KF40シリーズ フランジ付き部品&アクセサリー
- Quickly Connect to KF40 Vacuum Systems
- Fiber Feedthroughs for Ultra-High Vacuum
- Wing Nut Clamps and O-Ring Carriers
Application Idea
The MV11L05 Vacuum-Compatible Multimode Patch Cable connected to the VK4H1S Fiber Feedthrough KF40 Flange using the ADASMAV Vacuum-Compatible Mating Sleeve.
VK4L6S
KF40 SMA Fiber Feedthrough Flange, Ø600 µm Core
KF40CP
KF40 Blank Flange
KF40CR-F
KF40 Fluorocarbon
O-Ring Carrier
VK4F1S
KF40 Fiber Feedthrough Flange, Ø100 µm InF3 Fiber
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概要
- ISO 2861に準拠したクランプ型の簡単脱着式継手
- 真空側の部品は超音波洗浄済み
- すべての部品は2重に真空封止されて出荷
- 他の公称径を有するKFフランジについては、当社までお問い合わせください。
KFフランジはISO標準に準拠した真空用継手で、接合面の間に設置したゴム製のOリングを圧縮して真空封止します。KFフランジはNW、QFまたはDNフランジとも呼ばれ、使い易く、メンテナンスや再利用も容易なため、これらを用いて真空システムを簡単に構築することができます。
当社の超高真空対応のKF40フランジ付きファイバーフィードスルーを使用すると、SMA905コネクタ付きファイバーパッチケーブルとアダプタを用いて10-8 Torrまでの超高真空システムに光を導入することができます。当社では、波長範囲200~1200 nm用の高OHファイバーフィードスルー、波長範囲0.3~5.5 µm用のInF3ファイバーフィードスルー、波長範囲400~2400 nm用の低OHファイバーフィードスルーをご用意しております。低OHおよび高OHのファイバーフィードスルーには、コア径がØ100 µm、Ø200 µm、Ø400 µm、またはØ600 µmのハーメチックシールされたマルチモードステップインデックスファイバが取付けられています。InF3ファイバーフィードスルーには、コア径Ø100 µmのハーメチックシールされたマルチモードステップインデックスファイバが取付けられています。
これらのファイバーフィードスルーは、ウィングナットクランプとOリングキャリアを用いて真空システムに取り付けることができます。当社のウィングナットクランプ、Oリングキャリアおよびブランクキャップには、KF16用、KF25用、およびKF40用がございます。KFフランジの主要な寸法については「KFフランジのサイズタブをご覧ください。当社では、すべての標準品のKFフランジを自社の機械工作室で改造したりカスタマイズしたりすることができます。ご要望がございましたら当社までご連絡ください。
KFフランジの使い方についてご紹介しています。リークレートを最小限に抑え、製品寿命を伸ばし、またOリングを交換するタイミングなどについてもご説明しています。
最良の性能を得るには、KFシステム内で使用するOリングには真空用グリースをごく薄く塗布する必要があります。塗布は手で行いますが、その際は手袋を着用し、グリースの量はOリングに艶が出るくらいにしてください。組立てる前にOリングとそれを取り付ける接合面を目視で検査し、適切な接触を妨げてリークの原因になるような埃等が付着していないことを確認してください。Oリングは定期的に検査し、ひび割れ、裂け目、使用に伴う埃の蓄積などが無いかを確認してください。リークを起こすおそれのあるOリングは交換してください。
KFフランジのサイズ
KFフランジはISO 2861に定められているクランプ型のクイックリリース式継手です。この規格では、10 mm、16 mm、25 mm、40 mm、50 mmの5種類の標準的なKFフランジについて、その寸法と公差を規定しています。これらのサイズはフランジ付きパイプの公称口径です。「KF」という名称はドイツ語の「Klein Flansche」に由来し、「小型のフランジ(small flange)」を意味します。この名称はKFフランジがISO規格およびDIN規格に採用された頃から使用されています。50 mm以上のパイプには、CFフランジのように金属製のガスケットを変形させて封止するフランジの方が適しています。
当社では、16 mm、25 mm、40 mmのKFシリーズ部品やアクセサリを標準品としてご用意しています。フランジの寸法は下の図をご覧ください。当社では、すべての標準品のKFフランジを自社の機械工作室で改造したりカスタマイズしたりすることができます。ご要望がございましたら当社までご連絡ください。
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KF40フランジの寸法
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KF25フランジの寸法
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KF16フランジの寸法
Equivalent Sizes | |||||||
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Absolute Maximum Inner Diametera | KF Size | DN Size | NW Size | ||||
16 mm | KF16 | DN16 | NW16 | ||||
25 mm | KF25 | DN25 | NW25 | ||||
40 mm | KF40 | DN40 | NW40 |
Posted Comments: | |
Spectroscopist .
