光学基板材料
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当社では様々な用途の光学素子を、豊富な種類の基板でご提供しています。 右のグラフでは、当社が主に使用している材料の透過帯域を比較しています。 こちらの製品ページでは、これらの材料と、当社の非球面ならびにアクロマティックレンズに使用されている材料の光学特性についてご紹介します。 ご覧になりたい材料のページに素早く移動するには、目次下のリンクか上記タブをクリックしてください。
各材料のページに掲載されている特性の詳細については、上記「チュートリアル」のタブをご覧ください。 こちらに掲載されていない材料の特性に関しては、当社までお問い合わせください。
目次
このタブでは、こちらの製品ページでご紹介する材料の基本的な結晶特性、光学特性、物理特性、熱特性について説明します。これらの特性についてさらにご質問がありましたら、当社までお問い合わせください。
目次
光学特性
屈折率
屈折率nは光の物質内伝搬速度を表す光学特性で、次のように定義されます。
cは、真空中の光の速度、vは物質内を通る光の速度です。物質の屈折率は、温度および波長に依存します。温度による屈折率の変化は、下記熱特性で詳しく説明します。波長による屈折率の変化は「分散」として知られ、右のN-BK7の屈折率nのグラフのように明確に見ることができます。
減衰係数
減衰係数αは、媒質の透明性を示す物質特性です。物質を透過する際の光強度はランベルト・ベールの法則で表わされます。
Iは透過光強度、I0は入射光強度、そしてlは物質の厚さです。減衰係数で表される損失は物質による散乱と吸収の両方を含みます。物質の減衰係数は屈折率と同じように波長に依存します。
セルマイヤーの分散式
セルマイヤーの分散式は、光の分散の波長依存を示す式で、以下のように表わされます。
λは波長(μm)、B1、B2、 B3、C1、C2、 C3は、被測定物質固有の定数です。グラフ下のリンクをクリックすると、N-BK7の屈折率の波長依存性をプロットする際に用いたセルマイヤーの分散式がご覧いただけます。
アッベ数
アッベ数はV数とも呼ばれ、物質の分散、すなわち屈折率の波長依存性を定量化する光学特性で、次の式で定義されます。
Vdはアッベ数、 nd、nFならびにnCは、それぞれ587.6 nm、486.1 nmならびに656.3 nmでの物質の屈折率です。アッベ数が大きいと分散は小さく、逆に小さいと分散は大きくなります。
フレネル反射率と透過率
フレネルの式は、屈折率が異なる2つの物質の界面での、光の反射と透過の様子を表します。これらの式によって屈折率と透過率の値が求められますが、それぞれ次に示すように入射光強度に対する反射光強度および透過光強度の比を表します。
Rは反射率、Tは透過率、I0は入射光強度、Irは反射光強度、そしてItは透過光強度です。製品ページに記載されているフレネル値は垂直入射時の値です。
物理特性
動画1.ヌープ硬度テスト
ヌープ硬度
ヌープ硬度(HK)は材質の機械的硬度を表し、通常、脆性のある材質に対して適用されています。ヌープ硬度は、ピラミッド型ダイヤモンド圧子を試料に押し付け、その圧痕を分析することで得られます。テストの過程は右の動画1でご紹介しています。テスト後、ヌープ硬度は以下の式を用いて計算します。
HKはヌープ硬度、Kは圧子形状に関連する定数、Pはテスト荷重、そしてLは、ダイヤモンド形の圧痕の最長の対角線の長さです。
弾性率:ヤング率、剛性率、体積弾性率
ヤング率(縦弾性係数)、剛性率(せん断弾性係数)、体積弾性率(体積弾性係数)はすべて、応力に対して物質がどのように変形するか、または歪むかを表す量です。応力は試料の単位断面積に加わる力の大きさを表し、以下の式で求めることができます。
σは応力、Fは試料の断面積Aに加えられた力です。歪みは応力によって生じた試料の変形を表し、下記の式で求められます。
εは歪み、Δxは試料サイズの変化量、xは試料の初期サイズです。
ヤング率、剛性率、体積弾性率は、部材の剛性を数値化するのに便利です。硬い物質は、柔らかい物質に比べて弾性率が大きくなります。
動画 2. ヤング率の測定
ヤング率
縦弾性係数としても知られるヤング率(E)は、圧縮または引張応力により物質がどのように変形するかを表します。ヤング率を測定するには、試料を長さ方向に沿って引っ張るか圧縮し、その長さの変化を測ります。動画2では、ヤング率の測定方法の1つをご紹介しています。ヤング率は試料の垂直方向の応力を垂直方向の歪みで割ることによって求められます。動画2や下記の式において、Eはヤング率、Lは試料の初期の長さ、ΔLは試料の長さの変化、Fは断面積Aの試料に垂直に加えられた力です。
動画 3. 剛性率の測定
剛性率
剛性率(G)は、せん断力が加わった時(動画3のように、試料の1つの表面に平行な力を加え、裏面に反対方向の力を加えた時)に、試料がどのように変形するかを表す量です。この剛性率は、試料のせん断応力をせん断歪みで割ることによって求められます。せん断応力とせん断歪みは動画3で説明しています。右の動画や下記の式において、Gは剛性率、hは試料の高さ、Δxはせん弾力Fによる形状の変化、Aはせん弾力が加わった面の面積です。
動画 4. 体積弾性率の測定
体積弾性率
体積弾性率(K)は、均一に圧力が増加した時に、物質の体積が変化する硬さを表しています。物質は、外部から均一な高い圧力を受けると、収縮する傾向にあります。体積圧縮率は、この収縮に対して物質がどの程度対抗できるかを表す量です。この体積圧縮率は試料の体積応力を体積歪みで割ることによって求められます。動画4と下記の式において、Kは体積圧縮率、Vは試料の初期体積、そしてV′は、均一な圧力変化ΔPを受けて変化した試料の体積です。
