グローバー光源


  • Silicon Nitride Globar with 500 - 9000 nm Output
  • Stabilized Color Temperature and Output Power
  • Compact Housing: 228.6 mm × 55.0 mm x 72.2 mm
  • Long Lifespan: 10 000 Hours (Average)

SLS203F

Broadband 500 - 9000 nm Light Source

SLS253

Replacement Silicon Carbide
Globar Module

SLS203C

Collimation Package

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Key Specificationsa
Emitter TypeSilicon Nitride Globar
Wavelength Range500 - 4500 nm (ZBLAN Fiber)
500 - 9000 nm (Free Space)
Color Temperatureb1600 K (ZBLAN Fiber)
1500 K (Free space)
Peak Wavelength1900 nm
Emitter Electrical Power24 W
Fiber-Coupled Output Powerc1 mW
Free Space Output Powerd1.8 W
Collimated Output Powere10 mW
Output Power Stabilityf≤0.05%
Output Power Drift per Hour0.03%
Output Power Drift per °C0.1%
Included Power Supply24 V, 90 - 264 VAC
(Replacement Item # DS24)
  • 仕様の詳細は「仕様」タブをご覧ください。
  • 自由空間光の色温度は理論値であり、エミッタのベンダーから提供されています。
  • パッチケーブルMZ41L1(別売り)を用いたときの典型値。エミッタの使用開始時に、ファイバの出射端で測定された光パワー。
  • 90分間のウォームアップ後、前面のレンズチューブを取り外して出射ポートで直接測定。
  • 90分間のウォームアップ後、コリメーターパッケージを取り付けて出射ポートで直接測定。
  • 出力光パワーの標準偏差(パーセント表示)。室温で90分間のウォームアップ後、1 Hzのサンプリングレートで1時間測定。

アクセサリ

  • ZBLANファイバーパッチケーブル
  • 自由空間用コリメーターパッケージ
  • 交換用グローバーモジュール
  • 追加のフィルターホルダ
  • ブランクのインサート
  • 可変減衰器インサート

特長

  • 一定で安定した出力光強度
    • 0.1% / °C
    • 0.03% / hr
  • 閉ループ制御による光パワーの高安定化
    • 出力光の安定性:≤0.05%
  • エミッタの平均寿命:10 000時間
  • 光の出力:SMAファイバまたは自由空間
  • Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)フィルタ用の取外し可能なホルダ
  • 30 mm ケージシステムの取り付けが可能
  • 低ノイズファンによる冷却

安定化グローバー光源SLS203F/Mでは、自由空間光として利用する場合は500~9000 nmの範囲で、ZBLANファイバーパッチケーブル(別売り)を使用する場合は500~4500 nmの範囲で、それぞれ強度一定の黒体放射スペクトルが得られます。内部のフィードバック制御システムにより、高安定な光パワーを出力できます。当社の安定化光源は、透過率や反射率の測定など、高い正確さと安定性が求められる実験にご利用いただくのに適しています。

SLS203F/Mには、フィルターホルダとファイバ結合用アダプタが付いています。この光源はアダプタを付けなくても使用できますが、コリメーターパッケージSLS203C(ビーム広がり角:1.4°、別売り、下記参照)をご使用いただくことも可能です。また、光源の前面に簡単脱着アダプタSM1QAMを用いて内ネジ付きレンズチューブを直接取り付け、カスタム仕様の光学系を構築することも可能です。コンパクトな設計(「仕様」タブ参照)であるため、スペースの制約された光学テーブル上でも柔軟に配置することができます。この光源は、底部の2つのM6タップ穴でØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)ポストに取り付けられます。

