ケージシステム用ケージプレート、可動式セグメント
- Laterally Offset Two Cage Segments
- Internally SM-Threaded Moving World
- Post Mountable via a 4-40 (M3) or 8-32 (M4) Tapped Hole
CPX1
30 mm Translating Cage Segment Plate
Application Idea
LCPX1 Post-Mounted via 8-32 (M4) Tap on Bottom with Moving World Offset by 8 mm
LCPX1
60 mm Translating Cage Segment Plate
SPX1
16 mm Translating Cage Segment Plate
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特長
- 16 mm、30 mmまたは60 mmケージシステムのサブアセンブリをX軸またはY軸に沿って移動
- 2.0 mm六角穴付き位置固定用ネジ
- タップ穴でポストに取付け可能
- SM05、SM1またはSM2内ネジ付きの可動プレート
- 精密加工されたアリ溝により、素早く、かつ再現性の高い調整が可能
- 前面に目盛線と補助線のレーザ刻印
当社の16 mm、30 mmおよび60 mmの可動式ケージセグメントプレートは、ケージシステムのサブアセンブリ全体を横方向にオフセットさせることができます。これらは2枚のプレート(固定プレートと可動プレート)で構成されています。固定プレートは固定されたケージセグメントに取り付けますが、一方の可動プレートはそこに取り付けられたすべてのケージ部品を移動させることができます。そのため、可動式ケージセグメントプレートはプレート型ビームスプリッタ、アナモルフィックプリズムペア、ビーム分離プリズム(右の写真参照)などの光学素子によるビーム位置の移動を補正するのに適しています。
可動プレートを移動させるときは、まず上部に付いている位置固定用のキャップスクリュを、1.3 mm六角レンチ(16 mmセグメントプレートの場合)または2.0 mm六角レンチ(30 mmおよび60 mmセグメントプレートの場合)で緩めます(六角レンチは付属していません)。次に、可動プレートをアリ溝に沿って目標とする位置まで移動させます。位置固定用のネジを締めつけ、その後可動プレートに追加すべき部品を取り付けます。また、これらの可動式ケージプレートを90°回転して取付け、垂直方向に移動してY軸でのビーム位置補正に使用することも可能です(下の写真参照)。しかし、この場合はポストに取り付けることはできません。
16 mmの可動式ケージプレートは、固定プレートの底面にあるM3取付け穴を利用してミニシリーズポストに取り付けることができます。30 mmおよび60 mmの可動式ケージプレートの場合は、固定プレートの底面にM4タップ穴があり、それを用いてØ12 mmまたはØ12.7 mmポストに取り付けることができます。
固定プレートにはケージロッド取付け用の止まり穴が4つ付いています。ロッドはそれぞれの横に付いているM4 x 0.7止めネジ(セットスクリュ)で固定されます。それらのネジは2.0 mm六角レンチ(付属しません)で締めることができます。 可動プレートには、SRシリーズケージロッド(16 mmプレートの場合)またはERシリーズケージロッド(30 mmおよび60 mmプレートの場合)を取付けるための#4-40タップ穴が4つ付いています。アライメントの補助用に、固定プレートには1 mm単位の目盛線が、可動プレートには補助線が、それぞれレーザ刻印されています。
ケージシステムの概要
当社のケージアセンブリシステムでは、自由で迅速な組み立てと正確なアライメントが可能で、大きなオプトメカニクスシステムを構築するのに便利です。
16 mm、30 mm、60 mmのケージシステム規格
当社はケージシステム用ロッドを取り付けるネジ穴同士の中心間の距離に従って、3つの規格に分けています(下図参照)。 16 mmのケージシステム、30 mmのケージシステム、60 mmのケージシステムはそれぞれØ12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)、Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)、Ø50 mm~Ø50.8 mm(Ø2インチ)の光学素子を納められる設計です。 小さなサイズの光学素子を大きなサイズのケージシステムに直接組み込むことのできる特殊設計のケージプレートもご提供しています。
標準ネジ規格
ケージシステムは、しっかりと規定された取付け方法とネジ規格により、多くの種類の製品が直接取り付けられるように柔軟性の高いアセンブリシステムとなっています。 最も使用されている3つのネジ規格として、当社のSM05シリーズ、SM1シリーズ、SM2シリーズがあり、これら全てのネジ規格は、一般的な大きさの光学素子が収納できるように規定されています。 当社のレンズチューブのような構成要素部品は、これらの規格に対応する部品に直接取り付けられます。
ケージシステムの接続性を規定する標準のケージプレート寸法の1例
Standard Cage System Measurements | |||
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Cage System | 16 mm | 30 mm | 60 mm |
Thread Series | SM05 | SM1 | SM2 |
Rod to Rod Spacing | 16 mm (0.63") | 30 mm (1.18") | 60 mm (2.36") |
Total Length | 25 mm (0.98") | 41 mm (1.60") | 71.1 mm (2.80") |
ケージシステム部品 | ||
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ケージロッド | 16 mm | ロッドは、ケージプレート、光学素子マウントなどの部品をケージシステムに組み込む際に利用します。 16 mmケージシステムにはSRシリーズケージロッド、30 mmや60 mmケージシステムにはERシリーズケージロッドを使用します。 |
30 mm | ||
60 mm | ||
ケージプレート | 16 mm | ケージプレートはケージシステムの基本となる構成部品です。 ケージプレートの中心穴にはSMシリーズのネジ切り加工が施されている場合やネジ切りなしの場合がありますが、この中心穴には業界標準規格の光学素子や当社のSMシリーズのレンズチューブが挿入できます。他にも FiberPort用など特殊な穴が開いているケージプレートもあります。 |
