グローバー光源
- Silicon Carbide Globar with 500 - 9000 nm Output
- Stabilized Color Temperature and Output Power
- Compact Housing: 228.6 mm x 55.0 mm x 72.2 mm
- Long Lifespan: 10 000 Hours (Average)
SLS203F
Broadband 500 - 9000 nm Light Source
SLS253
Replacement Silicon Carbide
Globar Module
SLS203C
Collimation Package
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Key Specificationsa | |
---|---|
Emitter Type | Silicon Carbide Globar |
Wavelength Range | 500 - 4500 nm (ZBLAN Fiber) 500 - 9000 nm (Free Space) |
Color Temperatureb | 1600 K (ZBLAN Fiber) 1500 K (Free space) |
Peak Wavelength | 1900 nm |
Emitter Electrical Power | 24 W |
Fiber-Coupled Output Powerc | 1 mW |
Free Space Output Powerd | 1.8 W |
Collimated Output Powere | 10 mW |
Output Power Stabilityf | ≤0.05% |
Output Power Drift per Hour | 0.03% |
Output Power Drift per °C | 0.1% |
Included Power Supply | 24 V, 90 - 264 VAC (Replacement Item # DS24) |
アクセサリ
- ZBLANファイバーパッチケーブル
- 自由空間用コリメーターパッケージ
- 交換用グローバーモジュール
- 追加のフィルターホルダ
- ブランクのインサート
- 可変減衰器インサート
特長
- 一定で安定した出力光強度
- 0.1% / °C
- 0.03% / hr
- 閉ループ制御による光パワーの高安定化
- 出力光の安定性:≤0.05%
- エミッタの平均寿命:10 000時間
- 光の出力:SMAファイバまたは自由空間
- Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)フィルタ用の取外し可能なホルダ
- 30 mm ケージシステムの取り付けが可能
- 低ノイズファンによる冷却
安定化グローバー光源SLS203F/Mでは、自由空間光として利用する場合は500~9000 nmの範囲で、ZBLANファイバーパッチケーブル(別売り)を使用する場合は500~4500 nmの範囲で、それぞれ強度一定の黒体放射スペクトルが得られます。内部のフィードバック制御システムにより、高安定な光パワーを出力できます。当社の安定化光源は、透過率や反射率の測定など、高い正確さと安定性が求められる実験にご利用いただくのに適しています。
SLS203F/Mには、フィルターホルダとファイバ結合用アダプタが付いています。この光源はアダプタを付けなくても使用できますが、コリメーターパッケージSLS203C(ビーム広がり角:1.4°、別売り、下記参照)をご使用いただくことも可能です。また、光源の前面に簡単脱着アダプタSM1QAMを用いて内ネジ付きレンズチューブを直接取り付け、カスタム仕様の光学系を構築することも可能です。コンパクトな設計(「仕様」タブ参照)であるため、スペースの制約された光学テーブル上でも柔軟に配置することができます。この光源は、底部の2つのM6タップ穴でØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)ポストに取り付けられます。
前面にはØ6 mmケージロッド用の4個の#4-40タップ穴があり(左下の写真参照)、これに当社の30 mmケージシステムを取り付けることができます。背面にはON/OFFトグルスイッチ、電源表示ランプ(LED)、電源接続用コネクタがあります(右下の写真参照)。各光源にはフィルターホルダが1つ付属しています。フィルターホルダには外径Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)、厚さ 8.0 mm以下の光学素子を取り付けられます。特定の波長における強度一定の照明が必要な場合には、これを用いて光路中にバンドパスフィルタを設置することが可能です。さらに、2枚のガラスプレートに試料を挟んでフィルターホルダ内に置けば、この光源を材料分析に利用することもできます。光学素子をホルダ内に固定するには付属の固定リングSM1RRを使用します。光学素子を傷つけずに固定リングを締めるために、スパナレンチSPW602のご使用をお勧めします。フィルターホルダは付属の六角レンチとデバイス横に付いている止めネジ(セットスクリュ)を用いて固定します。この光源にはフィルターホルダCFH2-F(別売り、下記参照)も取り付けられるため、フィルタや試料の交換を素早くできます。また、フィルターホルダの代わりに可変減衰器インサートCFH2-Vを取り付けると、その開口内を通る光を部分的に遮断したり、あるいは完全に遮断したりすることができます。