前面にはØ6 mmケージロッド用の4個の#4-40タップ穴があり(左下の写真参照)、これに当社の30 mmケージシステムを取り付けることができます。背面にはON/OFFトグルスイッチ、電源表示ランプ(LED)、電源接続用コネクタがあります(右下の写真参照)。各光源にはフィルターホルダが1つ付属しています。フィルターホルダには外径Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)、厚さ 8.0 mm以下の光学素子を取り付けられます。特定の波長における強度一定の照明が必要な場合には、これを用いて光路中にバンドパスフィルタを設置することが可能です。さらに、2枚のガラスプレートに試料を挟んでフィルターホルダ内に置けば、この光源を材料分析に利用することもできます。光学素子をホルダ内に固定するには付属の固定リングSM1RRを使用します。光学素子を傷つけずに固定リングを締めるために、スパナレンチSPW602のご使用をお勧めします。フィルターホルダは付属の六角レンチとデバイス横に付いている止めネジ(セットスクリュ)を用いて固定します。この光源にはフィルターホルダCFH2-F(別売り、下記参照)も取り付けられるため、フィルタや試料の交換を素早くできます。また、フィルターホルダの代わりに可変減衰器インサートCFH2-Vを取り付けると、その開口内を通る光を部分的に遮断したり、あるいは完全に遮断したりすることができます。

交換用のグローバーもご用意しています(下記参照)。交換方法の詳細は「グローバーの交換方法」タブをご覧ください。より高い色温度が必要な場合には、色温度調整フィルタを使用して、光源からの短波長側の光を透過させながら長波長側の光を減衰させることができます。結果としてより高い色温度が得られますが、トータルの出力光パワーは低下します。

着脱可能なフィルターホルダを用いて、安定化光源内に外径Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)の光学素子を取り付けることができます(光学素子は別売り)。フィルターホルダの位置は、筐体側面のフィルタ用止めネジで固定できます。

付属のファイバ結合用パッケージは、簡単に取り外してコリメーターパッケージに付け替えることができます。光源の前面には4個の#4-40タップ穴があり、それを用いて30 mmケージシステムを取り付けることができます。

光源の背面にはON/OFFスイッチ、電源インジケータ、電源接続用コネクタがあります。

Item #SLS203F(/M)
Emitter TypeSilicon Carbide Globar
Wavelength Range500 - 4500 nm (ZBLAN Fiber)
500 - 9000 nm (Free Space)
Color Temperaturea1600 K (ZBLAN Fiber)
1500 K (Free space)
Peak Wavelength1900 nm
Emitter Electrical Power24 W
Output CouplingFiber, SMA
Fiber-Coupled Optical Power (Typ.)b1 mW
Free Space Optical Power (Typ.)c1.8 W
Collimated Optical Power (Typ.)d10 mW
Beam Divergence without Fiber Couplere 20°
Collimated Beam Divergencee1.4°
Collimated Beam Diameterf12 mm
Optical Power Drift per Hour (Typ.)0.03%
Optical Power Drift per °C (Typ.)0.1%
Output Power Stabilityg≤0.05%
Emitter Lifespan (Avg.)h10 000 Hours
Compatible Filter SizeØ1" and Ø25 mm
Up to 0.31" (8.0 mm) Thick
Operating Temperature10 °C to 40 °C
Storage Temperature-15 °C to 70 °C
Included Power SupplyDS24
Power Supply Input Voltage90 - 264 VAC at 47 - 63 Hz
Dimensions (L × W × H)228.6 mm × 55.0 mm x 72.2 mm
(9.00" × 2.17" x 2.84")
Mass1.1 kg
  • 自由空間光の色温度は理論値であり、エミッタのベンダーから提供されています。
  • 長さ1 m、Ø450 µm、NA0.2のZBLANマルチモードファイバMZ41L1を使用したときの典型値。エミッタの使用開始時に、ファイバの出射端で測定された光パワー。
  • 90分間のウォームアップ後、前面のレンズチューブを取り外して出射ポートで直接測定。
  • 90分間のウォームアップ後、コリメーターパッケージを取り付けて出射ポートで直接測定。
  • 1900 nmにおける設計値。
  • コリメーターパッケージから10 cmの距離で測定。
  • 出力光パワーの標準偏差(パーセント表示)。室温で90分間ウォームアップ後、1 Hzのサンプリングレートで1時間測定。安定性の試験結果については「グラフ」 タブをご覧ください。
  • ランプの出力光パワーが初期値の50%まで低下する時間で定義。
Spectrum
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生データはこちらからダウンロードいただけます。
ZBLANファイバーパッチケーブルMZ41L1を伝搬後の光源SLS203Fのパワースペクトル分布(測定値)。測定した光源のスペクトルに見られる構造は、H2OやCO2など、さまざまな分子の吸収によるものです。
Stability
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光源SLS203Fを50時間連続動作させて出力光パワーと温度を測定。このデータを取得する前に、ウォームアップと安定化のためにランプを30分間動作させています。