 (posted 2019-05-09 09:34:50.377) Great that Thorlabs gets vacuum components into the catalogue! Most suppliers of vacuum components have a lead time of one week -- perfect that parts can now be available the next day! YLohia
 (posted 2019-05-09 12:11:13.0) Thank you for your feedback! We try to stock the majority of our catalog for the convenience of our customers. |
- 真空レベル1 x 10-8 Torrまで使用可能
- KF40 (Ø2.17インチ)フランジに適合
- ハーメチックシールされたマルチモードステップインデックスファイバ
- コア径:Ø100 µm、Ø200 µm、Ø400 µm、Ø600 µm
- 高OH:200 nm~1200 nm
- 耐久性に優れ、アウトガスの少ないSUS304ステンレススチール製
- 本体はレーザ溶接、真空側は接着剤不使用
- 250 °Cまでのベイキングが可能
- KF40フランジ用センタリングOリングキャリアならびにウィングナットクランプもご用意(下記参照)
当社の超高真空対応高OHファイバーフィードスルーKF40フランジは、SMA905コネクタ付きファイバーパッチケーブルとアダプタを使用し、超高真空システムへの光入力が可能です。SUS304ステンレススチール製で、10-8 Torrまでの超高真空システムに対応します。全ての材質はNASAの低ガス放出規格ASTM E 595-77-84-90に準拠しています。フィードスルーにはハーメチックシールされたNA0.22のステップインデックスマルチモードファイバがステンレススチール製シェル内に組み込まれており、挿入損失は≤2.3 dBと低く、最大1 Wの入力パワーに対応します。フランジは、クリーンルーム環境に運搬されるまでの間の汚染から保護するために2重のバッグに入っています。
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KF40フランジ用超高真空ファイバーフィードスルーの断面図
ファイバーフィードスルーの両端にはオス型SMA905コネクタが付いています。ファイバーパッチケーブルを接続するにはアダプタをご使用いただけます。真空環境下におけるフィードスルーを真空対応のパッチケーブルに接続するために、真空対応SMA-SMAアダプタADASMAVがご使用いただけます。
これらのフランジのレーザ溶接部は、従来の接着剤による接合部より構造が頑丈で、リークレートを大幅に抑制します。また、これらのレーザ溶接部とガラス-金属のハーメチックシールにより、クリーニングしやすい外表面のみが真空に直接さらされることになります。フィードスルーの真空にさらされる側には接着剤が使用されていないため、真空システムの汚染とガス放出は最小限に抑えられます。
これらのKFフランジはISOに準拠した真空対応の金具で、ウィングナットクランプとOリングキャリア(どちらも下記参照)を使用し真空システムに結合が可能です。ウィングナットクランプの角度付き部分がフランジの間にあるOリングを圧縮し、素早く真空封止します。 ウィングナットクランプはM5 x 0.8ネジ付きで、手だけで締め付けることが可能なため、システム内でKFフランジの交換が簡単に行えます。なお、Oリングキャリアとウィングナットクランプは別途ご購入いただく必要がありますのでご注意ください。
Item # | Fiber Core | Fiber | Wavelength Range | NA | Vacuum Level | Insertion Loss | Max Optical Power | Max Temperature | Leak Rate |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VK4H1S | Ø100 µm | High OH | 200 - 1200 nm | 0.22 ± 0.02 | 1 x 10-8 Torr | ≤2.3 dB | 1 W | 250 °C | ≤1 x 10-10 mbar⋅L/s (Helium Standard) |
VK4H2S | Ø200 µm | ||||||||
VK4H4S | Ø400 µm | ||||||||