交換用のグローバーもご用意しています(下記参照)。交換方法の詳細は「グローバーの交換方法」タブをご覧ください。より高い色温度が必要な場合には、色温度調整フィルタを使用して、光源からの短波長側の光を透過させながら長波長側の光を減衰させることができます。結果としてより高い色温度が得られますが、トータルの出力光パワーは低下します。
着脱可能なフィルターホルダを用いて、安定化光源内に外径Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)の光学素子を取り付けることができます(光学素子は別売り)。フィルターホルダの位置は、筐体側面のフィルタ用止めネジで固定できます。
付属のファイバ結合用パッケージは、簡単に取り外してコリメーターパッケージに付け替えることができます。光源の前面には4個の#4-40タップ穴があり、それを用いて30 mmケージシステムを取り付けることができます。
光源の背面にはON/OFFスイッチ、電源インジケータ、電源接続用コネクタがあります。
Item # | SLS203F(/M) |
---|---|
Emitter Type | Silicon Carbide Globar |
Wavelength Range | 500 - 4500 nm (ZBLAN Fiber) 500 - 9000 nm (Free Space) |
Color Temperaturea | 1600 K (ZBLAN Fiber) 1500 K (Free space) |
Peak Wavelength | 1900 nm |
Emitter Electrical Power | 24 W |
Output Coupling | Fiber, SMA |
Fiber-Coupled Optical Power (Typ.)b | 1 mW |
Free Space Optical Power (Typ.)c | 1.8 W |
Collimated Optical Power (Typ.)d | 10 mW |
Beam Divergence without Fiber Couplere | 20° |
Collimated Beam Divergencee | 1.4° |
Collimated Beam Diameterf | 12 mm |
Optical Power Drift per Hour (Typ.) | 0.03% |
Optical Power Drift per °C (Typ.) | 0.1% |
Output Power Stabilityg | ≤0.05% |
Emitter Lifespan (Avg.)h | 10 000 Hours |
Compatible Filter Size | Ø1" and Ø25 mm Up to 0.31" (8.0 mm) Thick |
Operating Temperature | 10 °C to 40 °C |
Storage Temperature | -15 °C to 70 °C |
Included Power Supply | DS24 |
Power Supply Input Voltage | 90 - 264 VAC at 47 - 63 Hz |
Dimensions (L × W × H) | 228.6 mm × 55.0 mm x 72.2 mm (9.00" × 2.17" x 2.84") |
Mass | 1.1 kg |
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生データはこちらからダウンロードいただけます。
ZBLANファイバーパッチケーブルMZ41L1を伝搬後の光源SLS203Fのパワースペクトル分布(測定値)。測定した光源のスペクトルに見られる構造は、H2OやCO2など、さまざまな分子の吸収によるものです。
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光源SLS203Fを50時間連続動作させて出力光パワーと温度を測定。このデータを取得する前に、ウォームアップと安定化のためにランプを30分間動作させています。
安定化光源SLS203F/Mの電源接続用コネクタ
Pin | Description |
---|---|
1 | +24 VDC |