動画 5. ポアソン比の測定
ポアソン比
ポアソン比ν(nu)は、物質を引っ張ったときにその力の垂直方向に物質がどの程度収縮するか、または反対に圧縮したときにその力の垂直方向にどの程度伸びるかを表します。ゴムバンドを引っ張るとゴム幅が細くなる様子を考えてみてください。引っ張れば引っ張るほどゴム幅は細くなります。ポアソン比は、動画5に示すように圧縮することによって径がどの程度大きくなるかを測定することによっても求められます。定義を数式で表すと、軸方向の歪の変化量に対する横軸方向の歪の変化量の比に、-1を乗じた量になります。動画5と下記の式において、εtransは横軸方向の歪(つまり、加わっている力Fに垂直な方向の歪)、εaxialは軸方向の歪(つまり、加わっている力の方向の歪)です。dεaxialならびにdεtransは、加わった力による試料の歪の変化量です。
ポアソン比とヤング率、剛性率、体積弾性率の関係
等方性材料におけるポアソン比、ヤング率、剛性率、体積弾性率の間には線形性があります。よってある材料における2つの量が分かれば、他の量は計算可能です。等方性材料は、どの方向においても全く同じ物理特性を持っています。言い換えれば、異なった軸方向に力を加えても、物理特性は同じということです。N-BK7やN-SF11など多くの光学ガラスは等方性で、弾性率は下記の式で求められます。
Eはヤング率、Gは剛性率、Kは体積弾性率、νはポアソン比です。この関係性は、異方性材料には当てはまりません。当社のフッ化ガラスをはじめとする多くの結晶材料は異方性のため、弾性率は各々に測定する必要があります。なお、弾性率として測定値ではなく計算値を記載している光学材料については、仕様表にその旨を記載しています。
熱特性
熱膨張係数
熱膨張係数(CTE)は、温度の変化に伴う材質の膨張または収縮に関する性質を表します。正の熱膨張係数は、温度の上昇によって材料が膨張することを表し、負の熱膨張係数は、温度の上昇によって材料が収縮することを表します。特に線熱膨張係数(aL)は温度変化による材料の長さの変化を数値で表すもので、以下の式で記述されます。
aLは線熱膨張係数、Lは試料の初期の長さ、dLは試料の長さの変化、そしてdTは温度変化です。
温度による屈折率の変化
材料の屈折率は、それを通過する光の波長だけでなく、右のグラフのように温度にも依存します。温度による屈折率の変化は熱光学係数とも言われ、通常dn/dTで表されます。熱光学係数は温度領域と波長の両方によって変化するため、これに関する材料の仕様を示す際には標準的な温度範囲とテスト波長を選択しています。
結晶特性
水平軸 対 垂直軸
結晶材料のデータは、正確さを期すために、しばしば結晶の水平軸と垂直軸の両方に関して与えられます。結晶構造によって、光学軸方向の光学特性と垂直軸方向の光学特性が異なることがあります。水平軸、または異常光線軸とは、光が複屈折することなく透過する軸のことです。結晶の光学軸に対して平行になります。垂直軸、または常光線軸は、光学軸に対して垂直です。
Alpha-BBO Optics Selection |
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Alpha-BBO(α-BBO、α-BaB2O4)は、β-BBOの高温構造で、ほぼ同様の物理ならびに光学特性を有する負の1軸性結晶です。α-BBOはその高い複屈性の構造により偏光子として適した材料です。 損傷を受けやすい柔らかい結晶なので、当社のα-BBO偏光子製品の多くは金属製の筺体に収納されています。 筐体はネジやアダプタを使用することにより、当社のオプトメカニクス製品へ簡単に取り付けることができます。 Alpha-BBOの透過帯域は190 nm~3.5 µmです。 587.6 nmでの常光の屈折率は1.673、異常光の屈折率は1.533です。
α-BBOから作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Barium Fluoride Optics Selection |
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フッ化バリウム(BaF2)は、UV域~赤外域(200 nm~11 µm)において透明性があります。屈折率は1.064 µmで1.468です。 フッ化カルシウム(CaF2)の特性と似ていますが、高エネルギ放射に対して高い耐性があります。 しかし、水に対する耐性はフッ化カルシウム(CaF2)より低くなります。 フッ化バリウム(BaF2)は、水に触れると500 °Cで顕著な劣化が見られますが、乾燥した環境においては最高800 °Cにさらされる用途でも使用可能です。
基本的に、光学素子の取扱いには常に手袋をご着用ください。 また、フッ化バリウム(BaF2)は素手で取り扱うと危険な材料なので、 安全のため、フッ化バリウム(BaF2)取扱い時には手袋を着用し、取扱い後には徹底的に手を洗ってください。フッ化バリウムの製品安全データシート(MSDS)は こちら からダウンロードいただけます。
フッ化バリウム(BaF2)から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Calcite Optics Selection |