安定化光源SLS203F/Mの電源接続用コネクタ

Pin Diagram
PinDescription
1+24 VDC
2Ground
3No Connection

下の説明と動画では、安定化光源SLS203F/Mのグローバーモジュールを交換する際の、推奨される方法を詳しくご紹介しています。各種ランプモジュール同士に互換性はありませんので、光源に対応する適切なモジュールであることを確認してから取り付けてください。

交換するときは、皮脂をグローバーに付着させないために、手袋を着用して実施することを強くお勧めします。グローバーに汚れが付着している可能性がある場合は、電源を接続する前にアルコールでクリーニングしてください。


グローバーの交換手順

キャビティの開扉

  1. 2 mm六角レンチを使用して、ユニットの後端に最も近い左右のネジを外してください。ファンの通風孔に最も近いネジは外さないようご注意ください。
  2. 同じ2 mm六角レンチを使用して、ユニット底面のキャビティカバーを固定している4本のネジを外します。

古いグローバーの取外し

  1. グローバーモジュールに接続されている白いプラグを回路基板から引き抜きます。グローバーの出力開口部を右側に見たとき、プラグは回路基板の左側の奥にあります。
  2. 各交換用グローバーに付属している1.5 mmボールエンド六角レンチを使用して、回路基板の区画とグローバーの区画を隔てるアルミニウム製隔壁の中央付近にあるキャップスクリュを外してください。
  3. ワイヤとワイヤに付いたプラグをアルミニウム製隔壁の穴からそっと引き出し、古いグローバーを取り外します。
    注:グローバーを取り外す際、グローバーモジュールの両側にある2つのアルミニウム製位置決めピンが滑り落ちる場合があります。これらのピンは新しいグローバーを取り付ける際に必要ですので、紛失しないようにご注意ください。

グローバーの取付け

  1. 新しいグローバーモジュールに、2本の位置決めピンを取り付けます。
  2. グローバーモジュールを上に向けながら、グローバー用の区画にそっと入れます。ワイヤとプラグを隔壁の穴に通してからモジュールを挿入します。2本の位置決めピンが隔壁の位置決め穴に滑らかに収まるように取り付けます。
  3. グローバーを隔壁に押し付けながら、付属の1.5mmボールエンド六角レンチでキャップスクリュを締めます。
  4. 白いプラグを回路基板に差し込み、キャビティカバーを固定します。

反射分光法への応用

この広帯域光源は、当社の反射ファイバープローブCCD分光器、およびファイバープローブホルダと組み合わせれば、拡散反射法、鏡面反射法、および測色法にご利用いただけます。

Reflection Spectroscopy Fiber Probe Bundle

分光器
当社では可視域、近赤外域、およびUV~近赤外域で使用できるCCD分光器を各種取り揃えております。CCS100/Mは350~700 nmのスペクトル域で動作し、分解能は0.5 nmです。CCS175/Mは500~1000 nmのスペクトル域で動作し、分解能は0.6 nmです。CCS200/Mは200~1000 nmの広いスペクトル域で動作し、分解能は2.0 nmです。ただし、広帯域のスペクトルを分析する場合、UV域では大きく減衰する場合があります。