2 | Ground |
3 | No Connection |
下の説明と動画では、安定化光源SLS203F/Mのグローバーモジュールを交換する際の、推奨される方法を詳しくご紹介しています。各種ランプモジュール同士に互換性はありませんので、光源に対応する適切なモジュールであることを確認してから取り付けてください。
交換するときは、皮脂をグローバーに付着させないために、手袋を着用して実施することを強くお勧めします。グローバーに汚れが付着している可能性がある場合は、電源を接続する前にアルコールでクリーニングしてください。
グローバーの交換手順
キャビティの開扉
- 2 mm六角レンチを使用して、ユニットの後端に最も近い左右のネジを外してください。ファンの通風孔に最も近いネジは外さないようご注意ください。
- 同じ2 mm六角レンチを使用して、ユニット底面のキャビティカバーを固定している4本のネジを外します。
古いグローバーの取外し
- グローバーモジュールに接続されている白いプラグを回路基板から引き抜きます。グローバーの出力開口部を右側に見たとき、プラグは回路基板の左側の奥にあります。
- 各交換用グローバーに付属している1.5 mmボールエンド六角レンチを使用して、回路基板の区画とグローバーの区画を隔てるアルミニウム製隔壁の中央付近にあるキャップスクリュを外してください。
- ワイヤとワイヤに付いたプラグをアルミニウム製隔壁の穴からそっと引き出し、古いグローバーを取り外します。
注:グローバーを取り外す際、グローバーモジュールの両側にある2つのアルミニウム製位置決めピンが滑り落ちる場合があります。これらのピンは新しいグローバーを取り付ける際に必要ですので、紛失しないようにご注意ください。
グローバーの取付け
- 新しいグローバーモジュールに、2本の位置決めピンを取り付けます。
- グローバーモジュールを上に向けながら、グローバー用の区画にそっと入れます。ワイヤとプラグを隔壁の穴に通してからモジュールを挿入します。2本の位置決めピンが隔壁の位置決め穴に滑らかに収まるように取り付けます。
- グローバーを隔壁に押し付けながら、付属の1.5 mmボールエンド六角レンチでキャップスクリュを締めます。
- 白いプラグを回路基板に差し込み、キャビティカバーを固定します。
反射分光法への応用
この広帯域光源は、当社の反射ファイバープローブ、CCD分光器、およびファイバープローブホルダと組み合わせれば、拡散反射法、鏡面反射法、および測色法にご利用いただけます。
分光器
当社では可視域、近赤外域、およびUV~近赤外域で使用できるCCD分光器を各種取り揃えております。CCS100/Mは350~700 nmのスペクトル域で動作し、分解能は0.5 nmです。CCS175/Mは500~1000 nmのスペクトル域で動作し、分解能は0.6 nmです。CCS200/Mは200~1000 nmの広いスペクトル域で動作し、分解能は2.0 nmです。ただし、広帯域のスペクトルを分析する場合、UV域では大きく減衰する場合があります。
光源
グローバー光源SLS203F/M(下記参照)は、500~9000 nmの波長域で1500 Kの黒体放射型スペクトルを出力し、電子回路でアクティブ安定化することでスペクトルと強度のドリフトを低減しています。またタングステンハロゲン光源SLS201L/Mはファイバ出力型で、360~2600 nmの波長域で2796 Kの黒体放射型スペクトルを出力します。また当社では、ピーク波長や広帯域の白色発光スペクトルから選べるファイバ出力型LEDのほか、高強度の単一波長から選べるファイバ出力型レーザ光源も取り揃えております。
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ホルダーブロックRPHを用いた45°での拡散反射測定
反射プローブファイバーバンドル
当社では高OHおよび低OHのマルチモードファイバを用いた反射プローブをご用意しており、それらはそれぞれ波長域250~1200 nmおよび400~2400 nmに対応しています。プローブのサンプリング用アームの先端には、Ø6.4 mm(Ø1/4インチ)プローブまたはSMA905コネクタが付いています。また、Ø6.4 mm(Ø1/4インチ)プローブとSMA905コネクタを用いたプローブには、分光器用アームの先端が線形状に配列されたファイバーバンドルの製品もございます。これは、試料が低反射の場合に、線形状配列によって分光器との結合効率を向上させることができます。
反射プローブバンドルによる同軸照明を必要としない場合は、SMAコネクタの付いた個別のファイバーパッチケーブルやバンドルを用いて、試料の照明と信号の収集を行うことも可能です。当社のコアの大きな円形状マルチモードファイバーバンドルを用いると照明強度を大きくできます。一方、1本のSMA端子付きマルチモードパッチケーブルを用いると、精密な照明をしたり、ファイバ出力型レーザに接続したりするのに便利です。当社では、分光計の信号強度を高めることができる円形状-線形状変換ファイバーバンドルもご用意しています。