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方解石(CaCO3) またはアイスランドスパ(氷州石)は、一般的に偏光光学素子に用いられる結晶材料です。 方解石偏光子は偏光スプリッタ/コンバイナ、または1つの直線偏光のみを透過させる偏光素子として使用可能です。 方解石は損傷を受けやすい柔らかい結晶なので、当社の方解石偏光子製品の多くは金属製の筺体に収納されています。 筐体はネジやアダプタを使用することにより、当社のオプトメカニクス製品へ簡単に取り付けることができます。上の透過率データはコーティング無しのグランレーザ方解石偏光子で取得しました。方解石の透過帯域は300 nm~2.3 μmで、1.064 µmでの常光の屈折率は1.642、異常光の屈折率は1.480です。方解石では2.3 µmより長波長側において常光と異常光の吸収係数が異なってくるため、これらの偏光子をその波長域で使用することはお勧めいたしません。
方解石から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Calcium Fluoride Optics Selection |
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フッ化カルシウム(CaF2)はUV域~赤外域(180 nm~8.0 µm)において透明性があります。 屈折率は1.064 µmで1.428で、機械的特性や環境特性においても安定性が高い材質です。 フッ化カルシウム(CaF2)は、高い損傷閾値、低い蛍光発光性を許容し、かつ、高い均一性が求められる用途に適します。 エキシマレーザーシステム系や、分光法や冷却型赤外線イメージングなどでよく用いられます。
フッ化カルシウム(CaF2)から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
F2 Optics Selection |
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F2は、可視ならびに近赤外域で優れた性能を発揮するフリントガラスです。 高い屈折率と低いアッベ数により、等辺分散プリズムとしての使用に適しています。 N-SF11と比べると、化学的耐性に優れており、透過率も若干高くなっております。 F2の透過帯域は385 nm~2 µmで、屈折率は587.6 nmで1.620です。
F2から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Germanium Optics Selection |
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ゲルマニウム(Ge)の透過帯域は幅広く(2.0~16 µm)、また可視スペクトル域で不透明度が高いため、IRレーザの用途に適しています。 よって医療・バイオ分野や軍事用途のイメージングに良く用いられます。 またゲルマニウム(Ge)は、空気、水、アルカリ、酸(硝酸を除く)に不活性です。 透過特性は温度に極めて敏感です。100 °Cで不透明になり、200°Cでは完全に非透過になるほど吸収率が大きくなります。 屈折率は、10.6 µmで4.004です。
基本的に、光学素子の取扱いには常に手袋をご着用ください。 また、ゲルマニウム(Ge)は素手で取り扱うと危険な材料なので、 安全のため、取扱い時の手袋着用に加え、事後の徹底的な手洗いなど、すべての安全上のご注意をお守りください。 ゲルマニウムの製品安全データシート(MSDS)はPDF形式でこちらからダウンロードできます。
ゲルマニウム(Ge)から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Magnesium Fluoride Optics Selection |
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フッ化マグネシウム(MgF2)は、幅広い波長で透明性があります。 200 nm~6.0 µmで透過するため、UV域から赤外域での用途に適しています。 非常に丈夫で耐久性のある材質なので、高い応力に耐えることが求められる環境でも使用可能です。 マシンビジョン、顕微鏡、産業用途で一般的に使用される材質です。 フッ化マグネシウム(MgF2)の587.6 nmにおける常光の屈折率は1.378、異常光の屈折率は1.390です。
フッ化マグネシウム(MgF2)から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
N-BK7 Optics Selection |
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N-BK7は、RoHs準拠のホウケイ酸クラウンガラスです。 可視ならびに近赤外域(350 nm~2.0 µm)において透過率が優れております。 N-BK7は、高品質な光学部品によく使われています。 物理的にも化学的にも様々な応力に耐性のある硬化ガラスです。 比較的傷がつきにくく、化学的にも耐性があります。 気泡や含有物も少ないため精密レンズに適した材料です。 屈折率は、587.6 nmで1.517です。
N-BK7から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
N-F2 Optics Selection |
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N-F2は、F2とほぼ同一の光学特性となるように作られたRoHS準拠のフリントガラスで、可視ならびに近赤外域で優れた性能を発揮します。高い屈折率と低いアッベ数により、等辺分散プリズムとしての使用に適しています。N-F2の透過帯域は420 nm~2 µmで、屈折率は587.6 nmで1.620です。
N-F2から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