光源
グローバー光源SLS203F/M(下記参照)は、500~9000 nmの波長域で1500 Kの黒体放射型スペクトルを出力し、電子回路でアクティブ安定化することでスペクトルと強度のドリフトを低減しています。またタングステンハロゲン光源SLS201L/Mはファイバ出力型で、360~2600 nmの波長域で2796 Kの黒体放射型スペクトルを出力します。また当社では、ピーク波長や広帯域の白色発光スペクトルから選べるファイバ出力型LEDのほか、高強度の単一波長から選べるファイバ出力型レーザ光源も取り揃えております。

Diffuse Reflection Holder
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ホルダーブロックRPHを用いた45°での拡散反射測定

反射プローブファイバーバンドル
当社では高OHおよび低OHのマルチモードファイバを用いた反射プローブをご用意しており、それらはそれぞれ波長域250~1200 nmおよび400~2400 nmに対応しています。プローブのサンプリング用アームの先端には、Ø6.4 mm(Ø1/4インチ)プローブまたはSMA905コネクタが付いています。また、Ø6.4 mm(Ø1/4インチ)プローブとSMA905コネクタを用いたプローブには、分光器用アームの先端が線形状に配列されたファイバーバンドルの製品もございます。これは、試料が低反射の場合に、線形状配列によって分光器との結合効率を向上させることができます。

反射プローブバンドルによる同軸照明を必要としない場合は、SMAコネクタの付いた個別のファイバーパッチケーブルバンドルを用いて、試料の照明と信号の収集を行うことも可能です。当社のコアの大きな円形状マルチモードファイバーバンドルを用いると照明強度を大きくできます。一方、1本のSMA端子付きマルチモードパッチケーブルを用いると、精密な照明をしたり、ファイバ出力型レーザに接続したりするのに便利です。当社では、分光計の信号強度を高めることができる円形状-線形状変換ファイバーバンドルもご用意しています。

反射プローブホルダ
当社では、ファイバープローブを試料に対して90°または45°の角度で精密かつ安定に設置するために、ファイバープローブスタンドRPSおよびRPS-SMAをご用意しております(RPS-SMAは上の写真参照)。プローブホルダのアーム(別売りもしています)は、Ø12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストを使用して他のオプトメカニクスのセットアップに組み込むことも可能です。また、 プローブホルダRPHおよびRPH-SMAのブロックは試料の上に直接置けるため、ファイバの先端を表面近くに置くことができ、またテスト領域を周囲の明かりから遮断することができます。


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下記は、当社のすべての白色広帯域照明用光源(ランプ)のセレクションガイドです。これらの光源以外に、マウント無し白色LEDマウント付き白色LEDファイバ出力型白色LEDSolis®高出力白色LEDもございます。