反射プローブホルダ
当社では、ファイバープローブを試料に対して90°または45°の角度で精密かつ安定に設置するために、ファイバープローブスタンドRPSおよびRPS-SMAをご用意しております(RPS-SMAは上の写真参照)。プローブホルダのアーム(別売りもしています)は、Ø12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストを使用して他のオプトメカニクスのセットアップに組み込むことも可能です。また、 プローブホルダRPHおよびRPH-SMAのブロックは試料の上に直接置けるため、ファイバの先端を表面近くに置くことができ、またテスト領域を周囲の明かりから遮断することができます。
Posted Comments: | |
Alexander Novikov
 (posted 2024-08-22 08:31:00.533) Hello,
Is the SLS202C Collimation Package compatible with the SLS203L/M light source?
Thank you. cdolbashian
 (posted 2024-09-03 04:01:27.0) Thank you for contacting Thorlabs. The SLS202C and SLS203C have slightly different lenses and pinhole locations in order to provide the best collimation performance when used with the SLS202L(/M) and SLS203F(/M), respectively. The SLS202C can be used on the SLS203L(/M), but we anticipate that its performance will not be optimal. The SLS203C is more suitable for SLS203L/M. Samuel Eardley
 (posted 2024-07-31 09:42:51.803) Hi
Could you please tell me which risk class, if any, this light source belong to?
Many thanks
Sam cdolbashian
 (posted 2024-08-14 12:23:55.0) Thank you for contacting Thorlabs. SLS203F is a Risk Group 1 lamp system. There will be IR radiation emitted from this product. It is recommended to that you use appropriate shielding or eye protection when operating this device. |
下記は、当社のすべての白色広帯域照明用光源(ランプ)のセレクションガイドです。これらの光源以外に、マウント無し白色LEDやマウント付き白色LED、ファイバ出力型白色LED、Solis®高出力白色LEDもございます。
Broadband Light Source Selection Guide | ||||||||||
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Item # | (Click to Enlarge; Not to Scale) | Emitter Type | Wavelength Range (Click for Plot) | Output Coupling | Output Power | Lamp Electrical Power | Color Temperature | Lamp Lifetime | Replacement Lamp | |
SLS204 | Deuterium | 200 - 700 nm | Free Space or Fiber Coupled (SMA) | 2 mWa 0.1 mWb (Typ.) | 30 W | N/A | 2000 hc | SLS254B | ||
SLS205 | Xenon Arc | 240 - 1200 nm | Free Space or Fiber Coupled (SMA) | 290 mWa 5 mWd (Typ.) | 75 W | 5800 Ka 5400 Kd | 2000 hc | SLS255B | ||
SLS401 | Xenon Arc | 240 - 2400 nm | Free Spacee | >1.3 Wa | 150 W | 5800 K | 2000 hc | SLS401Bf or SLS402B | ||