VK4H6S | Ø600 µm |
- 真空レベル1 x 10-8 Torrまで使用可能
- KF40 (Ø2.17インチ)フランジに適合
- ハーメチックシールされたマルチモードステップインデックスファイバ
- コア径Ø100 µm
- 中赤外(MIR)用InF3(0.3 - 5.5 µm)
- 耐久性に優れ、アウトガスの少ないSUS304ステンレススチール製
- 90 °Cまでのベイキングが可能
- KF40フランジ用センタリングOリングキャリアならびにウィングナットクランプもご用意(下記参照)
当社の中赤外(MIR)用超高真空対応ファイバーフィードスルーKF40フランジは、SMA905コネクタ付きファイバーパッチケーブルとアダプタを使用し、超高真空システムへの光入力が可能です。SUS304ステンレススチール製で、10-8 Torrまでの超高真空システムに対応します。 全ての材質はNASAの低ガス放出規格ASTM E 595-77-84-90に準拠しています。フィードスルーにはハーメチックシールされたNA0.26のステップインデックスマルチモードファイバがステンレススチール製シェル内に組み込まれており、挿入損失は2.3 dB以下と低く、最大1 Wの入力パワーに対応します。フランジは、クリーンルーム環境に運搬されるまでの間の汚染から保護するために2重のバッグに入っています。
ファイバーフィードスルーの真空側にはオス型SMA905コネクタが付いており、真空と反対側には耐久性が高く、ハーメチックシールされた長さ451.6 mmのInF3マルチモードファイバーケーブルが付いてます(取り外し不可)。真空と反対側にあるこの耐久性の高いケーブルにより、挿入損失を低減しながらより多くの機器を直接取り付けることができます。このファイバーケーブルを取り外すことはできませんのでご注意ください。
これらのKFフランジはISOに準拠した真空対応の金具で、ウィングナットクランプとOリングキャリア(どちらも下記参照)を使用し真空システムに組み込みが可能です。ウィングナットクランプの角度付き部分がフランジの間にあるOリングを圧縮し、素早く真空封止します。 ウィングナットクランプはM5 x 0.8ネジ付きで、手だけで締め付けることが可能なため、システム内でKFフランジの交換が簡単に行えます。なお、Oリングキャリアとウィングナットクランプは別途ご購入いただく必要がありますのでご注意ください。
Item # | Fiber Core | Fiber | Wavelength Range | NA | Vacuum Level | Insertion Loss | Max Optical Power | Max Temperature | Leak Rate |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VK4F1S | Ø100 µm | MIR (InF3) | 0.3 - 5.5 µm | 0.26 ± 0.02 @ 2.0 µm | 1 x 10-8 Torr | ≤2.3 dB | 1 W | 90 °C (Bake Out) 75 °C (Operating) | ≤1 x 10-10 mbar⋅L/s (Helium Standard) |
- 真空レベル1 x 10-8 Torrまで使用可能
- KF40 (Ø2.17インチ)フランジに適合
- ハーメチックシールされたマルチモードステップインデックスファイバ
- コア径:Ø100 µm、Ø200 µm、Ø400 µm、Ø600 µm
- 低OH:400 nm~2400 nm
- 耐久性に優れ、アウトガスの少ないSUS304ステンレススチール製
- 本体はレーザ溶接、真空側は接着剤不使用
- 250 °Cまでのベイキングが可能
- KF40フランジ用センタリングOリングキャリアならびにウィングナットクランプもご用意(下記参照)
当社の超高真空対応低OHファイバーフィードスルーKF40フランジは、SMA905コネクタ付きファイバーパッチケーブルとアダプタを使用し、超高真空システムへの光入力が可能です。SUS304ステンレススチール製で、10-8 Torrまでの超高真空システムでご使用いただけます。 全ての材質はNASAの低ガス放出規格ASTM E 595-77-84-90に準拠しています。フィードスルーにはハーメチックシールされたNA0.22のステップインデックスマルチモードファイバがステンレススチール製シェル内に組み込まれており、挿入損失は≤2.3 dBと低く、最大1 Wの入力パワーに対応します。フランジは、クリーンルーム環境に運搬されるまでの間の汚染から保護するために2重のバッグに入っています。