Broadband Light Source Selection Guide
Item #(Click to
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Not to Scale)
Emitter TypeWavelength
Range
(Click for Plot)
Output CouplingOutput PowerLamp
Electrical
Power
Color
Temperature
Lamp
Lifetime
Replacement
Lamp
SLS204Deuterium200 - 700 nmFree Space or
Fiber Coupled (SMA)
2 mWa
0.1 mWb
(Typ.)
30 WN/A2000 hcSLS254B
SLS205Xenon Arc240 - 1200 nmFree Space or
Fiber Coupled (SMA)
290 mWa
5 mWd
(Typ.)
75 W5800 Ka
5400 Kd
2000 hcSLS255B
SLS401Xenon Arc240 - 2400 nmFree Spacee>1.3 Wa150 W5800 K2000 hcSLS401Bf
or SLS402B
SLS402Mercury-Xenon Arc240 - 2400 nmFree Spacee>1.3 Wa150 W6000 K2000 hcSLS401B
or SLS402Bf
SLS302Quartz
Tungsten-Halogen
360 - 2500 nmFree Spacee>10 Wa150 W3400 K1000 hgSLS301B
SLS201L(/M)Quartz
Tungsten-Halogen
360 - 2600 nmFree Spacee or
Fiber Coupled (SMA)
500 mWa
10 mWh
9 W2796 K10 000 hSLS251
SLS301Quartz
Tungsten-Halogen
360 - 3800 nmFree Spacee>1.6 Wa150 W3400 K1000 hgSLS301B
SLS603Xenon Arc380 - 780 nmØ3 mm
Liquid Light Guide
>7 Wh300 W6000 Ki1000 hcSLS600B
SLS605Xenon Arc380 - 780 nmØ5 mm
Liquid Light Guide
>15 Wh300 W6000 Ki1000 hcSLS600B
OSL2Tungsten-Halogen400 - 1600 nm
(Typical)
Fiber Bundle1.4 Wk150 W3200 K1000 hcOSL2Bf,
OSL2B2,
or OSL2BIR
OSL2IRTungsten-Halogen400 - 1750 nm
(Typical)
Fiber Bundle3.8 Wk150 W3200 K200 hcOSL2B,
OSL2B2,
or OSL2BIRf
QTH10(/M)Quartz
Tungsten-Halogen
400 - 2200 nmFree Space50 mW (Typ.)10 W2800 Kl (Typ.)2000 hQTH10B
SLS203F(/M)Silicon Carbide Globar500 nm - 9 µmFree Spacee or
Fiber Coupled (SMA)
1.8 Wa24 W1500 K10 000 hSLS253
SLS303Silicon Nitride Globar550 nm - 15 µmFree Space4.5 Wa70 W1200 K5000 hgSLS303B
  • ランプの使用開始直後に、アダプタを付けない状態で出射される自由空間光パワーの測定値
  • ランプの使用開始直後に、耐ソラリゼーションパッチケーブルM114L01から出射される光パワーの測定値
  • ランプの最大出力光パワーが使用開始時の50%に低下するまでの動作時間
  • ランプの使用開始直後に、耐ソラリゼーションパッチケーブルM111L01から出射される光パワーの測定値
  • 自由空間への出力光を液体ライトガイド(LLG)に結合するアダプタ(別売り)をご用意しております。
  • このランプは元の光源に付属しているランプと同じです。
  • コントローラがランプの出力光パワーを安定化できなくなるまでの動作時間
  • ランプの使用開始直後に、液体ライトガイドの先端で測定された値
  • LLGより前での値
  • ランプの使用開始直後に、接続した付属のファイバーパッチケーブルから出射される光パワーの測定値
  • ランプの最大出力強度におけるファイバ先端での光パワー
  • 色温度はユニットによって異なります。
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安定化グローバー光源

Simplified Optical Diagram of the SLS203F
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光源SLS203F/Mには、黒体放射光をファイバに結合するために、コリメート用レンズLA5370と集光レンズLB5774が取り付けられています。

安定化グローバー光源SLS203F/Mでは、自由空間光として利用する場合は、500~9000 nmの範囲で強度一定(1.8 W)の黒体放射スペクトルが得られます。付属のファイバ結合用パッケージとZBLANファイバーパッチケーブル(別売り)を使用する場合は、500~4500 nmの範囲で強度一定(1 mW)の黒体放射スペクトルが得られます。黒体放射スペクトルは可視域から中赤外域に及ぶため、この光源は中赤外域における測定および分析用のシステムに組み込むのに適しています。シリコンカーバイドのグローバーを使用し、楕円形のリフレクタ内に取り付けることで出力光パワーを増大させています。筐体内の平凸レンズLA5370で出力光をコリメートし、付属のファイバ結合パッケージで接続されるファイバの先端に集光します。付属のフィルターホルダはCFH2-F(下記参照)に交換することができます。コリメーターパッケージSLS203(別売り、下記参照)を使用すると、発散角の小さいビームを出射することができます。