SLS402 | Mercury-Xenon Arc | 240 - 2400 nm | Free Spacee | >1.3 Wa | 150 W | 6000 K | 2000 hc | SLS401B or SLS402Bf | ||
SLS302 | Quartz Tungsten-Halogen | 360 - 2500 nm | Free Spacee | >10 Wa | 150 W | 3400 K | 1000 hg | SLS301B | ||
SLS201L(/M) | Quartz Tungsten-Halogen | 360 - 2600 nm | Free Spacee or Fiber Coupled (SMA) | 500 mWa 10 mWh | 9 W | 2796 K | 10 000 h | SLS251 | ||
SLS301 | Quartz Tungsten-Halogen | 360 - 3800 nm | Free Spacee | >1.6 Wa | 150 W | 3400 K | 1000 hg | SLS301B | ||
SLS603 | Xenon Arc | 380 - 780 nm | Ø3 mm Liquid Light Guide | >7 Wh | 300 W | 6000 Ki | 1000 hc | SLS600B | ||
SLS605 | Xenon Arc | 380 - 780 nm | Ø5 mm Liquid Light Guide | >15 Wh | 300 W | 6000 Ki | 1000 hc | SLS600B | ||
OSL2 | Tungsten-Halogen | 400 - 1600 nm (Typical) | Fiber Bundle | 1.4 Wk | 150 W | 3200 K | 1000 hc | OSL2Bf, OSL2B2, or OSL2BIR | ||
OSL2IR | Tungsten-Halogen | 400 - 1750 nm (Typical) | Fiber Bundle | 3.8 Wk | 150 W | 3200 K | 200 hc | OSL2B, OSL2B2, or OSL2BIRf | ||
QTH10(/M) | Quartz Tungsten-Halogen | 400 - 2200 nm | Free Space | 50 mW (Typ.) | 10 W | 2800 Kl (Typ.) | 2000 h | QTH10B | ||
SLS203F(/M) | Silicon Carbide Globar | 500 nm - 9 µm | Free Spacee or Fiber Coupled (SMA) | 1.8 Wa | 24 W | 1500 K | 10 000 h | SLS253 | ||
SLS303 | Silicon Nitride Globar | 550 nm - 15 µm | Free Space | 4.5 Wa | 70 W | 1200 K | 5000 hg | SLS303B |
- 波長域500~9000 nmの安定化光源
- 中赤外域用ZBLANファイバーパッチケーブルMZ41L1を介して結合できる光パワー:1 mW
- 当社の中赤外域用フッ化物ファイバーパッチケーブルおよびファイバーバンドルの使用を推奨
- 自由空間光のパワー:1.8 W
- 電源DS24が付属
安定化グローバー光源SLS203F/Mでは、自由空間光として利用する場合は、500~9000 nmの範囲で強度一定(1.8 W)の黒体放射スペクトルが得られます。付属のファイバ結合用パッケージとZBLANファイバーパッチケーブル(別売り)を使用する場合は、500~4500 nmの範囲で強度一定(1 mW)の黒体放射スペクトルが得られます。黒体放射スペクトルは可視域から中赤外域に及ぶため、この光源は中赤外域における測定および分析用のシステムに組み込むのに適しています。シリコンカーバイドのグローバーを使用し、楕円形のリフレクタ内に取り付けることで出力光パワーを増大させています。筐体内の平凸レンズLA5370で出力光をコリメートし、付属のファイバ結合パッケージで接続されるファイバの先端に集光します。付属のフィルターホルダはCFH2-F(下記参照)に交換することができます。コリメーターパッケージSLS203(別売り、下記参照)を使用すると、発散角の小さいビームを出射することができます。
また光源の出力部にはSM1内ネジ付きのレンズチューブが付いています。この取外し可能なレンズチューブには固定リングSM1RRが付属しており、内部に厚さ18 mm以下のØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子を固定できます。光源に取り付けられている低ノイズのファンは、温度が65 °Cを超えると作動し、温度調節を行います。SLS203F/Mには、90~264 VAC、47~63 Hzに対応するAC/DC電源コンバータが付属します。