N-SF11 Optics Selection |
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Spherical Lenses | Plano-Concave | Uncoated |
A Coated (350-700 nm) | ||
B Coated (650-1050 nm) | ||
C Coated (1050-1700 nm) | ||
Bi-Concave | ||
Prisms | Anamorphic Pairs | |
Equilateral Dispersing |
N-SF11はRoHs準拠の重フリントガラスで420 nm~2.3 µmにおいて透明性があります。 N-BK7より分散率は高く、その他についてはN-BK7と同様の特性を有します。 高い屈折率と低いアッベ数により分散力が大きく、可視域で高い分散が求められる用途に適しています。 屈折率は587.6 nmで1.785です。
N-SF11から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Potassium Bromide Optics Selection |
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臭化カリウム(KBr)は、UV(紫外)~IR(赤外)(250 nm~26 µm)で透明です。10.6 µmでの屈折率は1.525で、力学的に安定しています。KBrは一般に赤外光用のウィンドウなどに用いられます。一般的な応用分野としては、フーリエ変換(FTIR)方式を含む赤外分光光度法などが挙げられます。KBrは柔らかく吸湿性があるため、これを用いた光学コンポーネントは湿度の高い環境などで過剰な湿気にさらさないことが求められます。
KBrを用いた光学素子のラインナップについては、下の写真をクリックするか、右表下をクリックしてご覧ください。
PTFE Specifications | |
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Index of Refractiona | 1.4 |
Sellmeier Equation | - |
Abbe Number (Vd) | Not Defined |
Transmission Range | 30 µm - 1 mm |
Density | 2.2 g/cm3 |
Knoop Hardness | - |
Young's Modulus | 1.8 GPa |
Shear Modulus (Calculated value) | 0.62 GPa |
Bulk Modulus (Calculated value) | 7.5 GPa |
Poisson's Ratio | 0.46 |
Coefficient of Thermal Expansion at 20°C | 135 x 10-6 /°C |
Heat Capacity | 1.3 J/(g*K) |
Melting Point | 327 °C |
Change in Index of Refraction with Temperature | - |
PTFE Optics Selection |
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当社では、520 GHzで約1.96の低い電誘率、屈折率が1.4のポリテトラフルオロエチレン(Virgin White PTFE)製のプラスチック平凸レンズをご用意しています。 PTFEの低い誘電率により挿入損失はかなり低くなります。
PTFEは、300 GHz~10 THzの周波数帯域、または30 μm~1 mmの波長帯域と定義されるテラヘルツ域での用途に適しています。 テラヘルツ(THz)帯は、分光法、天文学、リモートセンシング、ならびにセキュリティ(THzイメージング)といった用途でよく使用されるようになってきています。 電磁波スペクトルにおいては、マイクロ波と光の間に位置します。
PTFEから作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Rutile Optics Selection |
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ルチル(TiO2)は耐性が高く、屈折率ならびに複屈折性が大きいため、偏光子として適した材料です。 当社のルチル偏光子は、100,000:1の極めて高い消光比を有します。 また、エアスペース設計で2.2~4 µmの波長範囲のレーザで使用する用途向けにラインナップしています。上の透過率データはARコーティング付きのTiO2 偏光子を用いて測定されたものです。1.064 μmでの異常光の屈折率は2.734、常光の屈折率は2.482です。
ルチルから作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Sapphire Optics Selection |
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サファイア(Al2O3)は表面強度が非常に高いため、サファイア以外の材質により傷がつくことはほとんどありません。 よって他の材料よりもさらに薄い光学素子を作ることが可能です。 サファイアは1,000 °Cまで化学的に不活性で、水や一般的な酸、アルカリに対して不溶性です。 UV域~赤外域(200 nm~4.5 µm)まで透明性があります。 この材料は赤外域のレーザーシステムでよく使われており、1.064 µmでの常光の屈折率は1.754、異常光の屈折率は1.747です。
