはクラッド径Ø125 µmのファイバに対応しています。FPS301と一緒にご購入の場合、左側にクラッド径Ø80 µm用ブレード(End1)、右側にクラッド径Ø125 µm用ブレード(End2)がくるように、予め取り付けてあります。CSTM080125を取り付ける場合には、底部ならびに上部インサートのØ80 µm用のブレードが、TMSストリッパの同じ側にくるように取り付けてください。ストリッパの同じ側にØ80 µm用とØ125 µm用のブレードを取り付けた場合、適切に除去できないだけでなく、ファイバに損傷を与える可能性があります。
Top Fiber Holder Insert | ||
---|---|---|
Item # | Side 1 Min/Max Accepted Diameter | Side 2 Min/Max Accepted Diameter |
VHA00 | 57 µm / 759 µma | 275 µm / 970 µm |
- FPS301使用には1個必要
- 平坦な溝付き面と底部インサート(下記掲載)のV溝でファイバを固定
- 外径57 µm~970 µmのファイバ用
- 他のVytranシステムに対応
ファイバ前処理ステーションFPS301には、ファイバーホールドブロック内で加工時にファイバを固定する上部ならびに底部ファイバーホルダーインサートが1組必要です。上部インサートは棒状で片面に溝が付いており、底部インサートのV溝と組み合わせてファイバを固定します。もう一方の面は、外径が非常に小さいファイバ向けにクランプ力が加えられるよう平面(溝なし)となっています。このインサートはファイバーホールドブロックの上部に取り付けます。下記の底部インサートと組み合わせてFPS301が対応するコーティング径80~400 µmのファイバを保持します。
上部インサートは単品で販売しております。FPS301の使用には1個必要です。FPS301にはファイバーホールドブロックが2個付属します。しかし、ファイバは一度にステーションの片側のみで加工可能です。よってシステムはホールドブロック1個、ファイバーホルダーインサート1組でも操作が可能です。両方のホールドブロックをご使用になる場合には、上部インサートを2個ご購入ください。
Fiber Holder Transfer Bottom Insertsa | ||
---|---|---|
Item # | Min/Max Accepted Diameter | Vacuum Holes |
VHF160 | 112 µm / 208 µm | Yes |
VHF250 | 177 µm / 320 µm | Yes |
VHF400 | 279 µm / 519 µm | Yes |
VHF500 | 346 µm / 795 µm | Yes |
VHF750 | 516 µm / 1047 µm | Yes |
- FPS301とほかのVytranシステムを使用時に1個必要
- 移動用インサートは移動用クランプを併せて使用し、位置を保持したままのファイバをシステム間を移動させることができます。
- FPS301使用時、ファイバの位置決めに役立つ真空吸引用の穴付き
- 融着接続ならびにテーパの用途向けにファイバ先端をサポートするV溝付きグラファイトを取り付け可能
- お客様ご自身で交換可能
ファイバ前処理ステーションFPS301には、ファイバーホールドブロック内でクリーニング時にファイバを固定するファイバーホルダーインサートが必要です。この長めのインサートはファイバーホールドブロックの底部に取り付けて使用し、さまざまな溝のサイズでご用意しています。 ファイバーホールドブロックからはみ出るインサート部を固定してファイバの軸方向の動きを防止する移動用クランプVHT1は、ファイバの粗アライメントを維持しながらステーション間を移動させることができます。 長めのインサートはV溝付きグラファイト(下記参照)も取り付け可能です。V溝付きグラファイトはコーティング径400 µmまでのファイバをFPS301とともに融着接続機LFS4100、CO2レーザ光ファイバ加工機GPX4000LZ、自動光ファイバ加工機GPX3400ならびにGPX3600またはクリーバ内蔵自動光ファイバ加工機GPX3800、GPX3850、GPX3900使用時の保持をさらにサポートします。 インサートの種類とサイズの比較については上記より「ファイバーホルダーインサート」のタブをご覧ください。
インサートは単品で販売しております。FPS301とほかのVytranステーションを使用時には、移動用底部インサートと移動用クランプVHT1(下記参照)が各1個必要です。ファイバの加工工程に応じ十分な数のインサートをご注文ください(例:融着接続の用途には、移動用インサートと移動用クランプが各2個必要です)。詳細は、(上記リンクをクリックして)各ステーションの製品ページをご覧ください。なお、FPS301とともにファイバークリーバLDC401Aをご使用になる場合、こちらのインサートはクリーバの左側のホールドブロックのみに対応します。