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コリメーターパッケージSLS203Cは簡単に脱着できる構造になっています。
- SLS203C:赤外域(IR)安定化光源SLS203F/M用のコリメーターパッケージ
- SLSシリーズの旧製品光源用のコリメーターパッケージもご用意
赤外域(IR)安定化グローバー光源SLS203F/M用のコリメーターパッケージSLS203Cには、SM1ネジ付き簡単脱着構造のレンズチューブ内部に、2枚のコリメート用レンズと1つのピンホールが取り付けられています。筐体には識別しやすいように型番が刻印されています。コリメーターパッケージSLS203Cには、コーティング無しのCaF2両凸レンズLB5774が使用されています。
また旧光源SLS202L/M用のコリメーターパッケージSLSC202Cと、旧光源SLS202/M用のコリメーターパッケージSLSC2もご用意しています。これらのコリメータは上記の光源SLS203F/Mには対応しておりません。
取り付けるときは、光源出力部からファイバ結合アダプタを取り外してコリメーターパッケージを取り付けます。
グローバーはインコヒーレント光であるため、出力光を完全にはコリメートできないことにご注意ください。コリメーターパッケージは対応する光源に直接ご使用いただけますが、コリメーターパッケージのネジ側にØ25.4 mm(Ø1インチ)マウント付き拡散板を取り付けてもご使用いただけます。拡散板を使用するとビーム広がり角は増加しますが、ビームプロファイルを均一化することができます。
- 交換用シリコンカーバイドグローバー、安定化光源SLS203F/Mおよび旧光源SLS203L/M用
- 消費電力:24 W
- 色温度:1500 K
グローバーモジュールSLS253は、安定化グローバー光源SLS203F/Mおよび旧光源SLS203L/M用の交換用モジュールです。詳細は「グローバーの交換方法」タブをご覧ください。各グローバーモジュールには、1.5 mmボールドライバ/六角レンチが付属します。各種光源用のモジュール同士には互換性がありませんので、光源に対応する適切なモジュールであることを確認してから取り付けてください。
注:安定化光源内のランプモジュールを交換する際は、皮脂がランプに付着しないように手袋を着用することを強くお勧めします。エミッタに汚れが付着している可能性がある場合は、電源を接続する前にアルコールでクリーニングしてください。
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CFH2-V上部のアジャスタを押し下げるとシャッタが閉じます。
- 当社の小型安定化光源に対応するインサート
- SM1ネジ付きフィルターホルダーインサートは厚さ8.0 mmまでのØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子の取り付けが可能
- ブランクプレートはカスタム仕様の光学素子の取付け用に加工可能
- シャッタ位置の調整可能な減衰器インサート
フィルターホルダCFH2-Fは厚さ8.0 mmまでのØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子に対応し、上記の光源に付属するフィルターホルダの交換品としてご使用いただけます。複数のフィルターホルダがあれば、安定化光源に付けるフィルタを素早く交換することが可能です。光学素子は、付属の固定リングSM1RRでマウント後方の縁と挟んで固定します。
ブランクプレートCFH2‑Bも別売りでご提供しています。このプレートは手動シャッタとして使用したり、用途に応じて機械加工したりすることができます。CFH2-FとCFH2-Bの上部プレートには、取り付けた光学素子の特定に使用できるラベリング用の枠が2か所あります。
CFH2-Vは可変減衰器インサートで、黒色酸化物のコーティングが施されたシングルブレードの可変シャッタが付いており、光の一部あるいは全てをブロックします。シャッタはØ13.7 mmの開口部を上から下に垂直に移動し、最大12.7 mmのビーム径が通る設計になっています。シャッタの位置は調整可能で、3/16"-120のアジャスタを1回転すると0.127 mm移動します。付属の5/64インチ六角レンチを使用して精密に調整ができます。急いでシャッタを閉じるときには、アジャスタを押し下げてください(右の写真参照)。アジャスタから手を放すとシャッタは設定位置に戻ります(設定位置からのズレ12.7 µm以内)。出力ビームのプロファイルが円形ではないため、最良の性能を得るには減衰器インサートから出た光を光ファイバーパッチケーブルに結合してください。開口部がビームサイズより小さい場合、ランプからの出射光は減衰器インサートでクリップされるため、シャッタが完全に開いている状態でも出力光は小さくなります。