サファイアから作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Silicon Optics Selection |
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シリコン(Si)レンズやウィンドウは、近赤外域や中赤外域の一部で使用する用途に適しています。 シリコン(Si)は高い熱伝導性と低い密度によりレーザーミラーに適しています。 しかし9 µmで強い吸収帯があるのでCO2レーザの透過用途には適しません。 シリコン(Si)製の光学素子は、特にイメージング、医療・バイオ分野や軍事用途などにも適しています。 当社の量子カスケードレーザではシリコン光学素子の使用に適した出力波長を多数ご用意しております。透過波長帯域は1.2~8.0 µmで、屈折率は4.58 µmで3.423です。
シリコン(Si)から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
UV Fused Silica Optics Selection |
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UV溶融石英(UVFS)は、N-BK7の透過帯域を超えたUV域での用途に適しています。 N-BK7と比べてより広い波長(185 nm~2.1 µm)において透明性があり、屈折率は低く、そして均一性は高くなっています。 傷がつきにくく、熱膨張係数が低いという性質があります。 UV溶融石英(UVFS)は、290 nmよりも長い波長では蛍光を発しません。 屈折率は587.6 nmで1.458です。
UV溶融石英(UVFS)から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Yttrium Orthovanadate Optics Selection |
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オルトバナジン酸イットリウム(YVO4)は正の単軸結晶で、おもに偏光光学素子に用いられています。大きな複屈折性と赤外域に及ぶ幅広い透過域を有し、赤外用偏光子に適しています。
YVO4から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Zerodur Optics Selection |
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Zerodur®は熱膨張係数(CTE)が非常に低いガラスセラミックです。Schott社が製造しており、熱によるドリフトに敏感な用途向けのミラーの製造に使用されています。無機、無孔のリチウムアルミノケイ酸ガラスセラミックで、ガラス相にナノ結晶が均一に分散されています。CTE均一性と化学的安定性に優れており、高精密光学システムによく使用されます。当社では反射型のZerodur光学素子のみのご提供となっているため、透過率のデータや仕様はご用意しておりません。
Zerodurから作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
Zinc Selenide Optics Selection |
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セレン化亜鉛(ZnSe)は可視領域の赤色光において幅広い透過帯と低い吸収率を発揮するため、通常、10.6 µmで動作するCO2レーザーシステムに安価なHeNeアライメント用レーザを組み込んで使用する際に用いられます。 セレン化亜鉛(ZnSe)は、600 nm~16 µmの波長において透明性があり、赤外域での用途に適しています。 また赤外線イメージングシステムでもよく使われます。 セレン化亜鉛(ZnSe)は、ゲルマニウム(Ge)やシリコン(Si)と異なり、可視光もある程度透過するので、光学素子を目視でアライメントすることができます。 しかし、かなり柔らかいため傷がつきやすい難点があります。 セレン化亜鉛(ZnSe)の屈折率は、10.6 µmで2.403です。
基本的に、光学素子の取扱いには常に手袋をご着用ください。 また、セレン化亜鉛(ZnSe)は素手で取り扱うと危険な材料なので、 安全のため、取扱い時の手袋着用に加え、事後の徹底的な手洗いなど、すべての安全上のご注意をお守りください。製品安全データシート(MSDS)はこちら(英語版はこちら)からPDF形式でダウンロードいただけます。
セレン化亜鉛(ZnSe)から作られた光学素子のラインナップについては、下の写真または右表下をクリックしてください。
当社では240 nm~12 µmの波長範囲からお選びいただけるアクロマティックレンズを豊富に取り揃えております。 下表は、当社のアクロマティックレンズに使用されている材料のリストです。こちらをクリックすると当社のアクロマティックレンズのラインナップがご覧いただけます。
Achromatic Substrate Specifications | ||||||||||||||
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Substrate | Uncoated Transmission Range | Uncoated Transmission Graph | Attenuation Coefficient | Abbe Number, Vd | Density (g/cm3) | Knoop Hardness (kg/mm2) | Young Modulus (GPa) | Shear Modulusa (GPa) | Bulk Modulusa (GPa) | Poisson's Ratio | CTEb (x 10-6 /°C) | Specific Heat (J/(g*K)) | Tgc (°C) | dn/dTd (x 10-6 /°C) |