FPS301にはファイバーホールドブロックが2個付属します。しかし、ファイバは一度に片側のみが加工可能です。よってシステムはホールドブロック1個、ファイバーホルダーインサート1組でも操作が可能です。両方のホールドブロックをご使用になる場合には、底部インサートを2個ご購入ください。
Graphite V-Grooves | ||
---|---|---|
Item # | Accepted Diameter (Min / Max) | Groove Length |
VHG125 | 80 µm / 125 µm | 0.313" |
VHG125L | 80 µm / 125 µm | 0.594" |
VHG200 | 150 µm / 200 µm | 0.313" |
VHG250 | 200 µm / 250 µm | 0.313" |
VHG250L | 200 µm / 250 µm | 0.594" |
VHG300 | 250 µm / 300 µm | 0.313" |
VHG350 | 300 µm / 350 µm | 0.313" |
VHG400 | 350 µm / 400 µm | 0.313" |
- 移動用ファイバーホルダ底部インサートには移動用クランプとグラファイトが各1個必要
- 移動用クランプとVHFインサートはファイバを以下のVytranシステム間を移動させる際に使用
- 融着接続またはテーパ加工中に小径ファイバを保持するV溝付きグラファイト
- V溝は80 µm~400 µmの外径に対応
こちらの移動用クランプとV溝付きグラファイトは、上記のVHFシリーズ移動用底部インサートと一緒に使用されるためのもので、Vytranシステム間でファイバを移動させる際に再アライメントを最小限に抑えます。例えば、ファイバを移動用インサートに入れ、クリーバLDC401を使用してクリーブします。その後、ファイバが入っている移動用インサートごとスプライサまたはガラス加工機に移動させ、融着接続することができます。
クランプVHT1は、移動用インサートを磁性の蓋で固定してファイバの軸方向の移動を防止し、ファイバを触ることなくインサートを保持しながら移動します。V溝付きグラファイトは、融着接続時、外径が400 µm以下のファイバの保持をサポートします(詳細は右の表をご覧ください)。ファイバ長に沿ったファイバ保持を強化したり、加工中にファイバが邪魔になるのを防ぐため、長さ15.1 mmのV溝付きグラファイトもご用意しています(型番VHG125L、VHG250L)。V溝付きグラファイトは、2個の止めネジ(セットスクリュ)で移動用インサートに固定できます。移動用インサートの組立て方法については、「ファイバーホルダーインサート 」タブをご覧ください。
Fiber Holder Bottom Insertsa | ||
---|---|---|
Item # | Min/Max Accepted Diameter | Vacuum Holes |
VHD080 | 57 µm / 100 µm | Yes |
VHD125 | 88 µm / 161 µm | Yes |
VHD160 | 112 µm / 208 µm | Yes |
VHD250 | 177 µm / 320 µm | Yes |
VHD400 | 279 µm / 519 µm | Yes |
- FPS301使用には1個必要
- V溝付きのファイバーホルダ底部インサート
- 上部インサート(上記掲載)使用時、外径57 µm~519 µmのファイバを固定
- FPS301使用時、ファイバの位置決めに役立つ真空吸引用の穴付き
- お客様ご自身で交換可能
ファイバ前処理ステーションFPS301には、ファイバーホールドブロック内で加工時にファイバを固定する上部ならびに底部ファイバーホルダーインサートが1組必要です。棒状のインサートの片面はV溝が付いており、FPS301使用時にファイバの位置決めに役立つ真空吸引用の穴が付いています。
こちらのインサートはファイバーホールドブロックの底部に取り付けます。右の表のように様々な溝のサイズでご用意しております。インサートの種類とサイズの比較については上記より「ファイバーホルダーインサート」タブをご覧ください。
底部インサートは単品で販売しております。FPS301の使用には1個必要です。FPS301にはファイバーホールドブロックが2個付属します。しかし、ファイバは一度にステーションの片側のみで加工可能です。よってシステムはホールドブロック1個、ファイバーホルダーインサート1組でも操作が可能です。両方のホールドブロックをご使用になる場合には、底部インサートを2個ご購入ください。