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KF40フランジ用超高真空ファイバーフィードスルーの断面図
ファイバーフィードスルーの両端にはオス型SMA905コネクタが付いています。ファイバーパッチケーブルを接続するにはアダプタをご使用いただけます。真空環境下におけるフィードスルーを真空対応のパッチケーブルに接続するために、真空対応SMA-SMAアダプタADASMAVがご使用いただけます。
これらのフランジのレーザ溶接部は、従来の接着剤による接合部より構造が頑丈で、リークレートを大幅に抑制します。また、これらのレーザ溶接部とガラス-金属のハーメチックシールにより、クリーニングしやすい外表面のみが真空に直接さらされることになります。フィードスルーの真空にさらされる側には接着剤が使用されていないため、真空システムの汚染とガス放出は最小限に抑えられます。
これらのKFフランジはISOに準拠した真空対応の金具で、ウィングナットクランプとOリングキャリア(どちらも下記参照)を使用し真空システムに結合が可能です。ウィングナットクランプの角度付き部分がフランジの間にあるOリングを圧縮し、素早く真空封止します。 ウィングナットクランプはM5 x 0.8ネジ付きで、手だけで締め付けることが可能なため、システム内でKFフランジの交換が簡単に行えます。なお、Oリングキャリアとウィングナットクランプは別途ご購入いただく必要がありますのでご注意ください。
Item # | Fiber Core | Fiber | Wavelength Range | NA | Vacuum Level | Insertion Loss | Max Optical Power | Max Temperature | Leak Rate |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VK4L1S | Ø100 µm | Low OH | 400 - 2400 nm | 0.22 ± 0.02 | 1 x 10-8 Torr | ≤2.3 dB | 1 W | 250 °C | ≤1 x 10-10 mbar⋅L/s (Helium Standard) |
VK4L2S | Ø200 µm | ||||||||
VK4L4S | Ø400 µm | ||||||||
VK4L6S | Ø600 µm |
Item # | Included O-Ring Dimensions | ||
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OD | ID | Thickness | |
KF40CR-F | 2.05" | 1.65" | 0.20" |
- KF40フランジ用センタリングOリングキャリアKF40CR-F
- KFフランジ間のOリングの位置を固定
- 2つのKFの接合部を真空封止
- フルオロカーボン製のOリング付き
- KF40フランジ用ウィングナットクランプKF40WNC
- Oリングを間に挟んで組み立てられた2つのKF40フランジを固定
- 手で素早く締め付け可能(ツール不要)
当社では、KF40フランジを真空システムに接続するためのセンタリングOリングおよびウィングナットクランプをご用意しています。ウィングナットクランプの角度付き部分がフランジの間にあるOリングを圧縮し、素早く真空封止します。ウィングナットクランプはM5 x 0.8ネジ付きで、手だけで締め付けることが可能なため、システム内でKFフランジの交換が簡単に行えます。
最良の性能を得るために、Oリングには真空対応グリースをごく薄く塗布する必要があります。塗布は手で行いますが、その際は 手袋を着用し、グリースの量はOリングに艶が出るくらいにしてください。ご使用前に、Oリングとそれを取り付ける接合面に埃が付着していないかを確認してください。適切に接合できなかったり、空気が漏れたりする原因となります。Oリングに乾腐やひび割れ、破れ、または使用時に発生する埃の堆積などがないかを常に確認してください。リークを起こすおそれのあるOリングは交換してください。真空下ではKFの接続部がさらに圧縮され、ウィングナットクランプが緩んでしまうことがあります。クランプをさらに締め付けることは可能ですが、締め付けすぎないようにしてください。システムが大気圧に戻った時にウィングナットが取り外しにくくなったり、動かなくなったりするおそれがあります。また、真空下ではウィングナットクランプを取り外さないでください。