CaF2 | 180 nm - 8.0 µm | - | 95.31 | 3.18 | 158 | 75.8 | 33.77e | 82.71e | 0.26 | 18.85 | 0.854 | 1418 | -10.6 | |
UVFS | 185 nm - 2.1 µm | - | 67.82 | 2.2 | 461 | 73.6 | 31.5 | 37.2 | 0.17 | 0.55 | 0.736 | ~1200 | 11.9 | |
N-BK7 | 350 nm - 2 µm | 64.17 | 2.51 | 610 | 82 | 34.0 | 46.5 | 0.206 | 7.1 | 0.858 | 557 | 2.4 | ||
N-K5 | 350 nm - 2.1 µm | 59.48 | 2.59 | 3.03 | 71 | 29.0 | 42.9 | 0.224 | 8.2 | 0.783 | 546 | 1.4 | ||
N-KZFS5 | 350 nm - 2.1 µm | 39.7 | 3.04 | 555 | 89 | 35.8 | 57.7 | 0.243 | 6.4 | 0.73 | 584 | 4.2 | ||
N-LAK22 | 350 nm - 2.1 µm | 55.89 | 3.77 | 600 | 90 | 35.5 | 64.1 | 0.266 | 6.6 | 0.55 | 689 | 2.4 | ||
N-SK2 | 350 nm - 2.3 µm | 56.65 | 3.55 | 550 | 78 | 30.9 | 54.9 | 0.263 | 6 | 0.595 | 659 | 3.6 | ||
N-SSK2 | 350 nm - 2.3 µm | 53.27 | 3.53 | 570 | 82 | 32.5 | 57.2 | 0.261 | 5.8 | 0.58 | 653 | 4.3 | ||
N-SSK5 | 350 nm - 2.2 µm | 50.88 | 3.71 | 590 | 88 | 34.4 | 66.1 | 0.278 | 6.8 | 0.574 | 645 | 2.2 | ||
SF2 | 350 nm - 2.2 µm | 33.85 | 3.86 | 410 | 55 | 22.4 | 33.6 | 0.227 | 8.4 | 0.498 | 441 | 2.7 | ||
SF5 | 350 nm - 2.3 µm | 32.21 | 4.07 | 410 | 56 | 22.7 | 35.0 | 0.233 | 8.2 | - | 425 | 3.5 | ||
ZnS | 370 nm - 13 µm | - | 19.86 | 4.09 | 160 | 74.5 | - | - | 0.28 | 6.5 | 0.515 | 1765 | 38.7 @ 3.39 µm | |
FD10 (SF10) | 400 nm - 2.3 µm | 28.41 | 4.28 | 430 | 64 | 26.1 | 39.8 | 0.232 | - | 0.465 | 454 | 7.5 | ||
LAFN7 | 400 nm - 2 µm | 34.95 | 4.38 | 520 | 80 | 31.3 | 60.6 | 0.28 | 5.3 | - | 500 | 6.3 | ||
N-BAF10 | 400 nm - 2.1 µm | 47.11 | 3.75 | 620 | 89 | 35.0 | 64.8 | 0.271 | 6.2 | 0.56 | 660 | 3.8 | ||
N-BAF4 | 400 nm - 2.1 µm | 43.72 | 2.89 | 610 | 85 | 34.5 | 52.7 | 0.231 | 7.2 | 0.74 | 580 | 2.2 | ||
N-BAF52 | 400 nm - 2.1 µm | 46.6 | 3.05 | 2.42 | 86 | 34.8 | 54.5 | 0.237 | 6.9 | 0.68 | 594 | 2.3 | ||
N-BAK4 | 400 nm - 2.2 µm | 43.72 | 2.89 | 610 | 85 | 34.5 | 52.7 | 0.231 | 7 | 0.74 | 580 | 7.2 | ||
N-BALF4 | 400 nm - 2.3 µm | 53.87 | 3.11 | 540 | 77 | 30.9 | 50.3 | 0.245 | 6.5 | 0.69 | 578 | 4.2 | ||
N-F2 | 400 nm - 2.1 µm | 36.36 | 2.65 | 600 | 82 | 33.4 | 50.2 | 0.228 | 7.8 | 0.81 | 569 | 2.1 | ||
N-KZFS8 | 400 nm - 2.2 µm | 34.7 | 3.2 | 570 | 103 | 41.3 | 68.1 | 0.248 | 7.8 | 0.76 | 509 | 2.4 | ||
N-LAK10 | 400 nm - 2 µm | 50.62 | 3.69 | 780 | 116 | 45.1 | 90.3 | 0.286 | 5.7 | 0.64 | 636 | 4.2 | ||