また光源の出力部にはSM1内ネジ付きのレンズチューブが付いています。この取外し可能なレンズチューブには固定リングSM1RRが付属しており、内部に厚さ18 mm以下のØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子を固定できます。光源に取り付けられている低ノイズのファンは、温度が65 °Cを超えると作動し、温度調節を行います。SLS203F/Mには、90~264 VAC、47~63 Hzに対応するAC/DC電源コンバータが付属します。

+1 数量 資料 型番 - インチ規格 定価(税抜) 出荷予定日
SLS203F Support Documentation
SLS203FNEW!Stabilized Fiber-Coupled IR Light Source w/ Universal Power Supply, 500 - 9000 nm, 1/4"-20 Taps
¥268,109
7-10 Days
+1 数量 資料 型番 - ミリ規格 定価(税抜) 出荷予定日
SLS203F/M Support Documentation
SLS203F/MNEW!Stabilized Fiber-Coupled IR Light Source w/ Universal Power Supply, 500 - 9000 nm, M6 Taps
¥268,109
Today
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コリメーターパッケージ

Collimator Back View
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コリメーターパッケージSLS203Cは簡単に脱着できる構造になっています。
  • SLS203C:赤外域(IR)安定化光源SLS203F/M用のコリメーターパッケージ
  • SLSシリーズの旧製品光源用のコリメーターパッケージもご用意

赤外域(IR)安定化グローバー光源SLS203F/M用のコリメーターパッケージSLS203Cには、SM1ネジ付き簡単脱着構造のレンズチューブ内部に、2枚のコリメート用レンズと1つのピンホールが取り付けられています。筐体には識別しやすいように型番が刻印されています。コリメーターパッケージSLS203Cには、コーティング無しのCaF2両凸レンズLB5774が使用されています。

また旧光源SLS202L/M用のコリメーターパッケージSLSC202Cと、旧光源SLS202/M用のコリメーターパッケージSLSC2もご用意しています。これらのコリメータは上記の光源SLS203F/Mには対応しておりません。

取り付けるときは、光源出力部からファイバ結合アダプタを取り外してコリメーターパッケージを取り付けます。

グローバーはインコヒーレント光であるため、出力光を完全にはコリメートできないことにご注意ください。コリメーターパッケージは対応する光源に直接ご使用いただけますが、コリメーターパッケージのネジ側にØ25.4 mm(Ø1インチ)マウント付き拡散板を取り付けてもご使用いただけます。拡散板を使用するとビーム広がり角は増加しますが、ビームプロファイルを均一化することができます。

Item #Compatible Stabilized
Light Sourcea
Beam DiameterHalf
Divergence Angle
Output Power
(Typ.)
Outer DimensionsThreads on
Output Port
Mechanical Drawing
(Click for Details)
SLS203CSLS203F(/M)12 mmb1.4° c10 mWØ30.5 mm x 97.6 mm
(Ø1.20" x 3.84")
Internal SM1
(1.035"-40)
SLS202CSLS202L(/M)d10.0 mmb1.4° e15 mW
SLSC2SLS202(/M)d16.8 mmf1.0° g19 mWhØ30.5 mm x 35.0 mm
(Ø1.20" x 1.38")
  • コリメーターパッケージは対応する光源以外にはご使用いただけません。
  • コリメーターパッケージから10 cmの距離で測定。
  • 1900 nmにおける設計値。
  • これらのコリメーターパッケージは、当社のSLSシリーズ光源の旧製品にのみに対応します。
  • 587 nmにおける発散半角の設計値
  • コリメーターパッケージのコリメート用レンズから10 mm後方でのRMSビーム径(理論値)。
  • それぞれの光源の動作波長範囲での理論計算値。
  • コリメーターパッケージの出射ポートにサーマルセンサを取り付けて測定。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SLS203C Support Documentation
SLS203CNEW!コリメーターパッケージ、光源SLS203F/M用
¥43,840
7-10 Days
SLS202C Support Documentation
SLS202Cコリメーターパッケージ、旧光源SLS202L/M用
¥36,619
7-10 Days
SLSC2 Support Documentation
SLSC2Customer Inspired! コリメーターパッケージ、旧光源SLS202/M用
¥33,199
7-10 Days
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交換用グローバー