30 mm | ||
60 mm | ||
光学素子用マウント | 16 mm | 当社ではケージシステム用に特別に設計された固定式、キネマティック式、回転式、移動マウントをご用意しています。 |
30 mm | ||
60 mm | ||
ケージキューブ | 16 mm | ケージキューブは、プリズムやミラーなどの大きな光学素子、そしてビームスプリッタなどの光路に対して一定の角度で位置決めする必要のある光学素子を納めるのに適しています。 当社では、光学素子がマウント済みのケージキューブ、および何もマウントしていないケージキューブをご用意しています。 |
30 mm | ||
60 mm | ||
交換用止めネジ(セットスクリュ) | 交換用止めネジは、当社の16 mmケージシステム製品用 (SS4B013、SS4B025、SS4B038)および30 mmケージシステム製品用(SS4MS5、SS4MS4)にご用意しております。 | |
ポストおよびブレッドボード取付け用部品 | ケージシステムの取付け方法についてはケージシステム構築部品のページをご参照ください。 ケージシステムは、テーブルの表面に対して、平行または直角の両方の向きに取付けできます。 | |
ケージシステム変換アダプタ | ケージシステム変換用アダプタは、異なるケージシステムやネジ規格の部品を組み合わせるために用います。 | |
特殊部品 | 当社では幅広い部品がケージシステムに組み込めるように、特別設計のケージシステム用部品もご提供しています。例としてはフィルターホイール、HeNeレーザーマウント、FiberPort用ケージプレートアダプタなどがあります。 ケージシステム関連製品の詳細は、関連ページをご参照ください。 |
Posted Comments: | |
cbrideau
 (posted 2018-04-02 10:57:46.533) This would be great for incorporating anamorphic prism pairs into the cage system. The beam offset of these prisms prevented me from doing this in the past. Will definitely keep these in mind for future builds. YLohia
 (posted 2018-04-03 05:04:45.0) Hello, thank you for your feedback. We are always happy to hear of potential new applications of our products. I have posted your feedback on our internal engineering forum to keep your application in mind when adding features/modifications to the current version of the CPX1 mount. |
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16 mmケージシステムで垂直方向のビーム位置を補正するために、90°回転して取付けられたSPX1(/M)。
- 16 mmケージシステムのサブアセンブリをX軸またはY軸に沿って移動
- SM05内ネジ付き可動プレート
- M3タップ穴でポストに取り付け可能
- 前面に±6 mmの目盛線と補助線のレーザ刻印
可動式ケージセグメントプレートSPX1/Mを用いると、16 mmケージシステムを横方向にオフセットさせることができます。可動プレートの中央開口には深さ5.3 mmのSM05内ネジが付いており、レンズチューブやSM05ネジ付きマウントに取付けられたレンズやアイリスなどの光学素子を装着することができます。また、可動プレートのSM05ネジの突き当てに対して、1個の固定リングSM05RR(付属しています)を用いて厚さ3.0 mmまでのマウント無し光学素子を固定することも可能です。固定プレートの開口の幅は18.7 mmと広いため、オフセットを最大の6 mmにした場合でも、固定リングを取り付けた状態での可動プレートの開口の最小幅として8.9 mmが得られます。開口の最大有効径はØ11.0 mmですが、これは可動プレートの突き当て部分の内径です。
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30 mmケージシステムで垂直方向のビーム位置を補正するために90°回転させたCPX1(/M)
- 30 mmケージシステムのサブアセンブリをXまたはY軸に沿って移動
- 可動プレートにはSM1内ネジ付き
- M4タップ穴でポストに取り付け可能
- 前面に±6 mmの目盛線と補助線のレーザ刻印
可動式ケージセグメントプレートCPX1/Mを使用することで、30 mmケージシステムを横方向にオフセットさせることができます。可動プレートの中央の開口には深さ5.3 mmのSM1ネジが付いており、レンズチューブやSM1ネジ付きマウントに収められたフィルタやアイリスなどの光学素子を取り付けることができます。また、可動プレートのSM1ネジの突き当てに対して、1個の固定リングSM1RR(別売り)を用いて厚さ3.0 mmまでのマウント無し光学素子を固定することも可能です。 固定プレートの開口幅は33.6 mmと広いため、オフセットを最大の6 mmにした場合でも最小有効径として22.5 mmが得られます。最大有効径は23.9 mmですが、これは可動プレートの突き当て部分の内径です。
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60 mmケージシステムで垂直方向のビーム位置を補正するために90°回転させたLCPX1(/M)
- 60 mmケージシステムのサブアセンブリをXまたはY軸に沿って移動
- 可動プレートにはSM2内ネジ付き
- M4タップ穴でポストに取り付け可能
- 前面に±12 mmの目盛線と補助線のレーザ刻印
可動式ケージセグメントプレートLCPX1/Mを使用することで、60 mmケージシステムを横方向にオフセットさせることができます。可動プレートの中央の開口には深さ5.84 mmのSM2ネジが付いており、レンズチューブやSM2ネジ付きマウントに収められたレンズやアイリスなどの光学素子を取り付けることができます。また、可動プレートのSM2ネジの突き当てに対して、1個の固定リング SM2RR(別売り)を用いて厚さ3.0 mmまでのマウント無し光学素子を固定することも可能です。可動プレートのオフセットを最大の12 mmとした場合でも、可動プレートの最小有効径として43.9 mmが得られます。 最大有効径は48.3 mmですが、これは可動プレートの突き当て部分の内径です。