N-SF1 | 400 nm - 2 µm | 29.62 | 3.03 | 540 | 90 | 36.0 | 60.0 | 0.25 | 9.1 | 0.75 | 553 | 0 | ||
N-SF2 | 400 nm - 2.3 µm | 33.82 | 2.72 | 539 | 86 | 34.9 | 53.3 | 0.231 | 6.7 | 0.69 | 608 | 2.6 | ||
N-SF4 | 400 nm - 2.1 µm | 27.38 | 3.15 | 520 | 90 | 35.8 | 61.5 | 0.256 | 9.5 | 0.76 | 570 | -0.7 | ||
N-SF5 | 400 nm - 2.2 µm | 32.25 | 2.86 | 620 | 87 | 35.2 | 55.1 | 0.237 | 7.9 | 0.77 | 578 | 1.8 | ||
N-SF6HT | 400 nm - 2.1 µm | 25.36 | 3.37 | 550 | 93 | 36.8 | 65.1 | 0.262 | 9 | 0.69 | 589 | -0.8 | ||
N-SF8 | 400 nm - 2.1 µm | 31.31 | 2.9 | 600 | 88 | 35.3 | 57.5 | 0.245 | 8.6 | 0.77 | 567 | 0.9 | ||
N-SF10 | 400 nm - 2.3 µm | 28.53 | 3.05 | 540 | 87 | 34.7 | 58.5 | 0.252 | 9.4 | 0.74 | 559 | -0.5 | ||
N-SSK8 | 400 nm - 2.1 µm | 49.83 | 3.27 | 570 | 84 | 33.6 | 56.2 | 0.251 | 7.2 | 0.64 | 616 | 2.0 | ||
SF6HT | 400 nm - 2.3 µm | 25.43 | 5.18 | 370 | 55 | 22.1 | 35.8 | 0.244 | 8.1 | 0.389 | 423 | 6.8 | ||
SF10 | 400 nm - 2.3 µm | 28.41 | 4.28 | 430 | 64 | 26.0 | 39.8 | 0.232 | 7.5 | 0.465 | 454 | 5.3 | ||
N-SF11 | 420 nm - 2.3 µm | 25.68 | 3.22 | 615 | 92 | 36.6 | 63.1 | 0.257 | 8.5 | 0.71 | 592 | 0.1 | ||
N-SF56 | 450 nm - 2.2 µm | - | 26.1 | 3.28 | 560 | 91 | 36.3 | 61.9 | 0.255 | 8.7 | 0.7 | 592 | -0.3 | |
N-SF57 | 450 nm - 2.1 µm | 23.78 | 3.53 | 520 | 96 | 38.1 | 66.7 | 0.26 | 8.5 | 0.66 | 629 | -0.5 | ||
ZnSe | 600 nm - 16 µm | - | - | 5.27 | 112 | 67.2 | - | 40.0e | 0.28 | 7.1 | 0.399 | 1520 | 61 @ 10.6 µm | |
Silicon | 1.2 µm - 8.0 µm | - | - | 2.33 | 1150 | 131 | 79.9e | 102.0e | 0.266 | 4.5 | 0.703 | 1417 | 160 @ 10.6 µm | |
Germanium | 2.0 - 16 µm | - | - | 5.33 | 780 | 102.7 | 67e | 77.2e | 0.28 | 6.1 | 0.31 | 936 | 277 @ 10.6 µm | |
E-BAF11 | - | - | 48.31 | - | 560 | 92.9 | 36.5 | 68.5 | 0.274 | 69 | - | - | 3.9 @ 6.43 nm |
当社では、成形プラスチック、成形ガラス、ならびに精密研磨の非球面レンズを各種取り揃えております。 下表は、当社の非球面レンズに使用されている材料のリストです。こちらをクリックすると当社の非球面レンズのラインナップがご覧いただけます。
Posted Comments: | |
yiduo wang
 (posted 2024-08-22 20:04:42.37) Hi, could you provide the polarization response curve of UV fused silica windows (WG41010), is it polarization sensitive? jdelia
 (posted 2024-08-23 01:23:14.0) Thank you for contacting Thorlabs. These windows are not polarization sensitive; they are isotopic homogeneous media. As such, we do not have polarization response curves for these products. Luis Vazquez
 (posted 2024-05-29 13:46:35.73) Hi,
I will order a couple of UV fused silica windows (WG42012) from your website. However, I would like to know the type of fused silica used for these windows (Suprasil, Corning 7980 or NIFS-U).