  • 交換用シリコンカーバイドグローバー、安定化光源SLS203F/Mおよび旧光源SLS203L/M用
  • 消費電力:24 W
  • 色温度:1500 K

グローバーモジュールSLS253は、安定化グローバー光源SLS203F/Mおよび旧光源SLS203L/M用の交換用モジュールです。詳細は「グローバーの交換方法」タブをご覧ください。各グローバーモジュールには、1.5 mmボールドライバ/六角レンチが付属します。各種光源用のモジュール同士には互換性がありませんので、光源に対応する適切なモジュールであることを確認してから取り付けてください。

注:安定化光源内のランプモジュールを交換する際は、皮脂がランプに付着しないように手袋を着用することを強くお勧めします。エミッタに汚れが付着している可能性がある場合は、電源を接続する前にアルコールでクリーニングしてください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SLS253 Support Documentation
SLS253Customer Inspired! 交換用グローバーモジュール、安定化光源SLS230L/M用
¥33,199
7-10 Days
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追加用フィルターホルダ、その他のインサート

app shot
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CFH2-V上部のアジャスタを押し下げるとシャッタが閉じます。
  • 当社の小型安定化光源に対応するインサート
  • SM1ネジ付きフィルターホルダーインサートは厚さ8.0 mmまでのØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子の取り付けが可能
  • ブランクプレートはカスタム仕様の光学素子の取付け用に加工可能
  • シャッタ位置の調整可能な減衰器インサート

フィルターホルダCFH2-Fは厚さ8.0 mmまでのØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子に対応し、上記の光源に付属するフィルターホルダの交換品としてご使用いただけます。複数のフィルターホルダがあれば、安定化光源に付けるフィルタを素早く交換することが可能です。光学素子は、付属の固定リングSM1RRでマウント後方の縁と挟んで固定します。 

ブランクプレートCFH2‑Bも別売りでご提供しています。このプレートは手動シャッタとして使用したり、用途に応じて機械加工したりすることができます。CFH2-FとCFH2-Bの上部プレートには、取り付けた光学素子の特定に使用できるラベリング用の枠が2か所あります。

CFH2-Vは可変減衰器インサートで、黒色酸化物のコーティングが施されたシングルブレードの可変シャッタが付いており、光の一部あるいは全てをブロックします。シャッタはØ13.7 mmの開口部を上から下に垂直に移動し、最大12.7 mmのビーム径が通る設計になっています。シャッタの位置は調整可能で、3/16"-120のアジャスタを1回転すると0.127 mm移動します。付属の5/64インチ六角レンチを使用して精密に調整ができます。急いでシャッタを閉じるときには、アジャスタを押し下げてください(右の写真参照)。アジャスタから手を放すとシャッタは設定位置に戻ります(設定位置からのズレ12.7 µm以内)。出力ビームのプロファイルが円形ではないため、最良の性能を得るには減衰器インサートから出た光を光ファイバーパッチケーブルに結合してください。開口部がビームサイズより小さい場合、ランプからの出射光は減衰器インサートでクリップされるため、シャッタが完全に開いている状態でも出力光は小さくなります。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
CFH2-F Support Documentation
CFH2-FCustomer Inspired! 追加用フィルターホルダ、Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用、CFH2R/M用(ミリ&インチ共用)
¥9,602
Today
CFH2-B Support Documentation
CFH2-BCustomer Inspired! ブランクプレート、CFH2R/M用 (ミリ&インチ共用)
¥8,746
Today
CFH2-V Support Documentation
CFH2-V可変減衰器インサート、CFH2R/M&光ファイバーフィルターマウント用 (ミリ&インチ共用)
¥28,400
Today