直角ブラケット、真空対応
![](https://www.thorlabs.co.jp/Images/GuideImages/15454_VacuumRightAngle_2.jpg)
- Stably Mount Optomechanics at 90°
- Counterbored 1/4" (M6) Slots and/or 1/4"-20 (M6 x 1.0) Holes for Mounting
- Vacuum-Compatible to >10-6 Torr
AB90V
Right-Angle Bracket with Counterbored Slots
AB90CV
Slim Right-Angle Bracket with Counterbored Slot & 1/4"-20 Tapped Holes
Application Idea
AB90CV Brackets Hold a
MB6U Breadboard at 90°
AB90AV
Right-Angle Bracket with Counterbored Slots & 1/4"-20 Tapped Holes
![](../../images/loading-red.gif)
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Vacuum Specifications | |
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Vacuum Compatibility as Packageda | >10-6 Torr |
Material | 6061-T6 Aluminum |
Packaging | Double Vacuum Bagged |
真空対応部品の特注対応
当社の多くのオプトメカニクス部品は真空の用途向けに特別にご注文いただけます。詳細については当社までお問い合わせください。
特長
- 真空対応の直角取付けアダプタ
- 10-6 Torrまでの真空であれば、袋から取り出してそのまま使用可能
- クリーンルームにも対応し、2重の真空バッグに入れて出荷
当社の真空対応の直角ブラケットを使用して、頑丈な3次元のオプトメカニクスアセンブリを構築可能です。オプトメカニクスモジュールに直接使用したり、より大きな構造を支持したりすることができます。これらのブラケットは6061-T6アルミニウム製で、真空下およびクリーンルームでご使用いただけます。全ての部品はクリーンルームならびに真空チャンバの用途向けに2重の密閉袋に梱包されています。これらの製品に対応するキャップスクリュ、止めネジ、ワッシャもご用意しています。
また、真空対応以外の直角取付けアダプタも取り揃えております。こちらをご覧ください。
真空対応
当社の真空対応部品は、梱包前に化学洗浄を行い、真空用としての処理をしています。これらは、
10-6 Torrまでの真空に対しては、袋から取り出してそのままお使いいただけます。追加の洗浄や処理を行うことで、さらに高い真空度で使用することも可能です。ただし、アルミニウムからのアウトガスにより限界があります。具体的な真空システムにおいてこれらの製品および材料が適切かどうかは、アルミニウムの材料特性とお客様が行った洗浄方法によりご判断ください。
この他にも、Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)およびØ25 mmポストシステムのような、真空の用途でお使いいただけるオプトメカニクス部品をご用意しております。またアルマイト加工をしていないアルミニウム製ブレッドボードは、お客様の方で洗浄と前処理をしていただければ、真空用としてお使いいただけます。
Product Image (Click to Enlarge) | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
Item # | AB90V | AB90HV | AB90AV(/M) | AB90CV(/M) |
Counterbored Mounting Slots | Two 1/4" (M6) Slots | One 1/4" (M6) Slot | ||
Tapped Holes | None | Six 1/4"-20 (M6) Holes per Side | Three 1/4"-20 (M6) Holes on One Side | |
Dimensions (L x W x H) [Click for Mechanical Drawing] | 2.00" x 1.50" x 2.00" (50.8 x 38.1 x 50.8 mm) | 2.00" x 0.75" x 1.58" (50.8 x 19.1 x 40.0 mm) | 2.00" x 1.50" x 2.00" (50.8 x 38.1 x 50.8 mm) | 2.00" x 0.75" x 2.00" (50.8 x 19.1 x 50.8 mm) |
Insights:光学実験のベストプラクティス
こちらのページでは実験セットアップ時の下記の注意点についてご覧いただけます。
- ワッシャ:オプトメカニクスに使用する場合
このほかにも実験・実習や機器に関するヒントをまとめて掲載しています。こちらからご覧ください。
ワッシャ:オプトメカニクスに使用する場合
![Washers should be placed between bolts and slots](https://www.thorlabs.co.jp/images/tabimages/Washers_and_Optomech_A1-350.gif)
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図 2:スロットを損傷させないよう、ボルトを挿入する前にワッシャを入れてください。ワッシャの丸みを帯びた滑らかな面をスロット側に向けて置き、フラットな粗い面がボルト頭部と接触するようにします。滑らかな面は、アルマイト処理された表面を傷つけることなく、容易に移動できるように設計されています。上の図はベースBA2(/M)です。
![Washers distribute force of bolt heads](https://www.thorlabs.co.jp/images/tabimages/Washers_Bolts_Slots_A1-300.gif)
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図1:ワッシャの直径はボルト頭部より35%大きくなっています。これによりベースBA2/Mのスロットにオーバーラップする面積はボルトの6倍になります。ワッシャはボルトの力をより広い面積に分散することで、スロットがえぐられるのを防止する役目をはたします。
標準的なキャップスクリュの頭部は、ネジの外径よりもそれほど大きくはありません(図1)。例えば1/4-20"ネジの頭の径は0.365~0.375インチ(約9.27~9.53 mm)で、このネジ用の貫通穴の径は0.264インチ(約6.71 mm)です。
デバイスを固定するためにネジを直接貫通穴に入れて締め付けると、力が貫通穴のエッジ部分にかかり、ネジでデバイスのエッジ部分をえぐってしまう場合がよくあります(図1)。
このエッジ部分が恒久的に変形してしまった場合、ネジの頭はえぐられた溝に戻ろうとするため、デバイスを精密に調整しようとしても、デバイスは元の位置に戻ってしまいます。
円形の貫通穴の場合は、ネジに対してデバイスを移動させようとするものではないので、このような変形による問題は生じないことが期待できます。
しかしスロットの場合には、スロットに沿ってどの位置にでもデバイスを固定できなければなりません。ワッシャを使用すると、力がスロットのエッジから離れる方向に分散されるので、スロットが変形しにくくなります。図1では、ワッシャがもたらす効果を図示しています。ベースBA2/Mのスロットと頭の径が0.37インチ(約9.4 mm)のキャップスクリュの接触面積は0.010 in2(約6.5 mm2)です。径0.5インチ(12.7 mm)のワッシャを使用すると接触面積は0.064 in2(約41.3 mm2)となり、6倍ほど大きくなります。
当社のワッシャには、それぞれの面に特徴があります(図2)。1つの面はフラットで粗く、もう1つの面は丸みを帯びていて研磨されています。丸みを帯びた研磨された面を、アルマイト処理されたデバイスの面に向けて置いてください。
ネジを締め付けるときに、ネジの頭でワッシャがアルマイト処理された面に対して回転する場合があります。
フラットで粗い面をアルマイト処理された面に押し付けた場合、摩擦でその表面を傷つける場合があります。しかし、丸みを帯びた面を接触させた場合、滑らかな面による摩擦は小さいため傷がつきにくく、デバイスの外観がより長く保たれます。
最終更新日:2019年12月4日
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