Regards, cdolbashian
 (posted 2024-06-04 01:41:12.0) Thank you for reaching out to us with this inquiry. These would be Corning 7980 UV fused silica substrate. allan bereczki
 (posted 2023-06-12 12:58:31.14) Hello, could you provide the cut orientation (crystalline axis) of the sapphire windows?
thank you cdolbashian
 (posted 2023-06-23 08:45:49.0) Thank you for reaching out to us with this inquiry Allan. These windows will be Z-cut. Hannu Henttinen
 (posted 2023-03-14 07:59:30.31) Hello, I was wondering, if there is a high-resolution image of the transmission range of optical materials, that I could print as a A3 poster to my cubicle wall, as a shorthand reference.
Thank you. jgreschler
 (posted 2023-03-14 11:07:36.0) Thank you for reaching out to Thorlabs, we are looking into this idea and I will be in touch with you to let you know how the conversation progresses. Yazan Lampert Almahmoud
 (posted 2022-07-19 23:54:37.823) Dear all,
we were wondering if you provide polished thick Si structure and about the cost of custom dimension such as 100 mm^2 cube or other shapes.
Could you also provide us the lead time for such an order.
Best,
Yazan Lampert-Almahmoud jdelia
 (posted 2022-07-22 03:55:14.0) Thank you for contacting Thorlabs. We are contacting you directly to discuss the feasibility of this custom solution. Tom Whitaker
 (posted 2021-03-31 18:11:49.167) You specify that the material used for some of your polarizing beamsplitters is N-SF1. In your Optical substrates, you list a number of materials, including N-SF11. Are these the same? I am interested in knowing the refractive index for the beamsplitter at 461 nm. Thanks. YLohia
 (posted 2021-04-01 10:58:21.0) Thank you for contacting Thorlabs. N-SF1 and N-SF11 are different glass materials offered by Schott. Please see the Schott website for N-SF1 refractive index information: https://shop.schott.com/advanced_optics/en/Optical-Glass/N-SF1/c/optical-glass/glass-N-SF1 Jon Twichell
 (posted 2020-09-21 10:37:10.713) It would be helpful if you included thermal conductivity in your lists of properties of optical substrates. YLohia
 (posted 2020-09-21 01:49:38.0) Hello Jon, thank you for your feedback. We will consider adding this information to these tables. nisanns
 (posted 2018-05-08 09:49:50.003) The ordinary and extraordinary refractive indices for alpha-BBO in the optical substrates page are both wrong. Should be no=1.6776,ne=1.5534,at 532 nm, as from the referenced Castech site and others. The values at 587.6 nm would not be that much different. YLohia
 (posted 2018-05-09 10:04:25.0) Hello, our original citation was for a dispersion formula from Castech, but we have reason to believe that not may be accurate ("Design of a broadband UV–visible alpha-barium borate polarizer", Appel et al.), so we have updated our equations. Thank you for bringing this to our attention. I am working with our Technical Marketing team to remove the previous reference. vandreev
 (posted 2016-11-23 05:48:02.6) Dear Thorlabs Technical Support Members,
it would be very useful if you could include the stress-optical coefficients in the technical data of optical substrates.
Best regards,
Vitaly Andreev tfrisch
 (posted 2016-11-28 11:13:20.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. I will reach out to you directly about these specs. yao.yue
 (posted 2016-11-14 20:00:57.88) Could you provide the raw data for the index of refraction for the materials as well? tfrisch
 (posted 2016-11-17 07:30:54.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. I will reach out to you directly about the index curves. duff.howell
 (posted 2015-10-22 20:26:40.37) Looking at your information on alpha barium borate (a-BBO) You may have a typo in the Sellmeier equation for the ordinary index of refraction. The first term you list is 2.7471. I have been surveying online information for info on the coefficients, and the primary value shown is 2.7359. Since the other three coefficients of this ordinary index equation, and all four of the coefficients for the extraordinary index match the same publications, it seemed likely to have been a data entry error. myanakas
 (posted 2015-10-27 03:43:50.0) Response from Mike at Thorlabs: Thank you for your feedback. 2.7359 is the coefficient used for Beta-BBO, while 2.7471 is the coefficient used for Alpha-BBO. I will contact you directly to discuss the publication you have found. hoochihoo
 (posted 2015-08-12 15:19:31.263) Hello. I think i found an error on this webpage:
https://www.thorlabs.de/newgrouppage9.cfm?objectgroup_id=6973&tabname=Calcite
the error is: the y axis of the index of refraction plot doesnt seem to be correct. I noticed because the sellmeier equations that you give below the plot are giving me very different refraction indexes.
Which one of them is correct? The plot or the sellmeier equation? myanakas
 (posted 2015-08-12 01:16:35.0) Response from Mike at Thorlabs: Thank your for your feedback. You are correct, the index of refraction plot for our calcite is incorrect. We have now updated this to match what would be given using the Sellmeier equation on the page. |